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「悲劇三部作」の完結編『小津』をクラウドファンディングで実現!
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韓国では編集デザインに携わり、韓国ソウル国際実験映画フェスティバル(EXiS)で映画作家、アートディレクターとして活動。韓国では実験映画などを多く制作。その後、2015年から日本に在住。京都造形大学大学院に在籍し今年3月に『 小津安二郎作品におけるムービングイメージと〈死の美学〉について――「ロー・アングルと固定ショット」をめぐる考察を中心に―― 』というテーマの論文で博士の学位を取得。 本作は小津安二郎を題材とした悲劇三部作『貞夫』『節子』に続く最終作で、『宗方姉妹』や『東京暮色』などの小津安二郎監督作品と現代社会を重ね合わせた内容の長編劇映画です。
小津安二郎を題材とした悲劇三部作『貞雄』『節子』に続く最終作で、『宗方姉妹』や『東京暮色』などの小津安二郎監督作品と現代社会を重ね合わせた内容の長編劇映画です。
2021年大阪アジアン映画祭で協賛企画上映予定です。
こんにちは。韓国出身の映画監督ゾンピロンと申します。
本作は小津安二郎を題材とした悲劇三部作『貞雄』『節子』に続く最終作で、『宗方姉妹』や『東京暮色』などの小津安二郎監督作品と現代社会を重ね合わせた内容の長編劇映画です。
現在、仕上げ作業と今後の上映活動の準備を進めていて、そこで必要な資金を募るために、このプロジェクトを投稿させていただきました。
この作品のポストプロダクション費用と宣伝配給費用にどうかご支援をお願いいたします。
「悲劇三部作」完結編『小津』について
作品名『小津』
制作年:2020
ジャンル:ドラマ
本編尺:91分
本作品『小津』は三部作の一つで、名映画監督小津安二郎の作品をベースに現代社会と重ね合わせるという内容の作品で、令和元年度芳泉文化財団助成作品に選定され、2021年大阪アジアン映画祭で上映が予定されている作品です。
「悲劇三部作」の昨年までの撮影場所は主に綾部市の志賀郷を舞台にされてきましたが、今年は映画監督ゾン・ピロンさんに福知山市大江町の元伊勢三社を紹介する映像の撮影もしていただいた関係で、大江町を中心に撮影したいという話が持ち上がったものです。
2019年11月に京都府の大江町で撮影を行い、「ピロン組」「放映新社」「大江で映画をつくる会」が一緒になって、地元の皆さんにご協力いただいて、無事にクランクアップを迎えることができました。
『小津』には大江山の雲海、由良川、吊り橋、一両の丹鉄、大江駅、福知山城、豊受大神社、福知山公立大学図書館、新町商店街などの舞台をはじめ、京都府指定有形文化財の大雲記念館(旧平野家)が主人公(明子、紀子、周吉)の家に設定され、日本の自然と伝統家屋が美しく撮り終わったと思っております。
小津安二郎の「ロー・アングルと固定ショットの美学」を生かした「悲劇三部作」の完結編『小津』は、日本国内と韓国での劇場公開、国際映画祭への出品を目指しています。
現在、仕上げ作業と今後の上映活動の準備を進めていて、そこで必要な資金を募るために、このプロジェクトを投稿させていただきました。
この作品のポストプロダクション費用と宣伝配給費用にどうかご支援をお願いいたします。
<ストーリー>
月明かりの薄暗い大江の夜空、明子(21歳)と健二(20歳)は豊受大神社の表の階段で濃厚な初めてのキスを交わす。数ヶ月後、冬空の昼下がり、明子はホテルで恋人の健二を待っている。
ある日、明子の父・曽宮周吉(59歳)は妹・春子(46歳)に昼食に誘われる。そこで春子は、四、五日前に明子が来て、お金を貸してくれと頼まれたことなどを周吉に話した。春子は理由のない大金を貸しはしなかったが、明子を早く嫁がせたほうがいいと周吉に忠告した。
