写真集『造船記』3月11 日、全国書店にて発売!
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写真集『造船記』(集広舎)3月11日発売 著・野田雅也
「やんねばなんねえ」、船大工たちは声を合わせた。2011年3月11日、東日本大震災に見舞われた岩手県大槌町。ひょうたん島(蓬莱島)のある大槌町は鮭の定置網漁や養殖業で栄えてきた。漁師町の復興に「船」は欠かせない。震災の日から11年間、復興の足跡を記録した貴重なフォトストーリー。
240項 / フルカラー / 日本語 / 英語
発行:令和5年(2023年)3月11日
著者:野田雅也
発行者:川端幸夫
発行:集広舎
〒812-0035 福岡市博多区中呉服町5-23
TEL :092(271)3767
英訳:Thomas Lea
ブックデザイン:玉川祐治
印刷・製本:シナノ書籍印刷株式会社
ISBN 978-4-86735-045-4 C0072
【概要】
ひょうたん島(蓬莱島)のある赤浜の岸辺で、瓦礫から工具を拾い集める船大工に出会った。大槌湾に面した岩手造船所は津波で壊滅し、流された船は陸に打ち上げられたり、海上を漂流したりしていた。船大工は、「あの船さ、おらほの方から流れたべ」と屋根の上に乗った観光船を見上げた。漁師町の復興に、船は欠かせない。「やんねばなんねえ」、船大工たちは声を合わせた。町に暮らしの明かりが灯る日を夢見て、途切れることなく復興の槌音を響かせ続けた。
今、夜空の下に街明かりが輝き、蓬莱島の灯台は海を照らす。家族や仲間を失い、悲しみや苦しみを乗り越えても、さらに困難は続いた。しかし船大工をはじめ、町の誰もが、誰かの明日を想い、支えあい、新しい町を築き上げた。写真集『造船記』は、東日本大震災から復興までの不屈の歩みをたどる船大工たちのクロニクル。
出版記念写真展
『造船記』大槌展
会場:大槌町文化交流センター「おしゃっち」1階
期日:2023年3月4日(土)~12日(日)
時間:9:00-21:00最終日は18:00まで ※7日は休館
入場無料
トークイベント『時代の記録者たち』
3 月12 日(日)14:00-16:00 おしゃっち2 階 会議室
あの瞬間、なぜシャッターを切ったのか?被災から新しい町ができるまで、ファインダー越しに大槌町を見つめる。時代の記録者たちは何を遺し、何を伝えようとしているのか。12年の時を経て、津波被害を記録した「リメンバー大槌」の参加カメラマンたちが集うトークイベントを開催します。
野田雅也/ 八重樫信之/ 佐々木慶一/ 植田俊郎/ 伊藤 陽子/ 中村公男
https://www.town.otsuchi.iwate.jp/gyosei/docs/434064.html
『造船記』東京展
会場:アイデムフォトギャラリー「シリウス」
期日:2023年4月13日(木)~19日(水)
時間:10:00-18:00 最終日15:00まで ※16日は休館
入場無料