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映画「セブンガールズ」製作から3年、もう一度下北沢から世界へをクラウドファンディングで実現!

映画「演者」製作プロジェクト┃
映画「セブンガールズ」製作から3年、もう一度下北沢から世界へ

劇団で映画を製作して世界に持っていくという「セブンガールズ」プロジェクトから3年。もう一度、奇跡を起こすために舞台作品を映画化するプロジェクト。ご支援お願いいたします。

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このプロジェクトは、目標金額2,000,000円を達成し、2021年1月15日23:59に終了しました。

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179
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残り日数
0

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このプロジェクトは、目標金額2,000,000円を達成し、2021年1月15日23:59に終了しました。

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劇団前方公演墳所属、制作、HP管理、チラシデザインなど ショートフィルム企画を劇団で立ち上げる経験あり 他、舞台制作多数 「セブンガールズ映画化実行委員会」を立ち上げる。 映画「演者」の製作を開始する

生まれなくてはいけない

vol. 58 2020-11-14 0

57日目終了。
数日振りに参加者が増えなかった日。
11月中に100人という目標はやはり高過ぎるのかもしれない。
それでも一つずつ、共感してくださる方を探し続けるしかない。
間もなく120日間の日程の折り返しを迎える。

自分も出演したドラマが始まった。
目の前に第一話からの脚本があるから自分なりに研究しようかなぁと思う。
テレビドラマは放送時間が決まっている。
長すぎても短すぎてもいけない。
編集してからカットしたり、たっぷりにしたシーンもあるはずで。
絶対に残さなくてはいけない箇所などまで探せたら面白いのだろうなぁ。
ある意味で映画とドラマの最大の違いなのかもしれない。
映画も時間でカットすることはあるけれど、決まった尺はない。
じ、自分のシーンはカットされてるかもしれないなぁとか。
ただ作品の軸がぶれないようにはしているはずで、そこを見つければ勉強になるかもしれない。
学べることはどんどん探していった方がいい。
自分から積極的に探さないと学べることっていうのは身につかない。
結局、身につくものは自然と自分で取捨選択をしている。

映画「セブンガールズ」を製作する中で僕はいくつのことを学んだのだろう。
わからないことは人に聞き、本を読み、WEBを読み、自分で調べ続けた。
小劇場畑で生きてきたから知らないことだらけだった。
テクニカルな部分まで徹底的に身につけていかないといけなかった。
そうやって学んできた中でも自然と僕は取捨選択をしてきたはずだ。
僕が何を拾って、何を捨ててきたのか。
それはきっと僕が何かを創らないと顕現しない。

映画と舞台の最大の違いは製作資金をいつ精算するかなのだと思う。
舞台は制作と興行がセットになっているから、終わった時点で興行収入がある。
けれど映画は製作段階では1円の収入も見込めない。出ていくばかりだ。
公開しないと収入が見込めないのに、公開できない事の方が多い。
映画は、そもそも映画産業だから「当たらないといけない」宿命を持っている。
実験的であったり、作家性が強かったり、アート側であってもだ。
ただ日本の映画興行を見渡せば、作家性では当たらないというだけだ。
そこは非常に厳しいし、ある意味では博打性が高いところもある。
映画監督の名前だけでお客様を呼べる監督なんて何人もいないのが現実で。
キャストの名前か、原作の人気、そういうもので予算が決まってしまう。
回収できるかどうかは博打的な部分があるから一つでも保険を持たないと予算が組めない。
そういう現実は確かにある。

だから僕が学んできて、何を身に着けたのかを発表するためだけであれば。
それはもう映画として勝負にならないということになる。
だとすればきっと名前のあるキャストにシナリオを送ってお願いしてみるだとか。
そうやって予算編成できるまで熟成させるという手もきっとある。
それでもそれを選ぶことはしない。
別に一生しないと言っているわけではなくて、この企画ではしない。
そして、これはただの発表だとも思っていない。