その日の午後、明子は恋人の健二のアパートを訪ねたが、留守だったので、向かいのバーテンダーの富田(33歳)の部屋へ行くと、バンドマンの川口(27歳)や学生の松下(24歳)らが花札をしていた。明子は健二の居所を聞くが、三人は明子の話に耳を貸すことなく花札を続け、逆に学生で年下である恋人の健二をあまり追いかけまわすなと冷やかした。帰る際に福知山の新町商店街に行ったと言われ、市内を歩き廻り、健二と出会った明子は、健二を夕暮れの由良川に誘い出し、健二の子を身ごもっていることを告げた。慌てた健二は、本当に自分の子供かと疑い、明子が泣き出すのを見て、今夜“ポプラ”(バーの名前)で会おうと言って立ち去った。
数日後、明子は昔、姉の恋人であった宏(40歳)の店を訪ね、どうして姉と結婚しなかったのかと尋ねた。笑って答えない宏に業を煮やした明子は結婚を申し込んだ。突然のことに驚いた宏は明子をなだめようとするが、彼女はなおも激しく宏に迫った。
一方、周吉の長女紀子は経営している飲み屋ポプラに行く支度をしていた。店のことで宏が金の工面をしてくれたと知った夫の三村亮助(41歳)は急に不機嫌になり、紀子の説明に耳も貸さずに邪推した。困り果てた紀子が店を辞める決意を伝えると、亮助は猫をあやしながら無関心を装った。
その夜の“ポプラ”で明子は富田を相手に酔っていた。そこへ亮助が入ってきたので、明子は富田を帰して義兄に意見した。明日で店はおしまいかとつぶやき、亮助はいきなりコップを壁に叩きつけ、明子も負けじとコップを投げた。ちょうどその時、ドアが開いて健二が入ってきた。明子はいきなり健二の頰に平手打ちを食わせて飛び出す。
翌日、紀子は洗濯物を干しに二階に上がってきた。亮助は突然離婚話を持ちかけた。亮助のひねくれた言い回しに紀子は涙で抗議した。優しく夫を思う気持ちが気に入らないと言って、亮助は紀子を殴った。
その日、明子は場末の産婦人科に行って違法の堕胎手術を受けた。明子は家に帰って二階で休んでいたが、その夜意識不明になった。父と姉を前に意識を回復させ、涙ながらに死にたくない、もう一度やり直したいと弱々しく訴えたが、明子は死んでしまう。
それから一年、周吉も弱くなってしまい死を待っている。紀子はそんな現実に耐え難い思いでいる。病室には別れた前夫亮助と彼の愛人の房子、紀子の若い頃の恋人である宏、そして父親の上司であった城戸が一緒にいる。やがて12時40分、周吉が息を引き取ると、紀子は耐えられない悲しみに嗚咽する。あんなにいいお父さんをお持ちになってお幸せだったと城戸が慰めてくれるが、紀子は一層切なく声を上げて泣く。
紀子のなかで、一年前の明子が亡くなった日のことが回想される。
亮助は、花束を持って曽宮家を訪ねた。無言の紀子に、今晩9時半の汽車で北海道に行くとだけ告げて帰る。亮助が帰った後、紀子は堰を切ったように泣き出す。
その一年前、大江山の雲海が流れる夜明け、明子と健二は来年の今頃を心配しながらも深い愛を確認するキスを交わす。
<キャスト>
主演
明子(21歳 周吉の二女):森島由季(放映新社所属)
健二(20歳 明子の彼氏):篠宮將(プロジェクト・コア所属)
紀子(28歳 周吉の長女):中村愛(放映新社所属)
亮助(41歳 紀子の夫、作家):吉永真也(放映新社所属)
助演1
周吉(59歳 教授):水上竜士
宏(40歳 紀子の若き日の彼氏):西村裕慶(プロジェクト・コア所属)
助演2
頼子(38歳 宏の友達):白澤百合恵(放映新社所属)
房子(21歳 娼婦):川端綾乃(放映新社所属)
富田(33歳 バーテンダー):大浦司(放映新社所属)
松下(24歳 学生):二瓶宜秀(クリアーファースト所属)
登(27歳 バンドマン):四方遼祐(GRAB-所属)
助演3
春子(46歳 周吉の妹):福井由美子(放映新社所属)
女将(51歳 隠れ里):玉暉やよい(放映新社所属)
城戸(69歳 曽宮の先輩): 佐々木厚咲(放映新社所属)
医者1(59歳 産婦人科):日高由紀子(放映新社所属)
