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ヴェンダースが思い入れを持つ東京で撮影された「ドリーム・アイランド」のデジタルリマスター化をクラウドファンディングで実現!

ヴィム・ヴェンダース出演!
未公開作品『ドリーム・アイランド』をデジタルリマスターし、世界に届けたい!

ヴェンダースが思い入れを持つ東京で撮影された『ドリーム・アイランド』。『夢の涯てまでも』のLDでしか見ることができなかった幻の作品を復刻させ、『PERFECT DAYS』まで連なる「夢の表現」の原点を共有しましょう!

コレクター
5
現在までに集まった金額
366,000
残り日数
60
目標金額 8,000,000 円
このプロジェクトでは、目標達成した場合のみ、
2025年5月15日23:59までに集まった金額がファンディングされます。

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Presenter
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PRESENTER
仲田早織

1989年、東京・江東区生まれ。 クリエイティブディレクター/アーティストマネージャー。 日本女子大学理学部を卒業後、食品メーカーやブランディング会社にてキャリアを積み、現在はフリーランスとして活動中。 アパレルブランドのクリエイティブディレクションやフォトグラファーのマネジメントを手がける。

  • 東京都
  • 起案数 1
  • 応援数 0
  • Twitter (未設定)
  • フォロワー 1 人

このプロジェクトについて

ヴェンダースが思い入れを持つ東京で撮影された『ドリーム・アイランド』。『夢の涯てまでも』のLDでしか見ることができなかった幻の作品を復刻させ、『PERFECT DAYS』まで連なる「夢の表現」の原点を共有しましょう!

『ドリーム・アイランド』(1991)について

ヴィム・ヴェンダース本人が「一番好きな作品(※)」といった『夢の涯てまでも』(1991)。

本作は、『夢の涯てまでも』のために制作された「夢のシークエンス」がきっかけとなり、東京を舞台に実写ドラマとして作られた未公開のアートフィルムです。

『夢の涯てまでも』に使用されなかった約100分の「夢のシークエンス」の中から厳選したシーンをヴェンダース自らが編集し、ヴェンダース自身が12歳の時に撮った8mmフィルムも使用されています。

この「夢のシークエンス」からは、後に「エレクトロニク・ペインティング」と呼ばれる当時最先端のメディアを駆使した平面作品が生まれ、ヴェンダースを語る上では外せない表現手法のひとつとなります。

また、ヴェンダース自らが出演・ナレーションを務めているという点でも、とても貴重な作品であると言えます。

しかし、この幻の作品は『夢の涯てまでも』のレーザーディスク版(1993年発売)の特典映像として収録されたのみで、現代では観る術がなく、長い間関係者やヴェンダースファンの中では幻の作品とされていました。

※高松宮世界文化賞ホームページより 


写真のキャプション『夢の涯てまでも』のレーザーディスクと『ドリーム・アイランド』クレジット

ヴェンダースの記憶に残り続けた幻の作品

2020年1月7日、ヴェンダースから『夢の涯てまでも』アソシエイト・プロデューサーの御影雅良さんに1通のメールが届きます。

「Thirty years have gone by...I never saw „Dream Island“ again and do not even have any copy…And can I send you a Blu Ray of my director’s cut of UNTIL THE END OF THE WORLD. Finally, 30 years later, I can release the film in the shape it was intended in.」Wim Wenders

「30年が過ぎ去った。以来私は再び『ドリーム・アイランド』を見ることができなかった。私は何1つコピーを持っていない・・・ところで、『夢の涯てまでも』のディレクターズカット版ブルーレイを送ってあげましょうか?ついに30年後にやっと私が意図したかたちの映画をリリースできました。」—ヴィム・ヴェンダース 

そこで御影さんは『ドリーム・アイランド』のコピー(VHS)をヴェンダースに送ったそうです。

『ドリーム・アイランド』をご覧いただけると分かると思いますが、ヴェンダースが笑顔で、朗らかに東京を歩いているシーンが随所に映し出されています。

きっとヴェンダースにとって、この作品を撮影した東京での日々はかけがえのない時間だったのではないでしょうか。



勝鬨橋で大ちゃんとヴェンダースがハイタッチするシーン

父の想いを辿って

私の父は『ドリーム・アイランド』の撮影監督をした仲田能也です。

私がまだ幼い頃、父は毎晩のようにこの作品を観ていました。その鑑賞タイムに何度も付き合わされていた私は「この不思議な映像はなんなのだろう?」と思ったのを覚えています。

