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桑畑&ポーター両監督の米アカデミー賞ノミネート応援をクラウドファンディングで実現!
第90回米アカデミー賞ノミネート『Negative Space』の桑畑監督とポーター監督を応援し、2018年3月4日に両監督と共にハリウッドのドルビー・シアターのレッドカーペットを歩こう!
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Tiny Inventionsの桑畑かほるさんとマックス・ポーターさんのアニメーション映画のファンで、二人の創作を応援しています。『Tiny inventions』のオスカーノミネートをうれしくて、クラウドファンディングでもっと二人を応援しようと思い立ちました。
第90回米アカデミー賞ノミネート『Negative Space』の桑畑監督とポーター監督を応援し、2018年3月4日に両監督と共にハリウッドのドルビー・シアターのレッドカーペットを歩こう!
2018年1月25日、うれしいニュースが飛び込んで来ました。第90回米アカデミー賞(オスカー)の短編アニメーション部門に桑畑かほるさんとマックス・ポーターさんが監督した『ネガティブ・スペース(原題)/Negative Space』がノミネートされたという朗報です。
桑畑監督は日本出身。日本人のアニメーション監督がオスカーの短編アニメーション部門にノミネートされるのは、山村浩二監督、加藤久仁生監督(『つみきのいえ』で第81回受賞)、森田修平監督、堤大介監督に続く5人目。
アニメーションの女性監督としては、日本人で初めてのノミネート!快挙です!!
わたしたちがRuさんこと桑畑かほるさんと、マックス・ポーターさんのアニメーションに注目したのは『
サムシングレフト・サムシングテイクン(Something Left, Something Taken)』(2010 年)でした。世界中のアニメーション映画祭で注目された、ダンボールのセットと手作りパペットの短編アニメーション。まっくんとルウが休暇に出かけたサンフランシスコで、逃亡中の連続殺人鬼"ゾディアック・キラー"と思われる男と遭遇し、軽妙な掛け合いと妄想を繰り広げるコメディ。
2014年あじさいの花が咲く頃、東京でわたしたちはRuさんと食事をしました。その時、「
新作です」と見せてもらったのが『ビトイーン・タ イムズ(Between Times)』。前作の軽妙さから時という物理・哲学的なテーマへ。舞台も制作もヨーロッパへ。ウィットに富んだストーリーに磨きがかかり、二人は腕を上げていました。
「
いつか、オスカーのレッドカーペットを歩かせてね」と軽口を交わしたものです。
それから3年半。わたしたちの夢と期待を、こんなに早く叶えてくれるとは!
わたしたちは『Negative Space』のオスカー受賞を信じ、さっそく祝杯を挙げました。
「
授賞式出席って、ドレスとかリムジンカーとか、なにかと物入りなんだって」と誰かが言うと、「クラウドファンディングで、Ruさんを応援しよう」という流れになったのです。
オスカー対象になるには、アメリカ大統領の選挙キャンペーンよろしく猛烈なPRが必要と聞いていましたが、ノミネートされ超過密なスケジュールを二人はこなしているそうです。
そんなところへ日本から「
クラウドファンディングで、日本からも応援したいんだけど・・・」と送ったメールに、「名称には笑うと同時にジーンと来ましたよ。オスカーが終わるまで目が回っているので、あまりクラウドファンディングのキャンペーンには参加できないのですが、よろしいですか」と、Ruさんから 丁寧な返事。
二人の負担にならないよう、勝手に応援します!
こうして、わたしたちの夢でもあるオスカーのレッドカーペットを歩く桑畑・ポーター両監督を応援するクラウドファンディングを立ち上げることにしたのです。
みなさん、応援をお願いいたします!
授賞式まで時間がありません、拡散もお願いします!!
