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劇団山の手事情社の海外公演映像化をクラウドファンディングで実現!
「日本にも演劇が必要であることを広く伝えたい!」山の手事情社が海外で収めてきた映像を通じて、演劇がもたらす豊かさを少しでも多くの方にお伝えしたいと考えたプロジェクトです。
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1984年、主宰・安田雅弘を中心に早稲田大学演劇研究会を母体に結成。日本の現代演劇を代表するカンパニーとして広く知られる。近年東西古典のテキストを上演。シェイクスピア、ギリシア悲劇、近松門左衛門、郡虎彦と幅広い。国内のみならず、ヨーロッパなどでも積極的に公演を行なっており、現代日本人の精神性を、制限された身体と動きで表現する独自の演技様式《四畳半》は高く評価されている。安田は、2013年シビウ国際演劇祭より「特別功労賞」を授賞。
「日本にも演劇が必要であることを広く伝えたい!」山の手事情社が海外で収めてきた映像を通じて、演劇がもたらす豊かさを少しでも多くの方にお伝えしたいと考えたプロジェクトです。
日本は豊かな国です。特にモノや、ホスピタリティの面では世界一と言ってもいいかもしれません。電車もバスも時間通り、コンビニエンスストアは24時間営業し、暴動もなく、凶悪犯罪も少なく、夜に女性が一人で歩けるような安全な国は、世界にはほかにないと思います。しかし一方で、自殺率は世界的にみても高く、若い世代を中心に言い知れぬ閉塞感があり、「希望」が持ちにくい社会とも言われています。私たちは本当に豊かな社会に暮らしているのでしょうか?
私たちは、2013年6月、劇団の代表作『道成寺』を、旧ソ連のモルドヴァ共和国の首都キシノウと、ルーマニアのシビウ、首都ブカレストの3都市で上演しました。中でもヨーロッパ3大演劇祭の一つ、シビウで開催される国際演劇祭からの招聘参加は、4回目となります。なぜシビウにこだわるのか? 高度で、インパクトのある演劇に満ちているからです。
一般に日本以外の先進国の、演劇やダンスなど舞台芸術への取り組みは、わが国よりもはるかに手厚く熱心なものです。というより、日本の舞台芸術環境はそれらの国々と比べると、信じられないほど貧しいのが実情です。一般市民にも教育現場にも、演劇は身近に存在しています。図書館や、レンタルDVD店のような手近さです。日本にも演劇祭や演劇賞はあるものの、社会的に大きな影響力が十分に発揮されているとは言い難い状況です。
2007年にシビウ国際演劇祭を視察し、そのレベルの高さに驚嘆し、私たちの劇団は2009年にメイン会場(国立ラドゥ・スタンカ劇場)での公演を実現しました。そこで望外の高い評価を得、以来毎年メイン会場での公演に招聘されています。日本で活動していると、なかなか把握できなかった「自分たちが演劇をやる意味」を私たちは意外なことにルーマニアで発見しました。それは私たちの活動をよりハイレベルな、より洗練されたものへと押し上げてくれる原動力になっています。
演劇によって深め、高められる能力、《演劇的教養》とは、一言でいえば、「妄想力」です。モノやホスピタリティは十分でも、日本には「妄想力」が不足していると思います。「妄想」は危険なものでもありますが、同時に「希望」や「理想」を育む苗床です。世界に「希望」を語り、人類の「理想」を掲げ唱えて行く使命が、今の日本にはあるのではないでしょうか? それが豊かであることの責任だと私は考えます。そしてまた、《演劇的教養》を深め高めることが、日本の「妄想力」を育てることに直結すると考えています。
日本を代表する先鋭的な舞台芸術集団。1984年早稲田大学の学生を中心に結成。以来、一貫して実験的な舞台を通して現代演劇の姿を模索している。東京都大田区に専用稽古場を兼ねた劇団本部がある。
日本人は能楽、歌舞伎など古来より舞台上で強く制限された身体や、母音を立てる発声法に美しさを見出してきた民族である。それを現代的にとらえた場合、どのような様式が可能か、山の手事情社はそれを10年以上かけて模索してきた。伝統的な演劇観を継承しつつ、人類を制約ある身体で表現する《四畳半》スタイルで、山の手事情社はギリシア悲劇やシェイクスピア、近松門左衛門など古今東西のテキストの上演に挑んでいる。
山の手事情社では《四畳半》スタイルでの上演を可能にするため、《山の手メソッド》と呼ばれるユニークでハードなトレーニングを年間を通じておこなっている。
