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《鯨の目 Eye of Whale》大小島 真木・アートブック制作プロジェクトをクラウドファンディングで実現!
大小島 真木が2017年〜2019年にかけて展開してきた鯨シリーズにおける “海、生命のスープ”の試みを記録し、みなさんとシェアするためのアートブックを制作いたします。
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1987年東京生まれ。描くことを通じて鳥や森、菌、鉱物、猿などさまざまな生物のまなざしを自身に内在化し、物語ることを追求している。作品とは、思考を少しずらしたり、視野を少し変えてみせたりすることの出来る“装置”のようなものであると考え、日々制作中。ペインティング、壁画、映像などを使って表現活動を行う。
大小島 真木が2017年〜2019年にかけて展開してきた鯨シリーズにおける “海、生命のスープ”の試みを記録し、みなさんとシェアするためのアートブックを制作いたします。
大小島真木は一体の白い鯨の遺体と海の上で出会いました。皮が溶けて、脂肪がむき出しになっているその身体は、たくさんの鳥や魚たちに食べられていたのです。海は繰り返す生命が溶けているところ—“海、生命のスープ”。この経験がもとになり、大小島は鯨シリーズを作り始めました。鯨の身体はその生命を終えた後も、多様な海洋生物の糧となりながら化石となり、その骸は生態系の家へと変化していきます。
白い鯨 White whale /Photo by Maki Ohkojima
2017年2月6日、わたしはクジラと会った。
たくさんの鳥たちが、命を終えたその身体を食べにきていた。
サメも集まっていた。
皮は溶けていて、脂肪の白色が海の上で漂っていた。
波のリズムに身を委ねて。
海、生命のスープ。
どれほどの命がこの中に溶けているのだろう。
生命の礎によってできた私たちの生きる場所。
地球が一つの大きな生きものに見える。
On February 6, 2017, I met a whale.
However a lot of birds came to eat her dead body. Sharks were also gathered.
The skin was melting, white of fat was drifting on the sea.
Leave herself on the rhythm of the wave.
Sea, soup of life.
How much life is melting inside this?
The place where we live by the cornerstone of life.
The earth seems to be one big creature.
白い鯨 White whale / Photo by Maki Ohkojima
大小島は2017年、タラ号*の上船中に出会った鯨との出会いから、“海、生命のスープ”という強い印象が焼き付けられました。その後、生命と循環の思想を膨らませ、太田市美術館・図書館でのグループ展「絵と言葉のまじわりが物語のはじまり」、府中市美術館展示での展示「万物の眠り、大地の血管 / Sleep of all things, vessels of the Earth 」東京大学・赤浜海洋研究研究センターでの海の天井画「Archipelago of Life / 生命のアーキペラゴ」、2018年瀬戸内芸術祭での三豊市AIR レジデンスでの展示「鯨群の詩(うた) / Lyric of Whales」アクアリウム・パリ、フランスでの「〈 L’œil de la baleine 〉鯨の目 Eye of whale」と鯨の作品を展開してきました。そして、今年2019年瀬戸内芸術祭で発表する「言葉としての洞窟壁画と、鯨が酸素に生まれ変わる物語 Cave Mural as a narrating the story and story of whale being reborn as oxygen.」でひとまずの一区切りを迎えます。
この3年近くに渡る鯨シリーズを軸に、生態系の連鎖の物語を、人類もまた多様な生物の一部であるという実感を込めた一冊の本にまとめてみなさんとシェアしていきたいと考え、このアートブック制作プロジェクトを立ち上げました。
今回のアートブックの制作メンバーには、出版・企画に museum shop T 代表でデザイナーの丸山晶崇、編集協力にisland JAPAN代表 伊藤悠が参加。また、日比野克彦氏(現代美術家)、津田敦氏(東京大学 大気海洋研究所 海洋生態系動態部門 浮遊生物分野 教授)に特別寄稿をいただくことが決定しています。
*『タラ号』:アニエスベーが支援する海洋探査船。海洋への理解を深め保護するために、北極海の氷から南太平洋の冷水に至るまで、世界中を航海している。 https://jp.oceans.taraexpeditions.org/
大小島はサンゴ礁とプランクトン調査の冒険の中で、2017年のグアムから横浜までの2ヶ月半の調査に同行しました。
8-Tara et Bongos doubles_©S.Bollet-Tara Expeditions_Expédition Tara Oceans
タラ号で波に揺られながら描いたドローイング:《海、生命のスープ / Sea, Life Soup》2017, pencil, colored pencil, watercolor and acrylic on Arche paper, size 26 × 36 cm
タラ号で波に揺られながら描いたドローイング:《クジラの遺伝子 / Whale Genes.》2017, pencil, colored pencil, watercolor and acrylic on Arche paper, size 26 × 36 cm
《宇宙プランクトン鯨/ Cell whale》より部分
身体の中にプランクトンたちが詰まっている鯨
エミリアニアハクスレイEmiliania huxleyi / ウィキペディア(Wikipedia)より
