2024. 7.12日出発「花の谷ランタン」
vol. 13 2024-06-21 0
前回ランタンを訪れたのは 2003年 8月 4日でした。
あれからすでに21年が経ちます。
光陰矢のごとし、歳月人を待たずです。
2016年から撮り続けてきたゴーキョ周辺に一区切りを付け、
今年からランタンの撮影を開始します。
2003年の撮影では仕事の都合で実質4日間のランタン滞在となってしまいましたが、
それは、どうしても夏のヒマラヤを見たいという思いで出かけた無謀な計画でした。
天候によるフライトキャンセルや雨期のヒマラヤを無視した日程だったのです。
今回はテント泊も含め、15日間の撮影を予定しています。
ようやく、本腰を入れて「花の谷ランタン」を撮影できることになりました。
今回の成果は10月と12月で開催する写真展に発表します。
キャンジンゴンパの上部 4000m付近から撮影したランタン谷
今回は全日程22日間、撮影予定日数15日間です。
目的は高山植物の撮影と調査、天候に恵まれればヒマラヤの景観も狙います。
2003年に撮影したランタン谷の風景です。
この時は運良く、キャンジンゴンパで祭りの様子も撮影することができました。
2003年当時のランタン村
キャンジンゴンパの朝
キャンジンゴンパの洗濯風景
キャンジンゴンパで偶然出くわした矢祭
前回2003年の撮影では奇跡的に晴れ間に恵まれました。
ヘリでキャンジンゴンパ(標高3730m)に降り立つと、緑の草原に白いアネモネリブラリスがまぶしく輝いていたことを記憶しています。
ここでの撮影は2泊3日でしたが、その周辺で多くの高山植物を撮影することができました。
ランタンは正に花の谷だったのです。
今回は更に標高を上げ、4984mのツェルゴリを目指します。
その周辺にはブルーポピーやサウスレアの仲間なども咲いているはずです。
また、ランタン最奥のランシサカルカも今回の調査区域に入っています。
どんな花たちが待っているのか、出発前に「世界で最も美しい谷」とも言われるランタンに思いをはせています。
今年開催する写真展ではランタンで撮影した高山植物を30点展示する予定です。
イエローポピーをはじめ、クーンブでは見られなかった多くの花を紹介したいと思います。
アップデートを最後までご覧いただきありがとうございました。
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