クラウドファンディング「オスカーノミネート「Negative Space」の桑畑&ポーター両監督を応援!わたしも授賞式へ連れて行って!!」
発起人 伊藤裕美、本間由樹子
桑畑かほる監督とマックス・ポーター監督のファンと共に
すでに報道されており、桑畑かほるさんとマックス・ポーター(Max Porter)さんの経歴と作品はご存知と思いますが、わたしたちが知っているRuさんとマックスさんを紹介します。
フランスで『ネガティブ・スペース』を制作するマックスさん(左)とRuさん
Tiny Inventions(タイニー・インベンションズ)というユニット名で活動する、映画監督、アニメーション演出家、アニメーター、デザイナー、脚本家。
ハンドクラフトアートとディジタル技法を組み合わせた、独創的なミックスメディア・アニメーションで知られ、数々の国際賞を受賞。
桑畑かほるさんは日本出身。ニューヨークのファッション、アート、デザインの名門校パーソンズ・スクール オブ デザイン(Parsons the New School for Design)でアニメーションを専攻。2005年の卒業後はフリーランスとして独立。いろいろなアニメーションスタジオでデザイナーやアニメーターの実績を重ね、2007年にTiny Inventions(タイニー・インベンションズ)として、ポーターさんと活動を始める。ニューヨークを拠点に、TVコマーシャル、ミュージックビデオ、 公共広告、漫画などを手がけ、オリジナル企画のアニメーションも制作。
フランスで『ネガティブ・スペース』を制作するRuさん
『サムシングレフト・サムシングテイクン(Something Left, Something Taken)』(2010年)は世界中の国際映画祭でノミネート・受賞、招待上映された。
その後、インディペンデント(独立系)のクリエイターへの助成制度が整うヨーロッパへ移り、オランダのアニメーション・インスティチュート(NIAF)のアー ティストインレジデンスに2011年から1年半滞在して『ビトイーン・タイムズ(Between Times)』を制作。NIAFが閉鎖されることになり、二人は米国ボルティモアへ拠点を移して同作を完成させた。
『ビトイーン・タイムズ』も映画祭で絶賛を浴び、二人は世界のアニメーション界で確固たる地位を築く。米国のアートスクールで後進を指導しながら、自主制作と、商業作品などの受注制作を続ける。
二人を良く知る方によると、「
一個一個材料を集め,手作りし、二人で意見を交わし、編集にもこだわりを入れ、妥協をいれず長い時間をかけて作っています。 自分の好きな事を仕事としてやっていけるのは多くの仲間からの助けと、作品を楽しんでくれて応援してくださる方々のお陰だと思います」と。
© IKKI Films / Manuel Cam Studio
『ネガティブ・スペース(Negative Space)』は、フランスのクレールモンフェラン国際短編映画際でのフランスの脚本センター(Maison des Scénaristes)の新企画ピッチをきっかけにフランスのプロデューサーと出合い、フランスの制作会社IKKI FILMS (イッキーフィルムズ) とManuel Cam Studio (マニュエルカムスタジオ)とタッグを組み、 フランスのヴァンドームにあるCICLIC Animation Center(長期滞在型のアニメーション制作活動を支援する団体)の支援を受け(日本の公的助成ではなく!)、9ヶ月間滞在して現地のアーティストと共に制作。150以上の映画祭で上映され、1月末時点で53の映画賞(うち25はグランプリ/最優秀短編アニメ賞)に輝く。
Ruさんとマックスさんの映画には、日本とアメリカそれぞれで生まれ、アメリカで出会い、ヨーロッパで活動の幅を広げてきた二人だから描ける世界観と、二人ならではのウィットがあります。
二人は長編アニメーションの構想も抱いているとのこと。今後の創作活動を大いに楽しみです。
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© IKKI Films / Manuel Cam Studio
息子が父からスーツケースの詰め方を教わるというストーリーを通じて、親子の絆を描いた作品です。ロン・カーチーによる150字の詩を5分間の短編アニ メーションにした本作品は、手作業のストップモーション技法を用いて、詩で描かれた世界感を桑畑・ポーター両監督が演出しました。
ロン・カーチーの詩を読んだ時、桑畑さんは登場人物に対して他人とは思えないほどの深い親近感を感じたそうです。航空会社のパイロットであった彼女の父君は、詩の中で登場する父親と同様、出張で不在の事が多かったし、彼女が子供の頃、父の書斎の壁に出張用の持ち物リストが画びょうで貼ってあったそうです。本作品を作るにあたって、二人はそんな子供の頃の記憶をたどり、身の回りにあった物、質感、ささいな習慣などを出来るだけ細かく思い出し、日常生活にあふれている様々な物を再現するのに役立てたとのこと。
制作クレジット(Ruさんとマックスさんの仲間たち)
監督 / 脚本: マックス・ポーター&桑畑かほる
原詩:ロン・カーチー(Ron Koertge)
製作:IKKI Films & Manuel Cam Studio
プロデューサー:Nidia Santiago & Edwina Liard
副プロデューサー: Jean-Louis Padis
ナレーション::Albert Birney
セットデザイン: Ru Kuwahata, Marion Lacourt, Victoria Tanto, Max Porter
