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足踏みオルガンの魅力を伝えるドキュメンタリー映画「風琴」の応援をクラウドファンディングで実現!
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ドキュメンタリー映画作品では国内外で受賞歴のある黒瀬政男(黒瀬映像演出事務所)監督を中心に、音楽製作で実績を積んできた善沢志麻(コウベレックス)のプロデュースによる映画製作です。 足踏みオルガンの貴重な記録を、今こそ我々の手で残すべき、と始めました。 お陰さまで、オルガンにまつわる国内外、各地の方々の熱い応援に支えられています。これを機会に、皆さんと交流できれば幸いです。
足踏みオルガン(リードオルガン)をテーマにしたドキュメンタリー映画「風琴」〜あるリードオルガン修復家のあしあと〜の公開に向けて、みなさまからのご支援を募るプロジェクトです。
監督・脚本:黒瀬政男、企画・製作:善沢志麻、録音: 善沢正博 による、足踏みオルガンをテーマにしたドキュメンタリー映画「風琴 〜あるリードオルガン修復家のあしあと〜」の公開に向けて、みなさまからのご支援を募るプロジェクトです。なお、すでに撮影は完了しており、編集も2024年9月時点でほぼ完了しています。
⚫︎1970年代までに小学生だった皆さまへ:小学校の教室に教卓と並んで置いてあった、小さな鍵盤楽器を覚えていますか? その楽器が、「足踏みオルガン」です。どんな音だったか覚えていますか?
⚫︎1980年代以降に小学生だった皆さまへ:もしかしたら、足踏みオルガンを見たことがないかもしれませんね。
こんな音がする楽器なんですが、聞いたことはありませんか?
オルガンと聞けば、クラシック音楽などのコンサートホールや教会にあるパイプオルガンの荘厳な音をイメージされると思います。足踏みオルガン(リードオルガン)は、パイプオルガンが備えられない小さな教会でも手軽にオルガン演奏ができるように作られた、比較的コンパクトな鍵盤楽器です。19世紀に生まれ、風を送り込むことでリードを鳴らす構造から、日本では「風琴」と名付けられました。
欧米で誕生し、宣教師によって日本に広められた足踏みオルガンですが、生産数において日本がダントツに多かった時代があります。昭和中期に小学校の学習指導要領で「鍵盤楽器を教えること」が必須となりました。足踏みオルガンはピアノと比べて安価な上、細かな調律があまり必要なく、学校での唱歌の伴奏に向いていたことから、全国の小学校に導入されることになりました。ピーク時には、年間50万台以上のオルガンが生産されていたそうです。
では、2024年現在、足踏みオルガンはどのくらい生産されているか、ご存じですか?
100台?1000台?
いいえ、正解は、「0台」です。
日本だけでなく、世界中探しても、今や新品の足踏みオルガンを手に入れることはできないのです。
日本では、生産数の大半が小学校への販売に支えられていたため、鍵盤楽器の技術の発展に伴い、より簡便で安価な楽器に置き換えられるようになると、販売数が激減。電子化、シンセサイザーなどのサンプリング技術の向上がさらに衰退に拍車をかけ、「小学校で唱歌を歌うときに使う伴奏楽器」というイメージに囚われてしまったこともあって、音楽業界ではすっかり影が薄くなってしまいました。
一方で、キリスト教会で礼拝のためにリードオルガンは使われ続けています。映画では100年以上前のオルガンを、大切に受け継いできた人たちについても紹介されています。
また独特の音色は、今も世界中のアーティストから愛され続けています。本作にも出演されている、作曲家で鍵盤奏者の平井真美子さんも、足踏みオルガンの音に魅了されたお一人です。
人の身体と一体になって空気の力でコントロールする足踏みオルガンが奏でる素朴で温かな味わいは、他のどんな楽器にも再現することができません。生産が終了した今、足踏みオルガンの音を求める人々は、状態の良い中古の足踏みオルガンを足しげく探すしかないのです。
足踏みオルガンの灯を絶やしたくない.....、再生産の道が途絶えてしまった今となっては、足踏みオルガンの修復家を増やさなければならないのですが、足踏みオルガンを知る人自体が少なくなってしまい、特に若者が足踏みオルガンを知る機会、触れる機会がなくなってしまっているのです。
今回の映画に快く出演をしてくださった足踏みオルガン奏者の第一人者でオルガンコレクターでもある中村証二さんは、長きにわたり数々のオルガン維持保存に奔走し、現在は日本リードオルガン協会の会長をつとめています。
プロデューサー善沢志麻が、CDレコーディングや演奏会で中村さんとご一緒しながら、中村さんの信頼する調律師である和久井輝夫さんと出会いました。和久井さんの熟達した修理の技や、根気のいる仕事の数々に強く感銘を受け、ぜひ、その記録を残しておきたい! と感じたことから、映画のプロジェクトがスタートしました。
