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大学生の力で未来に残る防災の輪を広げたいをクラウドファンディングで実現!

【東日本大震災から10年】
大学生の力で未来に残る防災の輪を広げたい

阪神・淡路大震災や東日本大震災の経験を同世代や次世代に伝えるため、宮城県を訪問調査し、若者主体の防災シンポジウムを開催します。大学生の力で新たな防災啓発活動を提案するために、ご支援お願い致します。

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額200,000円を達成し、2020年12月2日23:59に終了しました。

コレクター
32
現在までに集まった金額
207,000
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額200,000円を達成し、2020年12月2日23:59に終了しました。

Presenter
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117KOBEぼうさい委員会は、阪神・淡路大震災を経験していない大学生が当時の記憶や教訓を学び、防災・減災の大切さを「次世代につなぐ」目的で結成された団体です。これまで兵庫県内の17大学の学生が参加し、現在約60名のメンバーで年間50回程度活動しています。

メンバー日記30 被災地訪問プロジェクトを振り返って(あず)

vol. 46 2021-04-21 0

皆さま、こんにちは!

ぼうさい委員会のあずです。

本日は、最後のメンバー日記を担当します。

最後というと少し寂しいのですが、このクラウドファンディングのページで皆さまに出会い半年、このプロジェクトをスタートして1年が経とうとしています。

これまで支えてくださった関係者の皆さま、オンラインイベント当日もご視聴くださった皆さま、今この記事を読んでくれている皆さま、本当にありがとうございました。

オンラインイベントから約1ヶ月、この1年のプロジェクトを振り返っていました。

先が見えない状況でどうしていいか分からなくなったとき、この場所で頂いたメッセージを読み返すことで支えられていました。

無事私たち全員がやり切ることができたのは、皆さまのご理解とご支援のおかげです。このご縁に感謝するとともに、いつかまた直接お会いできることを願っています。

今回の記事では、プロジェクト開始当初から現在までの、私の変化についてお話したいと思います。

私がこの1年間のプロジェクトを通して学んだことは、①楽しむことを忘れないこと、②自分を信じて動くこと、③伝えることの難しさと責任の3点です。

言葉にすると、メンバーを導く3年生として、どれも初めからできていなければならなかったことだと反省しています。

しかし私は、恥ずかしながら、頭の中で考えすぎるあまり、いつも何が正解なのかと答えを追い求めすぎていました。

昨年5月、東北に行きたいという私の想いの元には、被災地を知ることで本当の何かを伝えられるようになるというような、漠然とした答え探しをしようと考えていた節がありました。

私たちは、具体的な防災の方法を伝えることはできるけれど、震災そのものを伝えるに値するのだろうか。

経験していない私が伝えて本当に届くのだろうか。

そんなことばかり考えていました。

それでも同時に、だからといって決して辞めたくないという思いもずっとありました。

委員長でもあった私が最初にこのような状態であったことは、今だから言えることでもあります。

このような不透明な気持ちで活動すべきではないということは自覚していたからです。

5月に、自分を含めメンバーの想いを整理・理解することから始め、訪問プログラムの計画と調整、資金の調達と広報、様々な資料やコンテンツを制作する中で、たくさんの情報を調べる機会がありました。

その過程で、3年生になり初めて学んだ防災や震災の知識もありました。

これは訪問が中止になり、神戸でのイベントに切替後も変わることはありませんでした。

そこで改めて気がついたことは、私たちの役割が、一緒に学びながら伝えることであるということ、立ち止まって振り返った時に、このように学ぶことが楽しいということです。

何かを目に見える形で伝え、結果を残さねばならないとばかり考え、自身や委員会が何をしたいのかが見えなくなっていたことに気が付きました。

きっと、伝え方に正解などありません。

場がどこであろうと経験と学ぶ過程を楽しみ、柔軟に考えられるようになった時、すっと道が見えたような気がしました。

私は特に広報を担当していたのですが、今私たちにしかできない活動の形を楽しみたいという想いから、「ちょこっと防災」の発信を急遽提案しました。

このプロジェクトには参加していない委員会メンバーにも活躍してもらうと同時に、企画を気に入ってもらった時は嬉しかったです。

憂慮することの多い私でしたが、自身の感覚を信じて行動できたことが、振り返ると一つの成長であったと感じます。また、そのような企画を管理しメンバーに役割をお願いする際、言葉の使い方や情報の真偽の扱いにとても気を付けなければならないことを実感しました。

伝える者には大きな責任が伴います。

特に防災は、命に関わる情報をお伝えする機会もありました。

書き方や編集一つで伝わり方が異なってしまうことに気が付けたメンバーは、今後の活動でも、伝え方に向き合えるようになったのではないでしょうか。

委員会の学生が活動するうえで最も大切にしなければならない視点を、今回のプロジェクトを通し、皆が学ぶことができたと感じています。

今後も私たちは、私たちにしかできない伝える使命を全うします。

そして、プロジェクト開始当初の私が抱え込んでいた葛藤は、現在、私がこれからも学び続けて伝えていきたいという強い想いになっています。

どこにいても、私にできることは変わらないと今は信じています。

そしていつか自分の学びのために、コロナの状況が落ち着いた際に東北を訪問し、そこで感じたことを周りに必ず伝えたいと考えています。

オンラインイベント「発見!新しい防災DAY」の当日は、とても刺激的な一日でした。

私自身は、防災活動発表とパネルディスカッションに主に登壇しました。

どの団体も語り部さんも、それぞれの立場と気づきがあるから、様々な活動方法があるのだと実感しました。

そして、委員会外ではまだ身近に出会えていなかった同志と繋がれたことも財産だと感じています。

この繋がりを後輩へ、さらに他の地域へと繋げたいという新たな期待も生まれました。

登壇時以外はメンバーと共に広報を行い、各プログラムの準備を傍から見ている時間もありました。

自分たちでよりよい方法を考え、とても頼もしくなっているメンバーに感動すると同時に、そのような環境で活動できてきたことの幸せを噛みしめていました。

最後に、私の今後の目標は、変わらず伝え続けることです。

自分はそれほど得意ではないということにも気が付きましたが、それでも伝え続けたいと思います。

また、伝える前に、私自身も教えてもらう側であることも忘れません。

自ら知ろうとする人がまだ少ないことが現実であり、その一人である私たちが埋もれてしまいたくありません。

どこにいてもどのような仕事についても、それが私の役目だと感じます。

もし親になれば子供になのか、社会人としてなら友人になのか地域になのか、強い意志すらあればできることを学びました。

委員会では4年生として最後の一年間、まだまだ子どもたちや後輩と、私たちの防災ときっかけ作りを楽しみたいと思います。

本プロジェクトはここで区切りとなりますが、ここで得たメンバーの想いはこれからの防災と地域に必ず繋げます。今後とも、117KOBEぼうさい委員会をよろしくお願いいたします。

感謝を込めて、それではまた。

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