達成率のご報告~6回目~
vol. 25 2014-02-28 0
この連載では、クラウドファンディングの達成率を報告しています。だんだん明らかになってくるイラストをお楽しみに♪
こんにちは!CATiCメンバーの横山秀です。
2月1日から始まったCATiCのクラウドファンディング、
ついに先日折り返し地点を過ぎ、残り日数は18日となりました!
そんな後半戦突入直後の達成率は…
54%!(絵もだんだんと全貌を現してきましたね^^)
ありがとうございます!
設立から1年半の若輩者。しかもカンボジアによりによって「映画」を届けたいという天の邪鬼。
そんな団体の活動に多くの方から共感をいただき、有難い限りです。
と、感慨にふけると同時に「皆さまの共感をしっかりカンボジアに届けなければ」と気を引き締めております。
さてさて、話は変わって皆さまこちらの写真がどこだかお分かりになるでしょうか?
横一列に並んだ均整な部屋、部屋、部屋・・・・
近くの倉庫にはまさしく「おもちゃ箱をひっくり返したような」おもちゃの数々・・・
じゃじゃん!正解は福島県の仮設住宅でした。
ここには原発から20km圏内に暮していた方々が避難しています。僕は2011年夏にここにボランティアに行きました。
・・・え? 原発の近くから離れて、安全な環境と住宅を手に入れて、もうOKじゃん。ボランティアとか要らないじゃん。
いえいえ、そんなこともないのです。
僕がここでやっていた支援は「心の支援」。故郷を失った悲しみと放射能への恐怖、新しい環境へのストレスなど、被災者の方が抱える悩みは目に見える物ばかりではありません。
特に子どもは原発事故以来「外で遊んだら放射能がつく」と言って、思い切り外で遊べない子どもが多いそう。
そこで、行政やマスコミからは特に無視されやすい「心」の問題に取り組み、仮設住宅の子どもに遊びの場を提供したり、お年寄りの話相手になったり…という「心の支援」をするのがボランティアのお仕事でした。
ハード面中心の支援を行う行政からは特に見落とされがちな分野であり、だからこそボランティアの役割が重視されたわけです。目に見えない分野だからこそ自分がどれくらい役に立てたのかも分からないのですが、暗闇の中で伸ばした手が誰かの手に触れていたら嬉しいです。
CATiCが映画を通じてカンボジアの子ども達に届けている「夢」や「わくわく」といった物も、もちろん目に見える物ではありませんし、お腹を満たすことはできません。
でもきっと、心が満たされなければ生活は空しいだけになる・・・。
映画で夢を届けるという前衛的な国際協力には当然「本当に必要なの?」「本当に望まれているの?」といった疑問が付きまといます。こういった疑問は常に意識しながら、活動にあたっています。
でも、「誰かの心を置き去りにしたまま、食べ物や住宅だけを与えて満足する」、このような状況だけは絶対に避けたいと思い、CATiCの活動を1歩1歩慎重に進めています。
過去の記事
■第一回: 映画を届ける支援
■第二回: 達成率のご報告~2回目~
■第三回: 達成率のご報告~3回目~
■第四回: 達成率のご報告~4回目~
■第五回: 達成率のご報告~5回目~
■第六回: 達成率のご報告~6回目~
■第七回: トップページに動画が付きました!
■最終回: いってきます! そして・・・ついに!!