著者サイモン・ヘファーさんへのインタヴュー動画の一部を公開しました
vol. 9 2022-10-15 0
今回の著者サイモン・ヘファーさんに、小町碧さんがインタビューした動画の冒頭部分を公開しました。
ヘファーさんは主に政治について研究・記述してきた歴史学者ですが、その見識は幅広く、芸術文化にも非常に詳しいことがこのインタヴュー動画からもうかがえます。
これまでは英国でさえ、ヴォーン・ウィリアムズがどんな作曲家で、何を成し遂げ、なぜ重要なのかといった全体的なことを簡潔に記述した本は出ていなかったとのこと。
本書の成立過程について驚くべき経緯をヘファーさんは話してくださっています。出版社から当初提案されたのは、かつての英国女性首相マーガレット・サッチャーについての伝記でしたが、それを断ってまで「ヴォーン・ウィリアムズの伝記を書きたい」と逆提案したのだというのです。
ここでヘファーさんはこう語っています。
「ヴォーン・ウィリアムズの音楽は、ヨーロッパの一部の地域に見られるような極端なファシズム的ナショナリズムのような恐ろし気な装具を身にまとった感じではなく、どこか穏やかで、私が考えるこの国の最良の価値観でした。つまり、良識や寛容さ、外交的な性質のことです」
詳しくはこちらの動画をぜひご覧ください。完全版が準備できたらまたお知らせいたします。