父はフィルム時代に生きてきた人間で、フィルムとデジタルの転換期に踠き、この作品から何かを導き出そうとしていたのかもしれません。

残念ながら父は2013年に66歳で亡くなりました。

左から私、私の両親、ヴィム・ヴェンダース、映画に出演した2人の兄と、同じく映画に出演しているスー・ダック・リーさん


時は流れ2023年。ヴェンダースは再び、東京を舞台にした『PERFECT DAYS』を発表します。

公開を待ち侘びていた私は、『PERFECT DAYS』に映し出される東京の下町のシーンを観て、あの時観ていた『ドリーム・アイランド』を思い出しました。

そして、象徴的に描かれている夢のシーンを観て、ヴェンダースが「夢」をどのように捉えているのか気になって仕方がなくなりました。

さらに『ドリーム・アイランド』ではどのように「夢」が描かれていたのか、そして今は亡き父がどのような気持ちで『ドリーム・アイランド』と向き合っていたのかを知りたくなったのです。

しかし手元にはメルカリで手に入れたレーザーディスクしかなく、『ドリーム・アイランド』を観る術がありません。

よく父からお名前を聞いていた「御影さん」なら、この作品のデータを持っているのではないかと思い、御影さんのお名前をネットで検索すると、東京都写真美術館で5時間版の『夢の涯てまでも』(ディレクターズ・ カット)が上映され、御影さんがトークイベントをされるという情報が目に飛び込んできました。

私はこれしかない!と思い、御影さんに会いにいきます。


写真のキャプション『夢の涯てまでも』ディレクターズ・カット 4Kレストア版上映ポスターとトークショーの様子(左から墨屋宏明さん、御影雅良さん、高崎卓馬さん)


御影さんは私の突然の訪問にとても驚き、私が父によく似ていると喜んでくださいました。

『ドリーム・アイランド』が観たい!と相談したところ、「VHSをヴェンダースに貸してしまったから、他にデータがあるか分からないが自宅を探してみるよ」と言ってくださり、その日は連絡先を交換して別れました。

その後、御影さんから「DVDのコピーが見つかった!」と連絡があり、同時期に中目黒のN&A Art SITEで開催されていた「ヴィム・ヴェンダースの透明なまなざし」展で再会。

DVDのコピーを貸してもらうことができました。

30年ぶり観た『ドリーム・アイランド』は衝撃的にアーティスティックで、ヴェンダースを知る上でとても貴重な作品であると共に、ヴェンダースが思い入れのある東京で生まれた私たちが後世に残し、世界に発信しなければならない作品であると確信しました。

そして、父が切り取った映像を観て、久しぶりに父を近くに感じ、やはり当時の父の気持ちに触れたくなりました。

そのためにもヴェンダースに会って、撮影当時の父や、家族のこと、そしてどのようにしてこの作品に向き合っていたのかを聞くことが私の夢です。

「あなたにとって夢とは何ですか?」


An Image by Electronic Painting from Dream Island


「At the time, it was such a discovery to see - for the first time - how images would dissolve into pixels. 
We were the very first to look at high-definition digital art works in the NHK editing suite, remember?」(15 Feb 2020)Wim Wenders

「覚えているかい。あの時、僕たちは—生まれて初めて—いかにしてイメージがピクセルに溶けてしまうのかを発見したことを。僕たちは、NHKの編集室でハイ・ディフィニション芸術作品を本当に初めて見たんだ。」(2020年2月15日)—ヴィム・ヴェンダース 

デジタルリマスター化へのご協力をお願いします!

その後、私と御影さんは何度も話し合いを重ね【『ドリーム・アイランド』デジタルリマスター製作委員会】を立ち上げました。

幸いなことに、失われたとされていたハイビジョンのオリジナルテープと16ミリフィルムを天王州の倉庫で発見することができました。

映像素材は全部で34本(HDTV1インチ、D1、D2テープ、16ミリフィルム)。

保存状態は良好でしたが、ハイビジョンの1インチテープは劣化もしやすく、レーザーディスク同様、デジタイズしなければ観ることも編集することもできないことが判明しました。

