【森川色|優しい人間になりたい|】
vol. 2 2021-05-03 0
これから全13回にわたって、「山脇辰哉の企画」メンバーの皆さんにインタビューしていきます。
メンバーたちのちょっと詳しめのプロフィールは、プロジェクトページ「メンバー紹介」をご覧ください。
さて、第一弾となる今日は、キャストの森川色(もりかわ・しき)さんです!
よろしくお願いします!
ーー『明けまして、おめでたい人』の台本を初めて読んだときの感想を聞かせてください!
下手糞が目立ちそうだなと冷や汗をかきました。日常レベルの会話を日常レベルで維持しつつ、大事な部分は抑えていきたいので、塩梅が難しいなと。面白くしたいけど、狙うと面白くない、とか。ただ演じる役には微かながらシンパシーを感じることができて幸いでした。
今回特に重要な役を演じる森川さん
ーー今回の企画に参加すると決めた理由を教えてください。
山脇さんの生涯の目標が「優しい人間になること」だったから。
ーーというのは?
自分も優しい人間になりたいんです。優しさのかけらもなくて、今(笑)頭の中で自動的にギブアンドテイクが計算され始めるたびに「なんでもっと優しい人間に生まれてこなかったんだ」って自己嫌悪します(笑)結局頼られたら最終的には何でもやるので人から「優しい」と言われることは多いんですけど、行動に至るまでの思考が果てしなくダサいんですよね。「頭より先に体が動く」的な瞬発力のある優しさに憧れています。で、同じ目標を持った人がどんな脚本を書くのか、シンプルに興味がありました。とりあえずオーディションを受けて会ってみよう!と。
そうです、森川さんはオーディションで選ばれました。
ーー作品にも出てくる2020年から2021年にかけての年末年始はどのように過ごしましたか?
映画館でバイトしてました。嫌々。本当は年末年始なら年末年始らしいことをしてたっぷりだらけたい。年越しの瞬間は、父と家から徒歩2分の神社に初詣に行っていた記憶があります。毎年おみくじを引くんですが、内容を覚えていないので多分微妙だったんでしょうね。
一部山脇が撮った写真がありまして、悉くピントぼけぼけです
ーー今回の作品では、中高の同級生が登場しますが、中学高校の印象的なエピソードを教えてください。
高校の同級生と2人、立ち入り禁止の屋上へ忍び込んで夏の夕陽の中で夢を語り合う…みたいなド青春をやったことがあります。雰囲気がすごく良かったんですけど、ごめん、バチボコに嘘ついてました(笑)
ーー嘘?
カッコつけたかったので(笑)本当はあの時も、なんならずっと前から、俳優になりたかった。でも「自称進学校」でそういうことは言う気が起きなくて。今でこそ共通の友達に学校行かずアフリカに渡った奴がいたりヒッチハイクでアメリカ横断した奴がいたりするので、ちょっとは正直になれているんですけど。元々大事なことは誰にも言えないタイプなのもあって、当時は話せませんでした。優しさと同じくらい素直さも欲しいですね。良い思い出になりそうなシーンなのに、罪悪感で忘れられない出来事です。
ーー時間が経ったから今だからこそ、素直に振り返れることもありますよね。
今回のインタビューはここまで!!
ありがとうございました!
次回もお楽しみに!
引き続き、クラウドファンディングのご支援よろしくお願いいたします。