医者2(65歳 総合病院):久米誠一(放映新社所属)
看護婦 1(30歳 産婦人科):上村妹子(京都造形芸術大学)
看護婦 2(31歳 総合病院):西川真由(放映新社所属)
清掃員(58歳 ホテルの):金子房代(放映新社所属)
店員(26歳 宏の店):福嶋琴葉(放映新社所属)
<スタッフ>
脚本 監督: ゾンピロン
制作部: 城間典子/岩佐悠毅/孫章熙/上村妹子/ジョン・ダキョン
撮影監督: 任昌宰
撮影助手: 李在華
録音: 北川航平
スクリプター: 新宮怜旺
製作現場記録: 灘井大介
大江高校インターンシップ: 山岡美里/真下悦子/平井さくら/尾上暖佳
英語翻訳:ス ティーブン・ターナー(Stephen Tanner)
編集: ゾンピロン
プロデューサー: ゾンピロン
地元プロデューサー: 飛田一
韓国配給企画プロデューサー: キム・ソックボム
<助成>
芳泉文化財団
京都造形芸術大学院芸術研究科
大江で映画をつくる会
存馝園自由人映画
<制作>
存馝園自由人映画
<完成・出品予定>
福知山、大江町での試写会の予定
国内外のコンペ、映画祭などへの出品を目指す
大阪アジアン映画祭
PFFコンペティション
なら国際映画祭
International Film Festival Rotterdam (IFFR)
Locarno International Film Festival
FILM SERVIS FESTIVAL KARLOVY VARY
▶編集・仕上げ費 50万円
・DI/MA/音楽
・字幕制作費
・英語/韓国字幕
▶︎宣伝費 30万円
・公式ホームページ制作費
・広告費
▶︎『小津』DVDパッケージ制作費 30万円
▶︎試写会準備 20万
・劇場費など
・チラシ
・ポスター
編集・D I/ MA _4月10日(予定)
英語・字幕 _4月20日(予定)
試写会 _5月17日(日)大江町総合会館(確定)
13:00 開会
13:30 記念コンサート開催(高橋克)
14:10 上映開始
作品ホームページ制作 _5月20日(予定)
■作品ホームページのサポーターリストにお名前を掲載
作品ホームページのサポーターリストにお名前を掲載いたします。
■「Special Thanks」としてクレジット掲載
映画のエンドロールに「Special Thanks」としてクレジット掲載いたします。
■「悲劇三部作」(『貞雄』、『節子』、『小津』)オンライン視聴
「悲劇三部作」(『貞雄』、『節子』、『小津』)がオンラインで視聴いただけます。
■完成披露試写会へのご招待
完成披露試写会へのご招待いたします(いつ頃、都内を予定しています)
■パッケージ(DVD)
「悲劇三部作」の完結編『小津』 のDVDをプレゼントいたします。
支援額によりプレゼントする枚数が変わります。
■第一回 披露試写会 決定
2020年 5月 17日(日)
大江町総合会館イベントホール
13:00 開会(監督と俳優のご挨拶)
13:30 ミュージシャン高橋克さんのミニーミニコンサート開催(http://www.katsu-takahashi.com/)
14:00 『小津』上映開始
16:00 閉会
■第二回 披露試写会 予定
2020年 6月 00日(日)
福知山市役所4Fイベントホール
13:00 開会(監督と俳優のご挨拶)
13:20 『小津』上映開始
15:00 閉会
そして、紀子は夫に殴られ、明子は妊娠した。
悲劇的な状況に追い込まれる「小津安二郎のフィルム」を織りなおして、人間の本性の二重性に対するアイロニーを描きたかった。
結局、他人と関係を結ぼうとする欲求は、皮肉にも相手を自分のものにしようとする欲望から始まるのではなかろうか。
『小津』の言いたいことは、自分と鏡の中の自分のように、私と他人の欲望を探索してみる試みだ。
我々の行動と関心は、他人がどんな行為をするか、どんな存在なのかを判断するのに没頭する。同様に、我々の行動や様子は、瞬間瞬間に他人に評価を受けられる。