和久井輝夫さんは1937年生まれ。現在も長野県須坂市に工房を構える現役のオルガン調律師・修復家です。善沢は和久井さんとの対話を重ねるうちに、足踏みオルガンの修理では、本体に埋め込まれたリードを取り替える必要があったとしても、リードの生産はとうの昔に終了しており、現存している使用不能になった足踏みオルガンから、替えに使えるリードをかき集めてなんとかやりくりするしかないこと、そもそも調律や修理の技術を持つ人が限られており、技術者の育成が喫緊の課題であるにも関わらず、世間の足踏みオルガンへの関心は日に日に薄れていく一方であること……など、差し迫った足踏みオルガンの現状を知ることになりました。
映画「風琴 〜あるリードオルガン修復家のあしあと〜」は、そんな足踏みオルガンの命を未来へつなぐために、足踏みオルガンの歩んできた時代、そして、その個性的なサウンドによる魅力たっぷりの演奏を楽しんでいただき、この映画をひとつのきっかけとして、リードオルガン修復や維持の後継者を増やしていくために作っています。
映画では、足踏みオルガンが、19世紀初めから20世紀後半という激動の時代をどのように歩んできたのか、和久井さんをはじめとする、そして現在も生きる足踏みオルガンの姿・音を各地へ飛んで取材し、黒瀬監督によって映像化しました。どのロケ地でも、いま使われているオルガンを通じて、人々の楽器への温かい愛着を感じることができました。
本作を観終わった後、足踏みオルガンという楽器が、特別なものになるような、そんな作品となるように最終調整に励んでおります。
このクラウドファンディングは、映画「風琴 〜あるリードオルガン修復家のあしあと〜」の製作とプロモーションのために、このプロジェクトに共感してくださる皆さまから資金を募るものです。わたしたちは、足踏みオルガンを存続させるためには、まずは多くの方に足踏みオルガンの存在と魅力を知ってもらうため、そして思い出してもらうために、足踏みオルガンの歴史と魅力、修復家の方の取り組みをとらえたドキュメンタリーを製作することが必要だと考えました。
映画は、2024年9月時点で撮影を終え、編集も大詰めです。しかし、映画が完成したとしても、観ていただける人がいなければ意味がありません。また、映画の製作は、撮影・編集だけで完結するものではありません。楽曲の使用権をはじめ、上映に至るまでにはさまざまなコストが発生します。足踏みオルガンを未来へつなげたい、という一心で見切り発車してしまったわたしたちは、製作過程でそのことを徐々に思い知らされていきました。
なんの後ろ盾もなく、個人の思いでスタートしているこのプロジェクトにおいて、映画を完成させ、一人でも多くの方にご覧いただき、足踏みオルガンへの理解や関心を高めるためには、みなさまからのお力添えが、どうしても必要なのです。
目標金額 1,000,000円
みなさまからお預かりしました資金は、以下の目的のために使用します。
・デジタルマスター(DCP)のコスト
・公開、上映、宣伝のための人件費、交通費
・パンフレットの制作・印刷費
・チラシ、ポスターの制作・印刷費
・サウンドトラック(CD)の製作費
・その他宣伝費
映画本編の撮影・編集は2024年9月時点でほぼ完成に近い状態です。今後、2025年の公開に向けて、配給会社と相談しながら詳細を固めていく予定です。(映画館の予約には時間が必要なため、上映は最短でも半年から1年後となります)。ですから、目標額に達しなかった場合でも、不足する資金はチームで補填を行い、映画はかならず完成させ、劇場公開を実現します。ただし、予算の都合で上映館数の縮小を余儀なくされ、ご支援いただいた方がお住まいの地域での上映が行われない可能性があります。音楽映画でもある本作は、やはり映画館の音響設備でのご鑑賞が理想的と考えておりますので、なるべく多くの劇場でのご鑑賞が実現できるよう尽力いたします。
目標を超える金額が集まった場合は、上映館の拡大や広告宣伝費、また、海外での上映に向けた英語字幕版の製作に充当させていただく予定です(足踏みオルガンのドキュメンタリーは、世界を見渡してもまだ存在しませんので、実は海外の愛好家からも熱烈なご期待をいただいているのです)。
更に集まった場合は、オルガン維持・修復のために活動されている団体へ寄付させていただこうと考えています。
これまで私はクラシック音楽のレコーディングなど、主に「音」に携わってきました。初めての映画への挑戦です。映画はもちろん「観る」ものでありますが、同時に「音」や「静寂」と、映像が織りなす空間において、人の感覚を呼び起こすものだと気付きました。この映画でも、じっくり音の風景にひたってもらえるといいなと思います。また、これまでコウベレックスで収録した多くの演奏家の音源を提供いただいています。ぜひ映画館やホールの音響で味わってもらえれば、この上ない喜びです。
リードオルガンの魅力を支える人々を描いた映画です。完成・上映まで応援お願いします!
