一本のムービーが世の中を大きく変える、かも。
vol. 11 2017-10-12 0
pvプロボノのホームページに、こんな言葉があります。
映像のチカラで
世界を幸せに
1本のムービーが、世の中を大きく動かす。
1本のムービーが、悲しみを笑顔に変える。
映像にはそんなとてつもないチカラがあると信じています。
pvプロボノの作った5分のプロモーションビデオが、世界自閉症フェスティバルの主催者レオノーラさんの心を動かしました。日本語版であったにもかかわらず、レオノーラさんは、
「すばらしい!」
と感じ、フェスティバルでの上映を決めました。夫のチャーリーさんは、
「むつかしい言葉をひとことも使わず、障がいのある人たちと一緒に生きることの意味、素晴らしさを語っている」
とおっしゃっていました。
「ぷかぷかの創業者は、自分たちと同じ哲学を持っていると感じた」
とも。
昨年pvプロボノにつくっていただいたプロモーションビデオは、ぷかぷかの日々発信しているメッセージ「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいいよ」を映像化して欲しい、というリクエストに応じて作られたものでした。そのメッセージが映像を通して見事に伝わったと思います。見る人が日本人なら、映像の中の言葉によるメッセージも一緒に伝わります。でも言葉のわからない外国の方なら、映像で伝わるものだけで勝負することになります。
レオノーラとチャーリーの反応を見て、映像の持つチカラをまざまざと感じました。今回、カナダに行くきっかけは、この映像の持つチカラが作ってくれたのです。
レオノーラさんには重い障がいを持った息子さんがいます。フェスティバルの会場にいたのですが、車イスに乗り、時々「う〜」と声を出していました。意思の疎通がかなりむつかしい方のようでした。
フェスティバル三日目の朝、アンソニー(息子さんの名前)を軸にしたレオノーラさんの家族の短いビデオの上映がありました。英語なので詳しい内容はわかりませんでしたが、アンソニーを中心にしたレオノーラ・チャーリー一家の幸福感に溢れたビデオでした。幸せな家族なんだなぁ、と思いました。
障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいい、というメッセージが、ストレートに届いたのは、レオノーラ・チャーリー夫妻のこの幸福感があったからだとビデオを見ながら思いました。
家族に障害者がいるわけでもないのに「一緒に生きていった方がいい」と言い切る姿勢に、レオノーラさんが共感し、ここまで「ぷかぷか」に注目するようになったのだと思います。家族に障害者がいて「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいい」というのと、家族に障害者がいなくて「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいい」というのとでは、メッセージの意味、伝わり方が全くちがいます。
フェスティバルで上映した2本の映像をYouTubeにアップし、フェスティバルに参加した世界各国の人たちと共有して欲しい、レオノーラさんにメールを送りました。
昨日の夜12時過ぎにレオノーラさんから来たメールです。
My honor to support your work! Let's reach the world Time is of essence
前半は「喜んでお仕事お手伝いします」という感じでしょうか。後半の意味がよくわからなくて、プロモーションビデオの英訳をした辻さんに聞いたところ、
おそらくworldのあとのピリオドがぬけていて、世界に届けましょう。時間が大事(早く行動しよう)! と言う意味では、
という返事がありました。
まとめると、
ぷかぷかのメッセージを世界の人々と共有する仕事、喜んでお手伝いします。早く世界に届けましょう。
という感じになるのでしょうか。
《 1本のムービーが、世の中を大きく動かす。》
ひょっとしたら、このことかも知れないと思いました。