デジタイズには費用がかかります。しかし、デジタル映像黎明期の実験的な表現が隠されたこの作品を、過去のものとして葬り去ってしまうわけにはいきません。

是非、皆様にもこの幻のアートフィルムを体験して頂きたく、ファンディングにご協力いただけないでしょうか。

クラウドファンディングが成功した暁には、どのようにして『ドリーム・アイランド』が制作されたのかを探るドキュメンタリーを制作予定です。

また、海外の映画祭への出品にもチャンレンジしたいと思っています。

『ドリーム・アイランド』デジタルリマスター製作委員会

共同代表 仲田 早織


倉庫で見つかったオリジナルテープ

ストーリー

恋人を失った女性(ふみ)が見ている東京は、彼女だけの空間。彼女にとっては、今一番大切なのは想い。そして、東京の新宿公園に毎日のように出かけ、街中の音をDATで拾い集めている男(ダットマン)にとっては、音の方が良く見える。だから、彼の見る空間はとても絵的。子供の目は、大人たちが見る見方とは常に異なっている。

夢だって違う。純粋な気持ちを忘れるように大人たちは、いつからか「モノ」にこだわっていく。「モノ」は、いつかはクズになる。

しかし、イメージはどうだろうと、観察者(ウォッチャー)と名乗る男(ヴイム・ヴェンダース)は問いかける。

東京の子供たちの笑い声は、さまざまな夢の空間から私たちを解き放ち、目覚めさせてくれる。

少年(大ちゃん)は、そんな大人たちの思考経路に関係なく、どこかで全員と巡り合って、その人生の中の一時に関与しているのだ。

夢の島を、一緒になって歩いているのだ・・・。

『ドリーム・アイランドーヴィム・ヴェンダースの失われた夢』

1991年制作 60分 スーパー16mm/ハイビジョン映画作品

原題:Dream Island― The Lost Dreams of Wim Wenders

プロデューサー: ヴィム・ヴェンダース マサ・ミカゲ

監督:ショーン・ノートン

撮影:仲田能也

出演・ナレーション・「夢」の制作:ヴィム・ヴェンダース

音楽:ニック・ウッド オスカー・デリック・ブラウン

主なキャスト:スー・ダック・リー フミコ・オブセ 仲田英樹  仲田大記


特典

⚫︎オンライン試写会

2025年12月公開予定のオンライン試写会にご招待します。

⚫︎オリジナルTシャツ

デザイン未定。サイズはM/L/XLの3種類から選べます。

⚫︎試写会(パンフレット付き)

都内劇場(未定)で2025年12月に実施予定のリアル試写会にご招待します。(1名様)

撮影秘話などを掲載予定の特製パンフレットもプレゼント。

※会場までの交通費はご自身でご負担ください

※ご案内の日程にご都合がつかない場合でも振替実施はありませんので予めご了承ください。

⚫︎ブルーレイディスク

デジタルリマスター化した映像でブルーレイディスクを製作します。

⚫︎クレジットコース(個人)

支援者様のお名前(個人名)をエンドクレジットに掲載させていただきます。

⚫︎完成披露試写会&記念パーティーコース

2025年11月に都内劇場(未定)で開催予定の完成披露試写会&記念パーティーにご招待します。(1名様)

制作スタッフ・出演者も参加予定です。

※会場までの交通費はご自身でご負担ください

※ご案内の日程にご都合がつかない場合でも振替実施はありませんのでご承知おきください。

⚫︎クレジットコース(企業・団体)

支援者様の企業名または団体名をエンドクレジットに掲載させていただきます。

※ロゴの表記について 

映画の世界観に沿った表示方法(モノクロに統一するなど)を考えております。予めご了承ください。

想定されるリスクとチャレンジ

本プロジェクトは集まった資金が目標金額に満たなかった場合、『ドリーム・アイランド』のデジタルリマスター化が実施されない「All or Nothing方式」を採用しております。プロジェクトが不成立となりますと支援者の方々に返金させていただきます。
リスクは少ないプロジェクトですので、ぜひご参加ください。

