アトリエ訪問 第六弾 「西川禎一 おひとり座」
vol. 9 2020-06-16 0
今回の訪問は、「西川禎一 おひとり座」さんです。
宇治市にある自宅兼アトリエに、お邪魔しました。
西川禎一さんは1936年1月に京都で生まれ、元々は役者志望だったそうです。
1990年に人形劇団京芸で、「おひとり座」の活動をスタート。
1993年に「西川禎一 おひとり座」として独立。
国内最年長で活躍される御年84.5歳の大々ベテランです。
落語調の語り口と、繊細な人形の動きが織りなす独特の面白さは、多くの人を惹きつけています。
ちなみに、西川さんは京都人形劇センターの顧問をしていただいております。
さてここで、西川さん自身の作られた人形たちやアトリエをご紹介します。
お母さまや、3年前に他界された奥さまの人形たちに、やさしく見守られているようです。
アトリエは、ご自宅とは別にもう一軒お隣にお持ちで、ベランダ伝いに行けるようになっており、製作や稽古に使っている場所だそうです。
いま西川さんが思うことは「舞台にもう一回立ちたい」という事。芝居の感想のなかで「西川さんの芝居に元気をもらった!」と書かれてある事が多いそうです。
自分は生きてるだけでも、ちょっとは価値があるのかもとお客さまの言葉に元気をもらってたそうです。
そのために恩返しとして「お礼行脚の旅」をしてみたいそうです。「出演料はいりません!宿泊費・交通費のみでのカンパ公演を実現したい!」と話されていました。
一日でも早く「お礼行脚の旅」ができますように!
西川禎一さん、今日はおつきあい頂き、ありがとうございました。
京都人形劇センター 運営委員長 小谷 常