完結編である第三部『小津』では、小津フィルムの本質的な美学を「死の美学」、「消え去ることの事件」と想定することを出発点となった。そしてその死の美学を絶頂にまで描くものと私が考える『宗方姉妹』(1950)と『東京暮色』(1957)を本作品の美学上の先例として探索した。とりわけ“死”のモチーフが形象化する際に、なるべく小津的“造形的スタイル”に拘り、完璧な「ロー・アングルと固定ショット」の駆使するのを目指した。
존필원ゾンピロンZON Pilone
韓国では編集デザインに携わり、韓国ソウル国際実験映画フェスティバル(EXiS)で映画作家、アートディレクターとして活動。韓国では実験映画などを多く制作。
その後、2015年から日本に在住。京都造形大学大学院に在籍し今年3月に『小津安二郎作品におけるムービングイメージと〈死の美学〉について――「ロー・アングルと固定ショット」をめぐる考察を中心に―― 』というテーマの論文で博士の学位を取得。
脚本・監督・編集を手がけた『福知山の元伊勢巡り』『織る』のほか、実験的アート「XmediaFilm 織る」の展示企画・空間演出など多彩な活動を続ける。実験映画『深海の空』は2016年イメージフォーラム・フェスティバルのヤング・パースペクティヴ2016に選定、インスタレーション映像『OBJECT SCAN TELEVISION』は2018年京都国際映画祭「クリエイターズ・ファクトリー」アート部門に選定。
とりわけ、「悲劇三部作」は平成29年から令和元年度までの3年間「芳泉文化財団」の助成作品に選定された。完結編の『小津』は『貞雄』『節子』に続く最終作で、小津安二郎を題材として『宗方姉妹』や『東京暮色』などの小津安二郎監督作品と現代社会を重ね合わせた内容の長編劇映画だ。
二部作までは志賀郷で制作、『小津』は大江を主な舞台として第3部が制作された。
私は、映画監督として製作者の立場から、小津安二郎を研究し、博士論文「小津安二郎作品におけるムービングイメージと<死の美学>について」---「ロー・アングルと固定ショット」をめぐる考察を中心に---の執筆と「悲劇三部作」 『貞雄』 『節子』 『小津』を制作し、本年3月に博士学位を授与されることになりました。小津安二郎の映画美学と繋がっているため、ジャンル映画としての成功までは難しいとは思っております。
幸い、本作品『小津』は、名映画監督小津安二郎の作品をベースに現代社会と重ね合わせるという内容の作品で、令和元年度芳泉文化財団助成作品に選定され、2021年大阪アジアン映画祭で上映が予定されている作品です。
またこの後は大江町や福知山のPR動画も企画しており、『小津』撮影が一段落した今年五月頃から撮影が計画されています。
そこで皆さんに誠に勝手なお願いなのですが、資金的にかなり苦労しています。どうかこの作品並びにPR動画の完成に向けてのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
もしも、目標金額に未達時の場合、必ず、自費でまかないます。
本作品『小津』の制作は、芳泉文化財団(220万)、京都造形芸術大学院芸術研究科(30万)、大江で映画をつくる会(50万)、存馝園自由人映画(80万)の助成でクラックアップになりました。
にもかかわらず、『小津』制作は当初の想定以上のスケール(キャスト20名、ロケ地18箇所)で企画内容が進み、より良いポストプロダクション環境を整えること、そして今後の展開を通して沢山の方々に本作を届けるべく、この度このクラウドファンディングを借りて支援を募らせていただきたいと思いました。
必ず、皆様に納得していただける内容に仕上げて行きたいと思っています。
何卒ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
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