「ユーパロのミチ」サポーターの皆様へ
vol. 19 2025-02-06 0
「ユーパロのミチ」サポーターの皆様へ
いつもドキュメンタリー映画「ユーパロのミチ」をご支援いただき、誠にありがとうございます。本作の進捗につきまして、長らくご連絡が途絶えてしまい申し訳ございません。改めて、現在の状況をご報告いたします。
まず、大変喜ばしいニュースです。
伊藤詩織監督のドキュメンタリー作品「Black Box Diaries」が、米国アカデミー賞と英国アカデミー賞(BAFTA)の長編ドキュメンタリー部門にノミネートされました。昨年1月にサンダンス映画祭でプレミア上映されて以降、50を超える国際映画祭で上映され、現在は30カ国以上で配給が決定しております。日本人監督として初めての快挙です。
伊藤監督の「Black Box Diaries」は、伊藤さん自身の受けた性的暴行について調査し、その過程を自ら記録した作品です。「ユーパロのミチ」は制作体制もスタッフも異なる別の作品となります。多くの皆さまは、夕張市の再建を願って「ユーパロのミチ」にご支援くださったと思います。そのため、ここで別作品の話題をお伝えすることに違和感を覚える方もいらっしゃることと思います。
「ユーパロのミチ」は「Black Box Diaries」と同時期に撮影を始めました。
伊藤さんが性的暴行を受ける前に撮影を開始された作品が「ユーパロのミチ」です。伊藤さんが声を上た2017年4月、民事裁判と幾多のバッシングによりドキュメンタリー監督としての活動がままならなくなった中、彼女の監督活動を再開するために2018年に再び撮影を始めました。そして皆さまのご支援のもと、これまで撮影を続けることができました。
「ユーパロのミチ」の撮影を無事に行い、編集が進められている一方で、伊藤さんに対する心ないバッシングへの対応と民事裁判が続き、映画制作以外に乗り越えなければならない事柄が多く発生しているのも事実です。そうした状況の中、まずは伊藤監督自身が直面している問題と現実を社会に示す必要があると判断し、「Black Box Diaries」の完成と海外公開が先行した経緯があります。
皆さまのご支援のおかげで、「ユーパロのミチ」は編集が進行中です。昨年末にも夕張市で撮影を行うことができました。しかし、伊藤監督に対する心ないバッシングや、一部で「Black Box Diaries」の国内公開を止めようとする動きも依然としてあり、状況は決して楽観視できません。そのような逆境の中でも撮影を重ねられたのは、ひとえに皆さまからの応援があったからこそです。
2018年の再始動から数えて、すでに6年にわたる長期取材となりましたが、短期的な報道が多い中、ドキュメンタリー映画だからこそ描ける視点と物語を生み出すことができています。伊藤監督作品の国際的評価が高まったことで、「ユーパロのミチ」も国内外でより多くの方々に知っていただける可能性が広がっています。逆境にあっても監督として活動を続けられているのは、ひとえに皆さまのご支援とご声援があったからこそです。
今後も引き続き温かく見守っていただければ幸いです。「ユーパロのミチ」完成まで、どうかご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
「ユーパロのミチ」スタッフ一同
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