ひと繋ぎのバトンリレー
vol. 6 2024-11-06 0
2023年5月、ビレッジメンバーと初めて東広島市役所を訪ねました。今考えれば、ただ市役所を訪ねるというだけなのに、この時はなんだか特別な会議に招待されたような、そんな気持ちになっていました。
市役所に着くと、わざわざ3人の職員さんがお話を聞いて下さいました。
新しい地域貢献探しと、若手の「やってみたい!」を応援したくて、一人のおっさんが若手と一緒にチームを作ったことなど、これまでの経緯を説明しました。
やることも出来ることも具体的に決まっていないのに、「なんでもやります!なんなら、ここで働かせてください!!」と言わんばかりの熱量に、職員さんもちょっとビックリされたのではないかと思います。笑
ひと通りのコミュニケーションを終えた後、市と大学が共同で社会課題を解決していく『Town&Gown構想(https://kuring.hiro.kindai.ac.jp/tgo/)』のことを教えて頂きました。
そして、その一つのテーマとして掲げられていたのが、近畿大学の市川教授が指揮を執る『若者を中心としたJR西高屋駅周辺のまちづくり』というものだったのです。西高屋駅周辺の学校に通う学生は市内でも随一に多く、通学帰宅時間は駅の改札口がパンクするほどなのに、駅前通りには空き家が目立ちシャッター街と化している。今回西高屋駅の再開発が決まって既に工事着手に掛かっているが、それをきっかけとして学生と地域をつなぐまちづくりに取り組むという構想です。
私達の会社の特徴と、私達の考え方を真剣に聞いてくださった市の職員さんから、
「なんとなく、この西高屋駅で取り組もうとしているプロジェクトとの親和性が高い気がするので、もし良かったら高屋出張所の所長さんに繋いでも良いですか?」と仰って頂きました。
(この提案をしてくれたのが、今では大の仲良しの戸田さんであり、高屋出張所の所長さんというのが、我ら楽屋プロジェクトの地域調整役を担ってくれている村瀬さんです。)
あんな企画書も何もない、純粋な地域貢献なのだという気持ちだけの突撃訪問を、あんなに真剣に受け止めてくれて。こんな私達でも必要としてくれるところがあるんですか?という感覚で、次に繋がるその御提案に感動すら覚えたのを記憶しています。
こうして、戸田さんから村瀬さんへ、村瀬さんから市川先生へ。数珠つなぎのような人から人への、ひと繋ぎのバトンリレーが始まったのでした。