プロジェクトスケジュール

2025年6月  デジタルリマスター作業開始

2025年8月  特設サイト公開予定

2025年11月   完成披露試写会&記念パーティー実施、オーサリング・プレス作業開始

2025年12月   オンライン試写会・試写会実施、ブルーレイディスク・リターン発送開始

※リターン品の完成に遅延が発生する場合がございます。その際、支援者の皆様には事前にご連絡いたします。よろしくお願いいたします。

目標金額と用途について

・デジタルリマスター化費用(デジタル上映素材(DCP)制作費用など含む)—約150万円 

・著作権者への支払い(音楽著作権を含む)—約180万円 

・キャンペーン運用費用(モーションギャラリー手数料、PR費用)—約210万円

・リターン製作費用(ブルーレイディスクなど)— 約260万円 

その他

2025年8月1日から2026年1月11日までドイツのbundeskunsthalle bonnで開催される「ヴィム・ヴェンダース展」の鑑賞ツアーを開催検討中です。

詳細が決まり次第、特設サイトにてお知らせいたします。

To those living overseas

 The Dream Island Association, 15 members had established on July 7th, 2024 as a voluntary organization under Japanese law for the purpose of remaster “Dream Island”(1991)in various digital formats and redistribute to the theater and museum in Japan and elsewhere abroad.

The film is originally made in NHK’s Hi-Vision and 16m film in Tokyo (Feb.1990-Apr.1991), a turning point of Analog to Digital media history.The film had been lost for 30 years and had found 34 original Hi-Def tapes by the property owner. It is also considered to be as one of important breakthrough of new artistic vision of “ Electronic Painting” included in the film are created by Wim Wenders. Therefore, we call your participation to restore and make a new digital formats in 2025.

Any Inquiry is welcome.

© 2025 Dream Island Association

リターンを選ぶ

  • 3000

    お気持ちだけ支援コース

    • サンクスメール(1通)
    • 2025年05月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 6000

    オンライン試写会コース

    • サンクスメール(1通)
    • オンライン試写会(1点/視聴期間は3週間)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 1人が応援しています。
  • 10000

    オリジナルTシャツコース

    • サンクスメール(1通)
    • オンライン試写会(1点/視聴期間は3週間)
    • オリジナルデザインTシャツ(1点)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 12000

    【for overseas】On Line-Limited time Web-cast preview

    • Online limited webcast preview Key-1,30days access
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 残り100枚

    15000

    試写会(パンフレット付き)コース

    • サンクスメール(1通)
    • オンライン試写会(1点/視聴期間は3週間)
    • オリジナルデザインTシャツ(1点)
    • 試写会へご招待※パンフレット付き(1名/2025年12月、都内劇場にて実施予定)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 16000

    【for overseas】Original design T-shirts package

    • Online limited webcast preview Key-1,30days access
    • Original design T-shirts (1 person)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 20000

    ブルーレイコース

    • サンクスメール(1通)
    • オンライン試写会(1点/視聴期間は3週間)
    • オリジナルデザインTシャツ(1点)
    • 試写会へご招待※パンフレット付き(1名/2025年12月、都内劇場にて実施予定)
    • ブルーレイディスク(1点)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 3人が応援しています。
  • 残り100枚

    25000

    クレジットコース(個人名)

    • サンクスメール(1通)
    • オンライン試写会(1点/視聴期間は3週間)
    • オリジナルデザインTシャツ(1点)
    • 試写会へご招待※パンフレット付き(1名/2025年12月、都内劇場にて実施予定)
    • ブルーレイディスク(1点)
    • 本編エンドロールに個人名をクレジット(1名)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 26000

    【for overseas】 Blu-ray Disc package

    • Online limited webcast preview Key-1,30days access
    • Original design T-shirts (1 person)
    • Blu-ray Disc (1 Disc)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 残り50枚

    100000

    完成披露試写会&記念パーティーコース

    • サンクスメール(1通)
    • オンライン試写会(1点/視聴期間は3週間)
    • オリジナルデザインTシャツ(1点)
    • 試写会へご招待※パンフレット付き(1名/2025年12月、都内劇場にて実施予定)
    • 本編エンドロールに個人名をクレジット(1名)
    • ブルーレイディスク(1点)
    • 完成披露試写会&記念パーティーご招待(1名)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 残り19枚

    300000

    クレジットコース(企業・団体名)

    • サンクスメール(1通)
    • オンライン試写会(1点/視聴期間は3週間)
    • オリジナルデザインTシャツ(1点)
    • ブルーレイディスク(1点)
    • 試写会へご招待※パンフレット付き(1名/2025年12月、都内劇場にて実施予定)
    • 本編エンドロールに企業名、または団体名をクレジット(1点)
    • 2025年12月 にお届け予定です。
    • 1人が応援しています。