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映画「セブンガールズ」製作から3年、もう一度下北沢から世界へをクラウドファンディングで実現!

映画「演者」製作プロジェクト┃
映画「セブンガールズ」製作から3年、もう一度下北沢から世界へ

劇団で映画を製作して世界に持っていくという「セブンガールズ」プロジェクトから3年。もう一度、奇跡を起こすために舞台作品を映画化するプロジェクト。ご支援お願いいたします。

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このプロジェクトは、目標金額2,000,000円を達成し、2021年1月15日23:59に終了しました。

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179
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残り日数
0

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このプロジェクトは、目標金額2,000,000円を達成し、2021年1月15日23:59に終了しました。

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劇団前方公演墳所属、制作、HP管理、チラシデザインなど ショートフィルム企画を劇団で立ち上げる経験あり 他、舞台制作多数 「セブンガールズ映画化実行委員会」を立ち上げる。 映画「演者」の製作を開始する

​2020年12月31日大晦日不知夜月

vol. 105 2020-12-31 0

104日目終了。
気付けば120名を超え104%まで。
皆様、本日も拡散、ご参加ありがとうございます。

2020年が終わる。
自分にとって大きな節目になった年だった。
全てをゆく年として送り出す。
大晦日を越えて、新たなる一年を迎える準備のために。

1月。舞台。2018年10月以来。
9月に映画「セブンガールズ」を公開してから、その上映に必死になっていた。
いずれやってくる舞台を見据えて走り続けた、その舞台こそ1月だった。
そのために劇場を押さえて、そのために準備し続けた。スタッフワークも頑張った。
「映画と舞台は違う」と信じてそれまで走ってきた。
ここで何を見せることが出来るかで自分のこれからの全てが決まると思っていた。
結果的に自分がやるべきだと心に決めていたことはまるで出来なかった。
それは映画のために走り続けたことさえ、一瞬で空虚になるような感覚だった。
まっしろになった僕はもう一度自分を再生するために必要なことを探し始めた。
このままでは自分の表現が出来なくなるという恐怖に襲われた。

2月。映画「破壊の日」のクラウドファンディング開始。
色々な節目が重なっていた。
自分の立っている場所がわからなくなっていた僕は色々な場所に飛び込んでいった。
何かの結果を求めていたというよりも、なりふり構わず知ることだと思った。
僕はやると決めたらやる。やりきるまでやると決めている。
何かをやってそれが結果的に自分にとっての経験になるならそれでいい。
ただ経験とは別に、何かが固定してしまうことを恐れていた。
自分の得た経験から更に経験を重ねて、自分にとっての未来を探していた。
ダイヤモンドプリンセス号から始まった新型コロナウイルスの騒動が拡大しつつあった。
自分なりにやるべきことを探している中で、目に見えぬ恐怖が重なっているようだった。

3月。自粛ムードが攻撃を始めた。
春休みを前に学校が閉鎖されて、日に日に街から人が消えていった。
志村けんさんの悲報が日本中を悲しませた。
ライブハウス、劇場、映画館、僕たちが大好きだった場所が世間から攻撃を受けるようになった。
大きなイベントが中止を発表し続けていた中で、小さな劇場は格好の攻撃相手だった。
僕は笑顔で過ごしながら、腹の底で怒り続けた。
不安が人々の心を蝕んでそのストレスのはけ口を探し続けていた。
自分は飲まれてたまるかと思った。
僕は自分自身のこれからを考えて悩みながら、経験を重ねようと思っていたのだから。
新しい光を、希望を、進むべき道を、みつけるために走り始めていたのだから。

4月。緊急事態宣言発令。
満月の夜に緊急事態宣言が発令された。
ステイホームと声が上がって、リモート作品が次々と公開された。
リモート演劇、リモート映画、ライブ配信。
今、出来ることをと考えて僕もその準備や編集をしたけれど結局発表しなかった。
様々な妥協の産物で、これしか出来ないというものを発表するのは厭だった。
怒りは増幅していった。
映画「破壊の日」の撮影も無理じゃないかという声もどんどん大きくなっていった。
がんじがらめにされそうな世界に、何をするか何が出来るか考えた。
この日々を絶対に忘れないと決めた。

5月。ステイホーム期間が続く。
6月に予定していた自分は出演しないと決めていた舞台の延期を決定発表する。
自分の立っている場所すらわからないまま舞台に上がるわけにはいかない。
そう思っていただけなのに、その舞台自体が延期になった。
ようやく自分の中で今、何をやるべきか、何をするべきか光を見つけ始めていた。
先の見えない暗い世界だったけれど、僕は僕の立つ場所をみつけはじめた。
曇っていた何かが晴れていって、その日がいつかやってくるだろうとわかった。
せっかちな自分を抑えつけた。
今は学ぶ時期だ。今はインプットだ。足を止めるな。その日が来るまで。
そう思い続けた。