1954年生まれ、広島市出身。大阪芸術大学映像学科卒業。映画、テレビ番組の制作に携わり、1992年よりフリーランスとして活動。2000年に黒瀬映像制作事務所を立ち上げ、現在に至る。1996年より関西大学非常勤講師として映像制作の実習を担当。
受賞歴:「ここには私の読める本がある」2003年制作、東京ビデオフェスティバル、奨励賞。ドキュメンタリー「ワタシタチハニンゲンダ!」編集担当、ニューヨークインターナショナルフィルムアワード、ベストドキュメンタリー。短編映画「今日が世界のすべて」プロデュース。ヨーロッパ映画祭、最優秀短編映画。ニューヨークシネマトグラフィアワード、最優秀プロデューサー。カンヌショーツ最優秀監督賞ノミネートなど、21の映画祭で受賞又はオフィシャルセレクト。
神戸市生まれ。兵庫県立東灘高校卒。大阪市立大学経済学部中退。幼少よりピアノや鍵盤楽器に親しみ、パイプオルガン、チェンバロ演奏などを趣味とする。Allen Organ Company の日本総代理店であるパックスアーレン社に入社し、国内各地で宣伝販売や修理、レクチャーなどを行う。その後、コウベレックスにおいてレコーディング、音源制作、CDやLPの企画販売に携わり、雑誌などでの評価も高く、温かい音作りにはプロの演奏家からの信頼が厚い。日本で初めてのパイプオルガンの解説ビデオであるDVD「パイプオルガン入門(土橋薫監修)」を製作(2006年)。神戸商工会議所 女性会会員。日本賛美歌学会会員。
クラウドファンディングが終了しましたら、みなさまにプロデューサーだよりをメールでお送りし映画の進捗状況をお知らせします。また、1万円以上ご支援の方にはリターンを郵便などでお届けしますので、必ずお届けできるご住所をお書きください。
●《プロデューサーだより》映画制作や公開の近況をメールでお届けします。
●《風琴オリジナル オルガンのステッカーと絵葉書セットをプレゼント》明治創業の古いオルガンメーカー西川オルガンをあしらったステッカー(防水)と絵葉書を作りました。
●《オンライン・イベント 風琴トーク(支援者だけが参加できる・映画制作の裏ばなし)ご招待》オンラインで、トークイベントを開催します。監督、プロデューサー、出演者による、足踏みオルガンや修理・修復の話題、映画撮影の裏側など。Zoomウェビナーで12月に実施予定。支援者さん限定のイベント、チャットで交流できます。
●《風琴オリジナル スマホスタンド》風琴ロゴ入り、木製のスマホスタンドです。スマホ以外にもカードや写真を置いたりして、デスク上のアクセントに使えます。
●《風琴オリジナル CD》コウベレックス録音による、映画で使われているオルガン曲などを収録したオリジナルCDです。
●《映画のエンドロール お名前記載》映画のエンドロールにお名前を掲載させていただきます。個人名のみ。
●《完成記念試写会チケット 1枚プレゼント》2024年12月9日に名古屋市内の映画館で開催予定の関係者記念試写会にご招待させていただきます。
●《風琴 特製DVDまたはブルーレイ》映画「風琴」本編(日本語版)を収録した限定製作 DVD。お届けは2025年1月予定。
みなさまの応援を、お待ちしています!
3000 円
10000 円
20000 円
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