「今を生きる人たちに、何がささるか」という言葉を何度も何度も聞いた。
つまり企画内容でヒットしている作品は現代を生きる人の心に響いたからだという評価。
今も、なぜこの作品はヒットしたのか!?なんて記事には、そんな内容ばかり書かれている。
著名なマーケティングの人が分析して、ここが現代の人に響いたのだ!なんて書いてる。
映画「セブンガールズ」の製作から公開に至る中でもそんな言葉は何度も聞いたし考えた。
それは大事なことだし、考えるべき事なのだと思う。
僕自身もついこの間までそんなことも考えていた。

ただ「世の中のニーズ」に合わせたものなど、結局、ダメなんじゃないかって今は思える。
正しいことを言っているようで、実はそういうことでもないんじゃないだろうか。
後付けの理論で言えば確かに現代の人に響いたのだろうけれど。
製作段階では、もっと身体性を伴った自分の内側から来る渇望こそ大事だったのではないか。
現代を生きている人間の身体性を伴った思いは、当然、共感を呼ぶはずだから。
ましてやその「現代」があまりにも不確かになった。
2020年に置き続けたことは誰にも予測も出来ない事だったし変化の幅が大きすぎる。
今、大人気のアニメ映画の製作はコロナ禍の前からなのだから、そこを狙っているわけがない。
それなのに平然と、コロナ禍の状況のうんぬんがヒットの要因なんて記事も出てくる。

当たることを意識するよりも。
自分の肉体の奥にある声に耳をかたむけること。
社会の無意識から生まれる言葉を拾い続けること。
自然の中に身を置いて感じる違和感を無視せず解像度を上げて受信する事。
そこにこそ本当は光がある。

僕は学び続けていた。
セブンガールズの企画を立てたその日から今日までずっとだ。今もだ。
通常上映が終わってからも、どうしたらもう一度上映できるのか、何が必要なのか。
自分で調べて、人と出会って話をして、必要なことを探し続けてきた。
あの時、あのコンセプトで、あの企画を立てたことは間違いじゃなかったと確信した。
そして残念ながら一本だけの作品では、映画として文脈が出来ないことを理解した。
劇団と同じだ。
積み重ねていかないと上映機会は二度と訪れない。
積み重ねていかないとソフト化すらできない。
じゃあ、何を積み重ねるべきなんだ?と。
僕はセブンガールズの推進力であったり、自分たちで作るというコンセプトそのものだった。
それを継続しなくては、何も生まれないと理解した。
セブンガールズに関わった全ての仲間にそういう継続しなくてはいけない何かがある。
僕はだからこそ学ぶことを止めることをしなかった。

何も知らずに始めた映画製作。
今度は学び、色々と知ってからの映画製作。
それはまるで違う場所にいるみたいだ。
けれどそこにはすでに文脈が生まれている。
あの道を通ってきたからこの道にいる。
違う場所だけれど、繋がった場所だ。
そして僕は更に何歩も踏み込んでいくことになる。
「夢」という言葉を借りているだけで、創作の苦悩に進んでる。

10月の自殺者数が例年よりも66%も多かったという。
ところが年間で調べると同じ時期の累計では160人しか違わないのだそうだ。
緊急事態宣言のステイホーム期間は著しく自殺者が減っていたことになる。
あの時間を越えて、もう一度立ち直ろうとしたときに、凄い数の人が自らの命を絶った。
こんなことを書いたら、ただの数字だけれど。
実際には命を絶った一人一人の心に物語がある。
その全ての心に、僕たちと同じようにステイホーム期間を過ごした風景があるだろう。
耳を澄ませ。
もう限界じゃないか?
死生観がむちゃくちゃになっているんじゃないか?
生きるってことは何なのか、今一度考え直さなくちゃいけない時期に来てる。

学び続けた僕が、ここだと決めたタイミング。
この冬に再度、感染拡大するであろうことまで予測しながら。
いつかやろうと思っていたことを、今やるべきだに切り替えた。

映画「演者」は生まれなくてはならない作品だと確信している。
第二稿が終わってなお強く思った。

58日目が始まる。
前半最後の週末だ。

小野寺隆一

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