制作日記 12「Good-bye Friend」CD1-7
vol. 24 2024-05-10 0
AUTO-MOD clas-six (GENET vo./ 友森昭一 g./ 渡邉貢b. & programming) & 河野利昭 sax.
久しぶりのアップデートですが今回は特別編。AUTO-MOD clas-sixのマネージャー金子司さんの短めの報告とGENET(ジュネ)さんのISSAY愛に溢れたコメントをお届けします。以前にもお伝えしましたがISSAYは晩年、ジュネさん、宙也さんとともに3人の企画でライブを開催するなどお互い尊敬し合う気心の知れた間柄でした。そして渡邉貢さんはともにデビュー前後から親しくさせて頂いていてPERSONZとしてDER ZIBETとの対バンも何度かありました。また友森昭一さんはISSAYソロアルバム「Flowers」の『夜と朝のあいだに』(ピーターさんのカバー)でエッジの効いたギターを弾いてくださいました。そんなゆかりある3名によるAUTO-MOD clas-sixが3月にレコーディングしてくれた様子の報告です。
3月下旬、GENET(Vo. AUTO-MOD)、渡邉貢(B. PERSONZ)、友森昭一(G. ex.レベッカ)の3人で結成された"AUTO-MOD clas-six"のレコーディングが行われました。
この3人、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが1985年AUTO-MOD解散時のメンバーであります。
レコーディングスタジオは元AUTO-MOD Sax.河野利昭さん所有スタジオ Studio Move 705です。
プログラミングされたベーシックパートに次々とダビングされて行く各パート。
その完璧なテイクには全員が納得の頷き(笑)
そしてあっという間に終了。
ISSAYさんへの想いがスッとした空気の中、何の迷いも無く聚合された気がしました。
全ての行程が順調に進み最高の作品を作る事が出来ました。是非お楽しみに。
ありがとうございました!
text: AUTO-MOD clas-six マネージャー 金子司
ISSAYが逝った。 未だ約束がいっぱいあったのに…
考えたら40年を超える付き合い、 宙也と僕とISSAYで自らを妖怪と呼び、 三妖怪揃い踏みとして毎年ライブもした…。
そんなISSAYが逝ってしまった。
デルジベットのトリビュートの話を頂き、 でも僕の心の中は複雑だった…
曲は『Good-Bye Friend』 とても素敵な曲だ。
この曲は、ISSAYの少年期の思いを綴ったバラードだ… 彼が言うFriendとは、ロックにのめり込む少年期の彼自身。
誰にも理解されず部屋の中でロックミュージックを聞き、そんなロックの夢にのめり込む少年期の彼自身を愛しみ、 大丈夫だよ、ちゃんと夢は叶えたよと、 その頃の自分に語りかける曲だった…。
こんな気持ち、僕も身に覚えがある記憶だった。 彼とは全く違うスタンスに立ちながらも、幾つもの同じ思いを共有する間柄だった、 そんな彼にgood-bye Friendと歌いかけるこの曲は、僕にとってはどうしても彼への思いを歌いかける歌となってしまい、 この曲の持つ彼の少年期を辿ると言うコンセプトに持って行くのは、かなり難しい作業だった。 しかし、デルジベットの作品とその意味をを未来に残す事が今回のトリビュートの意思だとの制作のイトハルさんの言葉に、ISSAYの少年期に僕自身を同化させこの曲に入り込んでみた。
又今回僕達は、僕と渡邉貢、友森昭一、河野利昭のAUTO-MODの黄金期のメンバーで活動するAUTO-MOD clas-sixのメンバー四人だけでの、非常に濃密な空間でレコーディングをさせて頂いた。
原作より短い演奏時間という制約もあり、かなり切り詰めた状況もあったが、心を込めた作品が出来上がった。
最高のニューウェーブバラードを作ったつもりです。
彼の少年期、そこにはロック小僧だった僕もいて、そして同じステージに立ち、一緒にジギースターダストを歌ったISSAYと僕も居た。
Good-bye Friend 忘れはしない君の歌を
Good-bye Friend 忘れはしない君の言葉
最後に付けさせていただいた彼への思いは、 この作品と共に永遠に残るのだろう…
本当に素晴らしい作品に参加させて頂きありがとう、 ISSAY、僕はもう少しここで歌を歌ってから其方に行くよ…
そっちに行ったら、又いつもの様に、一緒にジギースターダストを歌おうよ!!
さよなら、ISSAY
Good-bye Friend
GENET