向井山朋子さんより、応援メッセージいただきました!
vol. 13 2022-06-01 0
いつも応援ありがとうございます。HAAYMMです。
クラウドファンディング終了まであと30日となりました。神戸のカルチャーをさらに盛り上げるべく立ち上げたAiRK運営のため、まだまだ皆さまのご支援をお待ちしています。
突然ですが、AIRとはモグラみたいなものかもしれない、と思うようになりました。地上に姿を現すことはほぼなく、地中に潜り、ひたすら穴を掘る。土に空気が入るので作物が育ちやすく、土中に埋まっていた種が地表に出ることで発芽を促すことにもなり、虫などを食べるので土壌内の害虫の密度をコントロールする。日常の中で目にすることは少ない存在だけれども、確実に私たちの生活を文字通り地盤から支えている。さらには、西日本一帯で発見される主要なモグラは「コウベモグラ」と呼ばれているようなのです。AIRは文化においてのモグラのような存在であり、AiRKがコウベモグラの一員になれるようであれば、こんなに素晴らしいことはないと考える昨今です。
というわけで、6月最初の応援メッセージは、ピアニスト/美術家/ディレクターである向井山朋子さんからいただきました。朋子さん、ありがとうございます!
アムステルダム在住の向井山朋子さんは経歴にあるように、さまざまな活動を展開されています。今プロジェクトのコメント内で、HAAYMMメンバー遠藤豊が紹介しているレジデンスの参加アーティストでもあり、同メンバー森山未來が参加した原美術館での撮影では、ピアニストとしてだけでなく、監督として映像制作も手がけていらっしゃいます。
いつかはアーティストとして、朋子さんにも是非AiRKに滞在していただきたいです!
それでは引き続き、AiRKへのサポート、そしてシェア&拡散へのご協力、どうぞよろしくお願いします!
HAAYMM一同
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チームで作品を制作しているときは、クリエーションが進む現場やスタジオのちょっと外側の場でいろいろなアイデア、発見、解決が見つかります。「同じ釜の飯を食う」とはよく言ったもので、オンラインでいつでも、どこでも会える時代がからこそ、一つの空間で寝食を共にすることはかけがえのないものです。
俳優、ダンサーとして新しい表現と領域の越境に挑戦し続ける森山未來さんがアーティスト・イン・レジデンス(アーティストが住んで制作している、の意)AiRKを準備していると聞きました。
権威的なディレクターや演出家が高圧的にクリエーションしていく時代がもう終わった今、作品に関わる者たちが、共に悩み、考え抜く’場’が生まれること、それをアーティストが提案して進めていくこと、にとても期待が膨らみます。
向井山朋子/MUKAIYAMA Tomoko
(c) takashi kawashima
和歌山県生まれ、オランダ在住のピアニスト/美術家/ディレクター。1991年国際ガウデアムス演奏家コンクールに日本人ピアニストとして初めて優勝、村松賞受賞。女性性を核に身体性、セクシャリティ、境界、記憶、儀式、時空など異なるテーマを横断し、従来の形式にとらわれない舞台芸術やインスタレーション、映像作品を発表。ニューヨーク・リンカーンセンター、パリ・オペラ座などの劇場からはじまり、美術館、個人宅、公共空間また時には瀬戸内海の島の魚市場までありとあらゆる空間、またオンラインがプラットフォーム。