【応援メッセージ】河田 昌東さん(NPO法人チェルノブイリ救援・中部 理事)
vol. 21 2019-02-06 0
2011年4月、テレビの画面に現れたその人は、チェルノブイリ事故後にウクライナで培った、菜の花を育てて除染する「菜の花プロジェクト」が、福島でも応用できるということを語っていました。
テレビの向こうでカワタ氏と呼ばれているその人は、なんと私の叔父でした。
叔父が永年、チェルノブイリ救援に携わっていることも知らないでいた私でしたが、すぐさま連絡を取り、事故後の身の振り方、暮らし方について教えを請い、福島に残る姉たち家族も,何度も助言をもらい暮らしに役立ててきました。
その年の6月、横浜で市民向けの講演会をしてもらった時、来場者からの質問に、「実際に数値を測ってみないと何とも言えないのですが。。。」と加えながら慎重に答えていた姿に、科学者としての真摯な姿勢を見た気がしました。
【保養の効果とその必要性】 河田 昌東氏&小出 裕章氏インタビュー
その後は福島県南相馬市や浪江町で、詳細な汚染マップの作成や、菜の花を育て除染をし、実から油を作り、残った油粕をバイオ燃料にする、南相馬・菜の花プロジェクトにも尽力しています。
永年現地の人に寄り添い、共に歩んできた彼の姿に、私も勇気をもらっています。
応援メッセージ、ありがとうございます!
(相原)
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原発事故は多くの人と人との絆を壊し、
地域のつながりを破壊しました。それでも
被災地の暮らしを守り続けている人々もいます。
私たち「NPO法人チェルノブイリ救援・中部」は
ウクライナや福島で生きるそんな人々を支援しています。
その活動の一つが南相馬市の農家と一緒にやっている
「菜の花プロジェクト」です。ナタネ油は汚染しない
ので食用になります。商品名を「油菜ちゃん」と言います。
汚染した油粕で「バイオガス発電所」を作り、今後、
エネルギーの自給もしたいと考えています。
共に頑張りましょう。
NPO法人・チェルノブイリ救援・中部
河田昌東(かわたまさはる)
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「もやい」それは、荒縄の強固な結び。3.11から8年、福島原発事故と向き合ってきたアーチスト達の個々の表現が金沢21世紀美術館で結ばれます。絵画、彫刻、写真、生花、造形、詩歌……福島の現実と命の輝きがあなたを包みます。
一人でも多くの方にこのプロジェクトを知っていただくために、引き続きのご支援・そして周りの方への拡散を、何卒よろしくお願いいたします。
https://motion-gallery.net/projects/2019moyai_kanazawa
★もやい展スケジュール★
場所:金沢21世紀美術館 ギャラリーA(石川県金沢市広坂)https://www.kanazawa21.jp/
日時:2019年3月5日(火)〜10日(日)
5−7日/10時~18時 8−9日/10時〜20時 10日/10時〜17時
入場料:100円(各種免除規定あり)