チャーミングな手話プレイヤー
vol. 7 2022-06-18 0
皆さんこんにちは!
都内では紫陽花の花が色づき始めました。
白かったり、青かったり、様々な色合いを見せていますが、宮澤賢治は詩作品「林学生」の下書稿の中で風の色のことを「あぢさい色だ」と表現しています。
(どの藪もみんな花咲いてゐます)
(ほうこの風あぢさいゐろだ)
紫陽花色の風って、みなさんはどんな風だと思いますか?
さて、先日は白井さん、河合さん、彩木さんの3人で合わせ稽古でした!
作品の内容について細かく詰めていく話も面白かったのですが、休憩中に交わされる話の内容もまた面白い!今日はそんな雑談の中から生まれたお話をピックアップします。
笑顔で台本を確認する河合さん
アニメが大好きだという河合さんですが、なんと字幕がない頃から楽しんできたそうです。
(河合)
昔のアニメは字幕がなかったんですよね。だからろう者はすごく想像力を働かせて…私はゴジラに出てくるモスラや大魔神が大好きで、あれも字幕がないんですけれど、すごく想像力が働かせられるんです。
あと、トムとジェリー。あれもすごくイメージができるんですけど、今字幕がついて内容がわかって、ええ~!?みたいに思って、知らない方がよかった~って思っちゃって…そんな話だったんだ~って思っちゃって。イメージがガラガラガラ~って崩れちゃったみたいな…そういう時もありますね。
昔はアニメがすごく面白かったんです、字幕がなくてもすごく想像ができたんですけれども、今のアニメって想像がつきにくいというか、そういう作品が増えてるなあという気がします。
で、時には字幕がないまま映画を見た人に内容を手話で教えられたりするんですね、でも、そういう映画だったんだと思って字幕付きを見たら、あのろう者の説明した内容と違う!となることもあったりします(笑)。
アニメを見て、内容を汲み取って自分の頭の中でお話を想像することを続けていたからか、河合さんの手話表現はとてもユニークで、お茶目です。
パントマイムやジェスチャーの要素も取り入れた手話は、手話を知らない私たちでも感覚的に理解できてしまうほどの完成度と存在感!
一列に並ぶ3枚の写真。左から、笑顔で手を広げる河合さん。右手を上げ人差し指を立てる河合さん。衣装に着替えポーズをとる河合さん。衣装のスカートは上から青、水色、白、黄色、オレンジ色、赤とグラデーションになっている。
指先や手で、表情で、体全体で物語を表現する河合さんはとってもイキイキしていて、チャーミングです。
虹のようにカラフルなスカートは制作中の衣装なのですが、これは今公演のフライヤーの色とリンクしているんです!フライヤーに描かれているのは岩手の空。それがそのまま衣装になりました。
実際に衣装を着たときには、ウィッグまで付けてノリノリでポーズもとってくれました。
文字の向こう側に見える風景を手話で表現する河合さん。
河合さんの綾なす手話の躍動感と世界観を生で感じてください!
【公演案内】
日時:2022年6月29日(水)
【昼公演】13時30分開演 【夜公演】19時00分開演
会場:ルーテル市ヶ谷ホール
料金:一般 前売 4,500円 当日 5,000円
U25 前売 2,500円 (前売オンライン販売のみ・要身分証明書)
その他公演に関する詳細はこちらから!!
公演のチケット発売もカンフェティで受け付けております!!
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=6643
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