人形制作:Ru Kuwahata, Satoru Yoshida, Tomas Gebcyznski, Max Porter
アニメーション責任者:Sylvain Derosne
アニメーション補佐:Eric Montchaud, Ru Kuwahata
撮影責任者:Nadine Buss
撮影補佐: Simon Gesrel, Max Porter
プロダクション / ポストプロダクション管理:Nidia Santiago, Edwina Liard
プロダクションアシスタント: Philippe Baranzini, Walid Païenda, Fred Borja, Lucile Pellerin, Maxime Lebalanc, Juluien Renrad, Willy Fair
ポストプロダクション:Max Porter, Sami Guellai, Pierre Morin, Ru Kuwahata
編集:Max Porter
音楽 & 効果音制作:Bram Meindersma
音声録音: Keviln Hill, CAS
カラーグレーディング:Thibaut Pétillon
音響: Matthieu Langlet
このクラウドファンディングは、Ruさんとマックスさんの友人が個人ボランティアでおこなっています。
発起人の伊藤裕美と本間由樹子は映像やアニメーションの業界に携わっております。
伊藤は、2016年に「 WAT 2016 世界のアニメーション ー 独立系配給のMotionGalleryキャンペーン」の クラウドファンディングも成立させています。WAT 2016では、『ビトイーン・タイムズ』を東京、京都、姫路、名古屋で上映しました。
このファンディングに寄せていただく資金は、MotionGalleryの手数料とリターンの送料などの経費を差し引いた後、PayPalで桑畑・ポーター両監督へ送金します。
両監督がオスカー授賞式とその前後の行事等に費やした費用に役立ててくださいます。
もし多くのサポーターから予想以上の浄財が集まりましたら、両監督の次回作へ投入されることもあるでしょう。
1.このファンディングは日本で桑畑・ポーター監督を応援する友人として伊藤と本間が、個人ボランティアで組成しました。桑畑・ポーター監督には一切の責は及びません。
2.このファンディングで調達する資金は経費等を除いた全額を桑畑・ポーター監督へ譲渡いたします。その使い道は両監督に委ねます。このファンディングの収支結果はサポーターへ報告いたします。
3.両監督の次回作への直接的なファンディングではありません。次回作に関する権利等は一切伴わないことをご了承ください。
4. 右の設定金額以上のサポートも可能です。追加のサポートを希望される際は、決済ページでご希望の応援額を設定してください。
5. 両監督と共にレッドカーペットを歩くことを希望される方は、2月28日までにお申し込みがないと、両監督にお名前が届かない可能性もあります。お早めにお申し込みください。
桑畑かほるさんは10代で渡米し、パートナーのマックスさんと精力的に自主制作を欧米で続けています。
インディペンデント(独立系)のクリエイターにとってオリジナル映画の実現は自己負担の多いものです。
タイニー・インベンションズの二人は受注仕事を請け、教鞭を取りつつ、自主制作のためには積極的にヨーロッパの助成金にも応募しながら、アニメーションを作り続けています。才能ある二人に共感した人たちがファンとなり、アニメーション創作の仲間が日本そして世界に広がっています。
そして二人は今この時も、次のチャンスをつかむ努力をしています。
クリエイターは国際映画祭の入賞や受賞でステップアップします。映画祭は星の数ほどあり、高評価の映画には出品依頼が殺到。クリエイターは対応に追われ、仕事のキャンセルや延期をせざるを得ないこともあります。収入は増えないのに、出費は増えることも・・・。
オスカーとなれば、桁違いの忙しさと諸々の経費。クリエイターには負担です。ノミネートされるかは神のみぞ知る。何ヶ月も前に助成申請できません。
わたしたちが知る限り、日本の公的機関や支援制度は柔軟性に乏しく、在外公館の文化予算は潤沢ではなく、国外で活躍する独立系クリエイターにとって使い勝手がよいとはいえないようです。日本の制度が助けにはならない・・・としたら、日本はアニメ大国を標榜しているのに残念なことです。
桑畑かほるさんという、欧米の文化・文化産業先進国で大きな夢に向かう、日本出身のクリエイターがいることを、オスカーノミネートは日本の人たちに知らしめてくれました。
一時のお祭り騒ぎでなく、夢に向かう人たちがもっと世界中で活躍できるよう、日本にいるわたしたちができることを考えてみませんか?
このクラウドファンディングをサポートしてくださるみなさん、小さくてもいいから、これからも声を上げていきませんか? 黙っていたら、因習や硬直した制度は変わらない。
世界のクリエイターたちはインディペンデント(独立系)がほとんどです。
インディペンデントの人たちが活動しやす所には、真のプロフェッショナルが集まってきます。日本がそんな場所になってほしいものです。
桑畑&ポーター両監督、オスカーノミネートおめでとう!
ファンと共にレッドカーペットを歩いてくれて、ありがとう!!
さらなる高みへ向かって進んでください。
日本から応援しています!
© IKKI Films / Manuel Cam Studio
<お願い>
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