福井を描いてきたライターが、与論島で人生を考える旅
vol. 4 2024-02-21 0
こんにちは!
与論ファクトリープロデューサーの松原かおりです。
今回は与論島の映像制作、二人目の監督の紹介です。
今年の日本国際観光映像祭では合計5本の観光映像を制作しています。2本は今回の開催地 釧路市阿寒湖の観光映像。そして、3本は鹿児島県与論島でつくっています。前回は、ドキュメンタリー映像作家 粂田剛監督の紹介をしましたが、今回は宮田耕輔監督の撮影風景を紹介します。
宮田さんは映像作家ではなく、物書き。商業ライターとして地域の魅力を文章で伝えてきました。では、その模様を紹介します。
まずは、宮田組の与論ファクトリーメンバーの紹介と与論ファクトリーで描くシナリオを、宮田耕輔氏から頂いた企画書をもとにご紹介します。
宮田組の与論ファクトリー
左から反保シュウジ Eito Mars 宮田耕輔
@Guest House Kai https://www.instagram.com/guesthouse_kai
宮田耕輔(みやたこうすけ)
地域情報誌「月刊ウララ」の編集長。ボクサーパンツ専門店「ラーナニーニャ」・「MAGO GALLERY FUKUI」を運営。福井駅前短編映画祭代表。ふくいまちなかムービープロジェクト代表。毎年ムービーハッカソンを開催している。
福井県出身
1971年生まれ
与論島は一見すればビーチリゾート群の一つ、とも捉えられていますが、訪れてわかるのは、とても素朴な島だということ。なだらかな丘陵地に育つさとうきび、どの場所を訪れも見える美しい海。ここでしか食べられない味の数々。のびのびと、ゆったりと過ごすことができるこの島にいるともう一つ見えるものがあります。
それは人の温かさ。旅の醍醐味は人との出会い。ここにしかない出会いを求めてまた訪れたいと感じさせてくれます。それが与論島という島の最大の魅力でもあると思います。
映像はもちろんですが、写真という表現も加えつつ、今回は「文字」も大きなファクターとして表現していきます。登場する本人がブログを綴りながら、この島の魅力が自然よりも人に移っていく様を捉えていきます。
映像――反保シュウジ
写真――Eito Mars
クリエイティブ集団「esstudio」の代表(EitoMars)と共同代表を務める。
反保氏は福井県のテレビ局にてディレクターとして番組制作を手掛けるほか、映画の撮影も積極的に行なっている。Eito Mars氏は、彼に撮影をしてほしいと世界中の人が訪れてくるほど、光と表現のセンスが非常に高いフォトグラファー
宮田さんとの出会い
今回、監督をつとめる宮田さんとは、もともと私が福井の大学で非常勤講師として働きながら、まちづくりNPOの「きちづくり福井」の運営メンバーとして繋がりがあったり、当映像祭ディレクターの木川とともに、「フクイ夢アート」という福井駅周辺の中心市街地の空き店舗や広場を利用して、県外から招待作家の展示や、一般市民も作品展示ができると言うアートイベントの運営メンバーとしてご一緒させて頂いていました。
そんな流れの中、福井駅前短編映画祭が生まれ、その福井駅前短編映画祭の審査委員長である津田寛治さんが、福井の街中で福井の人たちと一緒に映画が作りたいね。という一言から、「ふくいムービーハッカソン」が誕生しました。
それ以来、宮田さんは「ふくいまちなかムービープロジェクト」と言う任意団体を立ち上げ、毎年9月の連休に「ふくいムービーハッカソン」を主催し、福井駅前短編映画祭で「福井駅前賞」を授与された監督にムービーハッカソンでの映像制作を依頼し、福井の人たちで一緒に短編映画を作り、出来上がった作品のプレミヤ上映を福井駅前短編映画祭の開催地テアトルサンクの映画館スクリーンに上映されるというイベントを行ってきました。
そして、カメラマンの反保さんや、Eito Marsさんも、ムービーハッカソンでの映像制作に参加されているメンバーです。今回は、宮田さんにオファーをしたところ、映像カメラマンとして反保さん、スチールカメラマンにEito Marsさんが選ばれ共に与論ファクトリーに賛同いただき参加していただくことになりました。
人に会いに行く島。
宮田組一行は、3泊4日のスケジュールで初日の午後与論島に到着。
ウドノスビーチにほど近いGuest House KAIを宿泊場所に選び、まずは前回与論島で日本国際観光映像祭開催時に宮田氏が訪れた薬草カフェピクニックの佐藤さんに会いたいと連絡。与論島役場の沖島さんにも連絡をとり早速夜に会う段取りをつけました。
私が先に与論入りしていた粂田監督の元に戻り、撮影のサポートにまわっている頃、宮田組は、夕陽を収めに出かけた先の海岸で出会った島人に教わり、観光マップに載っていないという与論の隠れ映えスポットの夕陽をおさめることができたそうです。途中、宮田組とのグループメッセージでその様子を受け取りました。初日から幸先良いスタートが取れた宮田組です。
与論の人に出会う旅の中で、物書きの宮田氏が与論で感じ綴られた言葉と、Eito Mars氏が切り取った与論島の美しい情景、その旅の様子とまた別の視線で捉えた反保氏の映像がMIXされて作り出される観光映像とはどういう仕上がりを見せるのか。
今回の報告は、企画内容を先にお伝えしたので、詳しい行程については多くは語れませんが、出会った人々との撮影風景は掲載します。この島人たちとの出会いで実際完成した絵がどうなるのか、三者三様で取り込んだ与論島の美しい情景を、観光映像として仕上がったとき、どうそれがまた観た人に伝わり感じさせることができるのか。
宮田組の新しい挑戦は、与論ファクトリーにとっても新たな映像表現となることでしょう。
与論ファクトリープレミヤ上映については、北海道阿寒湖で開催される日本国際観光映像祭の会場から生配信いたします。日本国際観光映像祭のYouTubeチャンネルを登録いただき、ぜひご覧ください。
そして、追記となりますが、宮田耕輔監督には、この与論島の撮影はそれこそ人生を変える転機となったそうです。この旅について、宮田さんが綴った文章を最後に紹介しておきます。
「再びの与論島。feat.es studio」
https://fukuitown.fun/2024/02/05/yoron2024feat_esstudio/
肥田さんのお兄さんサトウキビハーヴェスター
@サザンクロスセンター近く https://southerncrosscenter.wixsite.com/mysite
サトウキビハーヴェスター@サザンクロスセンター近く https://southerncrosscenter.wixsite.com/mysite
和楽の肥田さん「テントサウナ」
@船倉海岸(百合が浜近く) https://www.yorontou.info/feature/5772.html#spot06