【近況報告】 「人形劇団京芸」さんも、動き出しました!
vol. 24 2020-07-11 0
人形劇団京芸さんから、以下の報告がありましたのでご覧ください。
[ほっこりしあたー]
7月4日(土)、神戸市の葺合文化センターにて、人形劇団京芸『ほっこりしあたー』の上演を行いました。
葺合文化センターは地域で長年活用された会館だったのですが、今年6月で閉館することになり、上演も当初6月末を予定していました。
ところが、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため6月中の開催が難しくなり、感染予防策を講じたうえで、閉館を延期してくださってこの日の上演に漕ぎつけました。
朝、京芸の劇団員がセンターに到着すると、まず全員が体温測定を受け、手の消毒をしてから入館しました。
会場にはすでに客席用のマットと椅子が用意され、職員の方が消毒をされていました。
車から人形劇の荷物を降ろし、舞台の設営と人形のプリセット(人形をそれぞれ遣う場所に置くこと)をします。
今回の上演では、上演スペースである緑色のカーペットから客席最前列までの間隔をいつもよりも離して250㎝とりました。
また、ふだんは開演時に役者が客席から登場するのですが、今回はそれを取りやめて、舞台側のスペースのみを使うように、劇団員と会館職員の方とで進行・動線についての確認をしました。
会場の様子です。客席の青いマットひとつひとつの間隔を空けています。このマット1枚に1グループずつ座っていただきました。
観客の皆さんも、検温と手の消毒を受けてから入館されていました。定員を当初の半数に減らしており、午前の回はほぼ満員でした。
実に4ヶ月ぶりの公演で、役者もやや緊張しましたが、あたたかい拍手に迎えられ、楽しく上演させていただきました。
この作品では、出演者3人ともが笛を吹く場面があり、主催者の了解のもとマスク・マウスガードを着用せずに上演しました。開演前と後にはマスクを着用していました。
終演後には舞台の近くで写真を撮ることができる時間を設け、多くの皆さんが写真撮影をされていました。
今回の催しを開催するまでに想定されたさまざまな準備に対応し、現場での判断をして公演を成功させてくださった葺合文化センターの皆さんに深く感謝しています。
京芸としても今後の公演に活用できる経験をたくさん得ました。これからもみんなで人形劇を楽しめる方法を探っていきたいと思います。
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[しんすけおじさんの のほほんカーニバル]
7月9日(木)幼稚園での公演
初日を観に行った劇団員のレポートです。
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今回は客席も椅子席で空間を開け、人数も絞って年長さんだけの公演になりました。
以前の様に客席で隣り合い転げ回って笑うお客さんの姿は見られなかったのですが、帰り際に「人形劇もう終わりなん」「面白かったよ」「またきてね」など色々コメントを聞きました。
まだ平常通りの公演は難しい状況ですが、新作の初日を開ける事が出来て良かったです。
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ベテラン本田真輔の1人芝居。この日に向けて、感染防止に努めながら、3作品の人形や舞台を作ったり、稽古をしてきました!
当日は、密を避けるために2ステージに分け、各回のお客さんの数を少なめにおさえての開催でした。
「京芸」さん、久しぶりの公演お疲れさまでした。
子どもたちの、うれしそうな顔が浮かびますね。
京都人形劇センター会員の劇団のなかには、まだ公演が出来ずにいる劇団もあります。
残り11日となったクラウドファンデングへの応援、ならびにご支援、引き続きよろしくお願いいたします。
京都人形劇センター 運営委員長 小谷 常