未来を創る
vol. 27 2024-11-27 0
この楽屋プロジェクトには、色んな人がいます。学生、行政、大学職員、社会人、地域で暮らす人、何らかの繋がりがあって、または巻き込まれるように関わった方々の集合体です!笑
そんな背景の違う人達と一緒になって地域活性化に取り組んでいるのが、この楽屋プロジェクトです。
こうして活動報告を発信する裏側には、楽屋メンバーたけのグループLINEがあって、プチオーナーさんだけでなく、なんとなく話の流れで西高屋のことに関心を持ってくれた方も、その場のノリで巻き込んじゃって、気付けば今現在147人というLINEグループに成長しました。笑
もともとは空き家リノベのDIYワークショップの業務連絡や、イベント予定の発信という掲示板的な意味合いでスタートさせたのですが、ある時から加速度的に色々な情報が飛び交うようになりました。
最近入ってきた人にとっては、誰が誰だか分からないままメッセージが飛び交うので、きっとビックリしていることと思います。すみません。。笑
そのLINEグループで、昨日市川先生がお子さんの七五三写真を挙げてくれました。「色々なプロジェクト進行でバタバタする中で、なんとか子供の晴れ舞台は撮れたよ!」という嬉しさ共有の発信です。その写真に学生や大人が「いいね!」って純粋なリアクションを送っています。
こういうこと、今は自然にやっていますけど、コレって本当はスゴイことなんだと思うんです。
『何をやっても、何を言っても、認めてくれる、一緒に笑ってくれる、一緒に喜んでくれるコミュニティ』があるって、どれだけ人間にとって心強いことか。この共同体意識が今の日本には必要なんじゃないかと思っています。
今から20年前の大学3年生の時、母親からの紹介で、フィリピンのスラム街にホームステイに行きました。米国での同時多発テロをきっかけとして、宗教間の報復戦争が繰り返されていた時期のことです。父親からは「こんな時期に外国に行くなんて、危険すぎる!」と叱られましたが、「今しかないチャンスなんだ!」と弟と二人揃って、その旅にエントリーしました。
これが私の初めての海外旅行でした。「世界は怖いのか?」「スラム街=危険なのか?」それは行ってみて、自分の目で見て、自分の心で感じないと分かりません。だからまだ見ぬ世界を知るために行きました。
そして知りました。『スラム街=怖いところ』ではない、ということを。その町の人達は、町全体で私達を迎えてくれました。ホームステイ先のお宅では、一家に一つしかないスプーンとフォークを私に渡してくれました。その御厚意に感謝しつつも、私は家族の皆さんと同じように手を使ってご飯を頂きました。お風呂もありません。水桶に溜まった水をザブザブと頭からぶっかけます。トイレに紙もありません。トイレ前にある、これまた水桶の水を汲んできて、その水でおしりを洗います。全てが自然で新鮮でした。就職活動中の自分を見つめ直す時期に、そういう旅に参加出来たことは私の財産になりました。
日本に帰ってきて、「自然に還ろう」とまでは思いませんが、先人達の智慧と自然の恩恵に感謝しつつ、より良い社会を築いていくことは大事なことだと思っています。
ちょっと自分の想いのまま、壮大な話を展開しちゃいましたが(笑)、私達大人にはより良い未来を子供達に残す責任があると思っています。
子供達が自由で暮らしやすい社会の為に、まずは身近で出来る地域経済の活性化に取り組んでいます。人生の内の少しの時間だけでも、自分以外の誰かの笑顔の為に命を使えるなら、素敵なことだと思いませんか?
私はそういう生き方がしたくて、未来のために、今必死に頑張っています。