俳優の身体は役柄の内面そのものを表現するよう要請され、鍛えられた声とともに強いパッションが表出する。演技はリアリズムでは考えられない狭い面積の上で展開する。それによって強いパッションはさらに凝縮され、テレビや映画で行われる演技とはちがった強い印象を客席に与える。俳優たちのストップモーションやスローモーションの安定性と美しさはその成果である。
《山の手メソッド》は演劇関係者や教育関係者に高く評価され、日本やヨーロッパで、幅広くワークショップがおこなわれている。
2009年に参加したルーマニアのシビウ国際演劇祭では《四畳半》を用いたシェイクスピアの「タイタス・アンドロニカス」を上演し、大きな驚きとともに高い評価を受けた。翌2010年にはソフォクレスの「オイディプス王」を、2011年には「傾城反魂香」を上演し、海外のカンパニーとしては異例の3年連続メイン会場(国立ラドゥ・スタンカ劇場)での上演を実現。2012年には、主宰・安田演出によるシビウの国立ラドゥ・スタンカ劇場での近松門左衛門作品の新作が発表され、現在レパートリー作品として上演され続けている。2013年には同演劇祭にて「道成寺」を上演し、これらの活動が評価され、主宰の安田雅弘はシビウ国際演劇祭より「特別功労賞」を受賞した。
演出家。劇団山の手事情社主宰。
東京生まれ。早稲田大学卒業。
大学在学中の1984年に山の手事情社を結成。
劇団活動以外に、多数の大学や教育機関での講師、コンクールの審査員をつとめる。
2013年6月、ルーマニア・シビウ国際演劇祭より「特別功労賞」を受賞。
おもな外部委嘱による演出
1997年12月「Fairy Tale」(原作:平田オリザ)彩の国さいたま芸術劇場小ホール(同劇場より委嘱)
1998年10月「ゼウスガーデン衰亡史」(原作:小林恭二)芝・増上寺(BeSeTo演劇祭より委嘱)
2009年1月「走れメロス・女性版」(原作:太宰治)静岡県芸術劇場(同劇場より委嘱)
2009年8月「走れメロス・男性版」(原作:太宰治)静岡県芸術劇場(同劇場より委嘱)
2012年9月「女殺油地獄」(原作:近松門左衛門)ルーマニア国立ラドゥ・スタンカ劇場(同劇場より委嘱)
おもな著作
2000年11月「演劇的知の貧困について」(「演劇人」誌)
2003年5月「ハッピーなからだ」(洋泉社刊)
2004年4月「演劇的知の生涯教育」(「演劇人」誌)
2007年5月「《演劇的知》について」(岩波書店「思想」誌)
2007年10月「『シビウ国際演劇祭』体験記」(岩波書店「思想」誌)
2008年2月「《演劇的知》とワークショップ」(慶応義塾大学アート・センター『Booklet』)
今回のツアーでは映像の記録を残し、広く日本の方々に、演劇祭や舞台芸術の魅力を知っていただくきっかけにしたいと考えました。海外での公演は、どのような雰囲気の中で実施されているのか。世界的に有名な演劇祭は、実際どのようなものなのか。その具体的な様子は、日本ではほとんど紹介されていません。民間も行政も、街をあげて演劇で盛り上がっている姿は、日本人には新鮮で衝撃的に映るはずです。今まで私たちは、文章や写真で報告を行なって来ましたが、映像の方が、より実相に近いイメージをお伝えできるのではないかと考え、山の手事情社の作品だけではなく、公演の周辺や演劇祭の様子も映像に収めました。これから映像をまとめ、演劇がもたらす豊かさを、日本の演劇ファンの皆さんに少しでもお伝えしたいと考えています。約30分にまとめたこの映像DVDを今回ご支援くださった皆さまへプレゼントいたします。
●「ドン・ジュアン」について
2014年1月24日~30日、東京芸術劇場シアターウエストで行う山の手事情社の公演です。
そのため、チケットの受付は1月20日までとなります。
ご支援いただいたあとに、ご希望日時を伺います。
直前になりますとご希望日時で席をご用意できない可能性がございます。
公演詳細はこちら
●「ヘッダ・ガブラー」について
2014年3月20日~29日、文化学院講堂(東京・御茶ノ水)で行う山の手事情社の公演です。
ご支援いただいたあとに、ご希望日時を伺います。
直前になりますとご希望日時で席をご用意できない可能性がございます。
この公演には文化庁の支援があったものの、支援項目に映像製作は含まれません。この撮影記録が今の日本に必要と考え、取材費や機材費は劇団で用意し映像を収めました。しかし、編集して皆さんにお届けする費用が不足しています。日本の精神的な豊かさのレベル向上のために、このプロジェクトへのご支援をお願いいたします。私たちと一緒に日本の演劇を盛り上げましょう!!
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