映画「演者」製作プロジェクト┃
映画「セブンガールズ」製作から３年、もう一度下北沢から世界へ

映画『演者』が渋谷・ユーロスペースでの上映時間が発表されました。
単館上映レイトショーとなります。

多くの上映機会を作れないような小さな映画です。
いつ上映する日が途絶えるかもわからない小さな映画です。
もちろん、ここから更に育っていく映画かもしれないです。
ぜひこの機会にご来場いただけたらと願っております。

３月の特別先行上映ではたくさんのお声をいただきました。
その一つ一つの声がすべて違った感想でした。
それはきっとご覧いただいた皆様の一部となったからだと思っています。
観た人それぞれが、自分の体験になっている映画なのだと思っています。

ご支援していただいた皆様の中でも、
タイミングが合わず、ご覧いただけなかった方もいらっしゃったと聞いております。
また、もう一度観たいという声もいただいております。
いつもお会いするのに、会うことが叶わなかった顔がいくつも思い浮かびます。
このままではいけない。なんとか会えるようにしようと願い、
もう一度上映出来る機会をと目指し、ようやくこの日を迎えることが出来ます。
どうか、ご支援していただいた皆様はエンドロールでお名前をお探しくださいませ。

うそみたいなことがここ数年続きました。
うそみたいな言葉があちこちに湧き上がりました。
まるで現実世界こそ、映画の中のフィクションのようでした。
だとすれば映画の中にこそ、リアルがあるのかもしれないなんて感じています。
この作品が皆様の心にほんの少しでも触れて、そして心が揺れたのだとすれば。
それはきっと、まぎれもない「ほんとう」の瞬間なのだと思います。

夜間という時間帯ではございますが、
仕事帰りにも間に合い、また祝日を挟むので祝日前日もございます。

師走も近いこの時期、ご多忙な方も多いと思います。
予定を組むことが難しいこともあるかもしれません。
ですが、どうかどうか、お力をお貸しいただけたら嬉しいです。

最後に。
出演している役者たちに会いに来てください。
かつては毎年どこかで会えたのに。
何度も涙を流して、腹を抱えて笑った役者たちです。
心を動かされた役者たちです。
きっと、しばらくこの役者たちの芝居を観ていない方も多いと思います。
僕が思うこの人たちの大好きな部分を真空パックにしたような映画です。
当たり前のように、僕の心にズカズカと入り込み心を揺り動かす芝居をしています。
きっと、皆様の心にも住みつくと思います。

皆様にとって特別な一本になれるよう願っております。
お会いできることを心より楽しみにしております。

小野寺隆一

映画『演者』

企画 監督 脚本　小野寺隆一
音楽　吉田トオル
題字　豊田利晃

「嘘ばかりの世界」だ
　　「ほんとう」はどこにある

・2023年11月18日(土)より
ユーロスペース（東京・渋谷）
http://www.eurospace.co.jp/

【スケジュール】
18日（土）20:50～ ※初日
19日（日）20:35～
20日（月）20:35～
21日（火）19:15～ ※火曜サービスデー
22日（水）20:35～
23日（祝）20:35～ ※勤労感謝の日
24日（金）20:35～
※連日、舞台挨拶イベントを開催予定
※スケジュールは変更となる場合がございます。劇場情報をご確認ください。

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※無くなり次第終了となります

出演
藤井菜魚子 河原幸子 広田あきほ
中野圭 織田稚成 金子透
安藤聖 樋口真衣
大多和麦 西本早輝 小野寺隆一

撮影 橋本篤志　照明 鈴木馨悟
録音 高島良太　絵画 宮大也
スチール 砂田耕希
制作応援 素材提供 佐久間孝
製作・宣伝・配給 うずめき

【あらすじ】
昭和20年春、終戦直前のとある村。嶋田家に嫁いだ３人の女たち。
血の繋がらない義理の三姉妹は男たちが戦時不在の家を守り続けている。

家長であるはずの長男の嫁、智恵は気を病んでいた。
三男の嫁、恵美は義姉を気遣う日々を送っている。
次男の嫁、陽子は智恵がおかしくなったふりをしているのではと疑っていた。

やがて魔物が再び女たちの前に現れる。

世界は反転して、演技は見抜かれる。