6月。緊急事態宣言が開けた。
映画「破壊の日」のクラウドファンディングの最終日を迎えた。
火祭と称した最終日の盛り上がりを忘れることはない。
県外移動自粛が開けると同時に映画「破壊の日」の撮影に入る。
自分にできることなどそんなにないだろうと思っていたけれど。
大きな刺激をたくさん受けていく。
何度も撮影は無理じゃないかという意見を聞いても、そんなことはないと言い続けた。
信じていた撮影が本当にはじまって、わずかな期間で完成を目指した。
作品が生まれる場所に立つことは、そのまま僕のエネルギーにもなっていった。

7月。映画「破壊の日」完成、公開。
わずか一か月で映画が完成して公開された。
コロナ禍後に世界で最初に撮影されて最初に公開された映画になった。
大きな話題になった前夜祭、すべて満席の公開初日。
疫病で曇っていた世界を祓うような日々が始まった。
同時に映画の宣伝や配給も始まっていった。
多くの映画館が苦しんでいる現状を生の声で聞き続けた。

8月。甲子園の開催されない夏。
盆踊りも花火も海水浴もとりあげられた夏休みがやって来た。
第二波なんていうのもやってきたけれど、大したことないだろうと思った。
本格的な奴はもう一度冬にやってくるであろうと誰もが口にしていた。
映画「破壊の日」が好調な中、僕は映画「演者」に立ち向かい始めた。
自分が今日まで経験したことの全てを自分のために生かさなくてはいけないと理解した。
そしてそれはそうなるべき道だったのだと感じていた。
このままでは何かが終わる、このままでは何も変わらない、そういう場所から一歩進む。
その大きな一歩のための計画をここで始めた。

9月。映画「演者」クラウドファンディング開始。
この計画が動き始めた。
そしてまずは自分だけでスタートすると決めた。
困難な方向にあえて自分で進むことしかなかった。
そんな中、22年間続いた劇団の解散が急に決定した。
まるでそうなると決まっていたかのような既視感を覚えた。
僕が人生をかけて挑み続けた劇団が、あっという間に消えることを完全には理解できてなかった。
ずっと感じ続けていた節目がこれだったのかもしれないと思った。

10月。劇団の解散公演。
解散を発表してから皮肉なもので順調にチケットが売れていった。
コロナ禍の公演としては十分に成功だったのだと思う。
それでも席数半数という条件での公演は厳しいものだった。
これが最後の公演なのかと感じながらの日々を過ごした。
不思議なもので僕の中では、劇団に参加した頃ばかり思い出していた。
すでに退団していた劇団員たちの想いもそこに残っていた。
綺麗さっぱり、はい解散!なんてことは僕には無理なことなのだとわかった。
22年間、この劇団で大きくなろうと頑張った僕と、仲間と、お客様と。
その全てが僕の背中にこびりついたまま僕は進むのだろうと自覚した。
そしてこの映画「演者」製作プロジェクトに、大きな意味がついてしまったと感じていた。
こうして連日アップデートを書いている同時期に解散するのは運命のように感じた。

11月。脚本執筆。
劇団が解散しても、倉庫の作業や、公演の制作の締めは残ってた。
次に向かいながら、残務もやり続けて、そんな中で脚本の改訂をつづけた。
10月中に渡した初稿から、最後のピースを探し続けていた。
僕の中に、志が残っている。
もう進むべき場所に向かっていて、そこに迷いはない。
プライベートでは心配なことが続いていたけれど。
そして予想していたように再度、疫病の感染が拡大し始めた。
僕たちはもう一度、あの暗いトンネルに入るのかもしれない。
そんな予感がした。

12月。目標金額に早くも達成。
感染は拡大し続けている。
変わらなくてはいけないと感じてから随分経った気がするけれど。
まだ一年も経過していない。
全てが繋がっている。
全てが重なりながら、どこかに行こうとしている。
クラウドファンディングの期間を一カ月残して目標金額を達成。
新しいストレッチゴールを定めて進み始めた。
これからだ、これからなのだと自分に言い聞かせている。

105日目が始まる。
2020年12月31日大晦日。不知夜月。
クラウドファンディング開始から15週間目の日。
今日も世界は混沌としている。

ワクチンの供給には格差が生まれ。
アメリカの大統領の交代は今もくすぶり続けてる。
香港から始まった東アジア全体のきな臭さはむしろ拡大してる。
ウイルスは変異し続けながら世界に暗い影を落としてる。
イデオロギー闘争は再燃して、民主主義の土台が揺れている。

2020年。
誰だって苦しかった。
今も苦しんでる。
意識的にも無意識にも。
それでも、そんな年でも暮れていく。
この苦しかった一年が終わっていく。

新しい未来がやってくる。

「よいお年を」

新たなる春を世界中の人が迎えられますように。

小野寺隆一

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