初日まであと5日!山口啓介さんの進捗状況です。
vol. 3 2018-02-17 0
【山口啓介さんの今回の展示作品についてメッセージをいただきました。】
震災後ノートは2011年3月14日から現在まで、毎日書き続けているノートです。当初、震災直後の原発事故の進行がわからず何が起こっているのか、少しでも理解しようとして震災関連の記事を書き写したり、見聞きしたことを整理するために始まったものでした。今回の国立では、最近のノートを含めてうち9冊を展示します。
また「蚊帳」状の小さな閉じた空間を天井から吊るし、2011年から2015年までのノートを見開きで、2ページづつ動画で撮ったものを空間の内側をスクリーンにして映し出します。このDVDは、いわき市立美術館が制作したもので、2015年の同館での個展「山口啓介 原-ききとり」では小部屋を設置して出品された作品です。また、このノートから抜粋したページをコピーにして手に取って読めるようにしたファイル、及びそれらコピーによるインスタレーションを制作します。
2013年に瀬戸内芸術祭で男木島に設置された《歩く方舟》のマケットを展示する予定です。
今回の展示では、伊藤隆介さんとの合意で、会場全体を洞窟、あるいは小さな祠と見立てて暗くし、ガラス壁にはステンドグラスに見立てた《カセットプラント》を設置し、その半面をワークショップ形式で制作します。
■「カセットプラント」ワークショップ 2月24日(土) 13:00~15:00 詳細:展覧会公式WEBサイトhttp://watermark-arts.com/imagine-fukushima/ で参加者募集中です。(定員あり)
■伊藤隆介さんと 山口啓介さんの往復書簡も更新しています。
http://watermark-arts.com/imagine-fukushima/
■アーテイスト トーク 伊藤隆介+山口啓介+武居利史(府中市美術館学芸員) 3/4(日)14:00- 無料 どなた様もご参加できます。