カントク佐藤の独り言6
vol. 33 2019-09-26 0
こんちゃー、いやおはようございます。
佐藤です。
今日は酔っ払っていません。また、今日は飲みません!
毎日ブログなどをアップする人を「すごいなぁ、ワシにはできないな」と思っていましたが、ここ数日は僕自身も何かしら書いています。少しでも編集を進めることが一番大事なミッションですが、何かひとつやる事を決めるのも生活や仕事のパターンを作るうえでいいのかもしれません。
知り合いに、毎朝(といっても夜中ですが)さして代わり映えしない朝食の写真を律儀に同じアングルで撮ってフェイスブックにアップしている人がいます。
一見自虐的なギャグに思えるのですが、彼には自立生活をするうえでの大事な指標になっているようです。
その彼の心持ちや如何に?との興味を覚えて、一晩撮影にお邪魔したことがありました。
きっと映画の中でも出てくると思います。
一年半にわたって取り止めもなく撮影してきました。時には「こんなとこ撮ってどうすんの?」「馬鹿みたいに回すよね」とか言われながら、実際にほとんど無計画。
フィルム時代なら不可能なやり方です。
カメラの前にいる人の生活(というか、生きている様子・生態と言ってもいいかもしれません)をなるべくナマで収めたいという、撮られる側からすれば甚だ迷惑な行為です。ある人から「自分だけ健常者みたいな顔してないで自分の変なところも撮りなさいよ!」と言われたことがあります。
まあしかし、いわゆる健常者といわゆる障害者のあいだを描く・そもそも障害者/健常者というカテゴライズがどうなの?というこの映画の趣旨から言えば、僕自身も例外であるはずはなくそれはきっと画面のそこここにイキオイ出てくることになるでしょう。
そういう意味では「セルフドキュメンタリー」的な要素もありますが、それをあまり前面に出すと自己愛的な気色悪いものになってしまう。
隠そうとしても隠せないものだけに、あえて出す必要はないと思っています。
まあ、体臭のようなものですかね?
体臭といえば、タクシードライバーをやっているとさまざまな体臭に出会います。
「うわ、こりゃあキッツいなぁ」と鼻をつまみたくなるオッサンもいれば、なんだかウットリしてしまうようなほのかな匂いを漂わせた女性もいます。逆に趣味のいい香りを控えめに漂わせた紳士も、目がチカチカするほどの強烈な香水を撒き散らすハタ迷惑な女性も。
そして、ドライバー自身も強烈な匂いを放っていることが多いようです。
さて、今夜から約半月の乗務が続きます。
ともあれ、体臭には気をつけなければ、と思います。