プロジェクトスタートしました!/ 稽古場の様子
vol. 1 2024-07-18 0
お世話になっております。ユトサトリ。の大竹ココです。
プロジェクトを公開して3日が経ちました。
現在15名の方から146,000円のご支援をいただいております。
早速ご支援くださった皆様、誠にありがとうございます!
公開するまでは「色々準備をしてきたけど、ユトサトリ。を支援しようと思ってくれる人たちなんているのだろうか……」と幾度となく不安に駆られていたのですが、このように気をかけてくださる方々がいらっしゃるのを目の当たりにし、とてもとても勇気づけられましたし、絶対に公演を成功させようと、改めて、強く、思いました。ありがとうございます。
さて、「だいたいみんな躍ってる2024」稽古は実はもう始まっていまして、そろそろ前半稽古がラストスパートを迎える、ということろであります。
通常…というか、多くの演劇の現場では2~1.5か月くらいの間に稽古を詰め込んで本番を迎える団体さんが多いのかなと思いますが、今回私たちは小屋入りの3か月前からちょこちょこと稽古を始めております。
お仕事の状況やプライベート、様々な背景をもつ役者さんたちが金銭的にも、精神的にも無理のない稽古にできたらと思い、ゆとりある稽古スケジュールを設定しました。
あと私に子供ができたというのも大きいですね。なるべく無理のない、でも妥協しないクリエイションのためにはどんなことができるのだろうか、ということをよく考えるようになりました。
ということで、最初の2か月は週1回ほどのペースでのびのびやっていて、そろそろその2か月が終わろうとしている、というわけなんです。
どんなことをしているかと言うと……
TTPS稽古!
……え、なにそれ?
ですよね。
これは演劇界でよく使われている稽古法・その名称とかではなくて、私が作りました。勝手に。
「徹底的に パクって 進化させる」の頭文字を取ってTTPS。ローマ字読みなんだ!
もともとはTTPSマネジメントといって、大企業リクルートで教え継がれている、仲間と一緒に試行錯誤しながら事業を成長させていく際に考えついた言葉であり、実践していた方法論、なんだとか。このマネジメント法を知ってて稽古に活かしたというわけではなく、完全に後付けなんですが。
つまり、初演の「だいたいみんな躍ってる」を丸パクリするところから始めよう!丸パクリできたら崩していこう(進化させよう)!と考えたわけです。
この稽古では私は演出家として一切口出しをしません。口を出せるのは脚本に関する事(読み方とかイントネーションとか)のみです。俳優が稽古スケジュールを決めて、俳優が主導権を持って稽古を進めます。「8月までに台本を離してとりあえず通せる状態になる」これを目標に。
▲TTPS稽古の様子。みんな初演の動画を見て動きを覚えている。誰も芝居していないシュールな画。
初めての試みでどうなるんだろう、と思っていましたが、
「ここやりたい」「ここが不安なのでこうしたい」など、俳優同士が自発的に意見を交わして稽古を進めてくれて、活気ある稽古場になっている気がします。
どうしたって普通の稽古だと演出家の言うことを聞く体制になってはしまいますから、この期間に俳優同士が意見を言い合える土台を作って通常稽古に入れるのはとても良いなあと感じています。
▲俳優主導で稽古が進められます。頼もしい。
▲この期間、私に演出家の権限はないので代役に入ることも。そのへんも役者さんに決めてもらっています。
こんな感じで稽古が進み、こないだ目標にしていたシーンを全部さらうことができました!!
あとは8月初めの稽古で通しができるように残りの稽古時間で詰めていくようです。
楽しみ!
集まってくれた俳優陣も初演とは全然趣きの異なる方々だし、台本も2024年版に少々リメイクしましたし、会場も小劇場楽園の二面舞台になるので、初演とは全く出来映えの違う作品になるんじゃないかなあと想像しています。
お楽しみに!
大竹ココ
- 前の記事へ
- 次の記事へ