あと2週間!カウントダウンです
vol. 7 2014-10-21 0
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夏の盛りの8月1日に開幕した横浜トリエンナーレ。
あっという間に猛暑とスコールの夏が過ぎ、
台風が幾つも過ぎ去って、まもなく閉幕。秋の港から旅立つ時が近づきました。
3年前の2011年のちょうど今頃、私は、やはり横浜の神奈川芸術劇場に1日15時間くらいこもりきりで、人生初の劇場公演「1924 海戦」の稽古をしておりました。正直、あれ程、集中した時間は人生初めてだったかもしれません。演者が多かったせいもあり、稽古中3秒間のよそ見でキッカケが幾つも落ちる(演劇では常識ですが初めてなので集中力がもたなかった)動体視力がついて行かず度々稽古を止めないと判断ができない(写真撮影じゃあるまいし)などなど、もう草野球の子どもが、メジャーリーグに行っちゃったみたいでした。夜になると瞼の裏に俳優が動く残像で眠れないので初めて睡眠薬を使いました。日本の初の近代劇場・築地小劇場創立の話だったので通人からは「大胆不敵」と注目を集め・・(何が大胆不敵なのか未だに理解できません)
しかし、どうにも諦めが悪いせいで、その後も性懲りもなく美術館で自主公演をやり、劇場公演もやり、中上健次をやろうと思いついて、台湾から舞台車まで買ってしまうとは、3年前には予想もしていませんでした。
「1924 海戦」の千秋楽には、築地小劇場跡(NTTの建物の前に石碑があるだけ)にお礼参りをしましたが、横浜トリエンナーレの閉幕は、旅立ちです。しかし考えてみれば、ここからの旅公演、全て千秋楽=旅立ちになるわけですね。旅なのに時間が円環の中に閉じている。これまた演劇の背負ったある種の因果を感じます。
閉幕後の11月5日の朝には、動力(トレーラーヘッド)をドッキングして屋外へ。
閉幕直前の、11月1日2日3日は、私も舞台トレーラーの周辺におります。カウントダウンのイベントなども行いますので(ヨコトリと交渉中!)ぜひUstreamなどでご覧になってください。
このクラウドファンディングのこと、周りの方々にも宣伝していただけますよう、心よりお願い致します。 やなぎ みわ