「寒流と暖流がぶつかる場所では、時に“ブルーム(プランクトンの大増殖)”という現象が起きます。
ブルームが発生している場所には、クジラをはじめとするさまざまな生き物たちがやって来て、プランクトンを食べる。エミリアナハクスレイのような炭酸カルシウムで出来た殻をもつプランクトンを食べた生き物から排出されたフンが海底に堆積され長い年月を経て地質学的な変化を受けて、やがてそれが地上に現れると、ドーバー海峡で見られるような白亜の大地を造ることもあるのだそう。これってつまり、プランクトンが死してもなおいくつもの生命体を経て利用され、新しい大地へと変換されていくということです。この話を聞いた時、海にある『生命の連鎖と物質の循環』に深く大小島は、思いを馳せました。
《宇宙プランクトン鯨/ Cell whale》: Year 2017. acrylic, grease pencil, leather, thread, the full length 600cm
《万物の眠りと大地の血管》2017 府中市美術館
府中市美術館では、タラ号から撮影した白い鯨が食べられている光景を中心にした映像を初めて公開しました。そこで、鯨の身体は食べられながらも、身体の中が自然物と繋がっている様子を作りながら実感したのです。
同時に、公開制作室の床や壁、空間全体を使って大きな人体も描きました。
“大きな身体”の中には火山やいろんな場所からやってきた鉱物や珊瑚、貝がその身体の中に置かれ、時折鑑賞者によって動かされ、大小島のドローイングもまた、そうした他者の介入に合わせて作家の意識の外側へ伸びていきました。ある時は“大きな身体”の背骨の中に置いてあった珊瑚や貝を、子供達がほんの少しの時間に“ 大きな身体”の手の方へすべて移動させたものですから、“大きな身体”の手は水の手になりました。
パーツの中には四角い30cmのキャンバスに描かれた絵画も置かれています。しかし絵は独立して存在しているだけでなく、そのフレームの中から外へとイメージが成長していき、空間の中にどんどん広がっていっています。この増殖し続ける絵画を「はみ出し壁画」と大小島は呼んでいます。
“大きな身体”の首からは稲穂が生え、骨格のあちこちから植物が生え、手は水となり、腰から下は木々へと接続している。そして木はまた鉱物へと変化を遂げています。
空間の至るところで、“大きな身体”は植物のように繁茂し、生命が芽生え、新しい生態系が生み出されています。
白い鯨が食べられ、また新しい生き物の血肉となっていくことが、私たちの身体と重ねて作られている空間になりました。
《Archipelago of Life / 生命のアーキペラゴ》2017 東京大学・赤浜海洋研究研究センター
府中での滞在制作を経て、東京大学・赤浜海洋研究研究センターにて海の天井画
「Archipelago of Life / 生命のアーキペラゴ」に取りかかりながら、大小島はプランクトンや珊瑚のこと、海の生物多様性のあり方を実感し、そこから作り続けてきたメッセンジャーとしての鯨たちのシリーズを改めて構想しました。
プランクトンたちの絶対量、酸素を生み出す働き、大きな潮と共に生み出されるダイナミズムや動き、食べられることによって体積して作り出される地層、プランクトンという面白い生き物たちだけをみても、海の多様性の深さを実感するばかりです。
《〈 L’œil de la baleine 〉鯨の目 Eye of whale》year 2019 アクアリウム・パリ、フランス Photo by Serge Koutchinsky
本《鯨の目》の内容は、タラ号で見た白い鯨の体が食べられていくことが展開し、鯨シリーズを各所で手がけながら、実感していく海のこと、地上のこと、細胞のこと、プランクトンのこと、私たち生き物たちが多くの生物多様性に支えられて生きていることについて描けたらと考えています。レヴィ=ストロースの話した、「世界は人間なしに始まって、人間なしに終わるだろう」という言葉が響きながら、それでも私たちの中は自然の材料から生成されていて、これからを生きていく為に知るべきこと、何を選択していくのか、という問いかけを、自身でも模索しながら鯨シリーズで語っていった時間を、この本の中に記したいと思っています。
《鯨についての映像》のワンシーン
鯨群の詩(うた) Lyric of Whales
鯨たちが歌う——
僕たちの身体は何によって生かされているのだろうか?
身体の中に生きている何十兆個もの細胞
何千キロ、何万キロも地上を飛びながら生きる蝶や鳥
人類も長い距離を旅しながら、生き延びてきた
地球は今も強く鼓動している
生物が受け継いでいるのは数万年、数億年前からの言葉
Whales are singing--
What is our body alived by?
Tens of trillion of cells living in the body.
Butterflies and birds live thousands,flying tens of thousands of kilometers flying over the ground.
Mankind itself has survived through traveling a long distance.
Earth is still beating strongly.
Creatures are inherited words from tens of thousands, hundreds of millions of years ago past.
粟島で作られパリにも渡った鯨6体は2019年夏、スパイラル(東京)にて展示されました
Photo by Norihito Iki ©スパイラル /株式会社ワコールアートセンター
そして、この秋には、新作が追加された鯨シリーズの最終章を瀬戸内国際芸術祭2019年(粟島、秋会期)で展示しています。粟島は瀬戸内海の中央に位置する島で、海と山を持った美しい景観の島。ここでアートレジデンシーをすることになり、この島にも17年前に鯨が漂着してきた話も聞き、この島で“鯨シリーズ”を作ることを決め、粟島の皆さんの大きな助けを借りて、7m~最大15mの等身大の鯨たちを6頭作り出しました。鯨の身体には粟島の浜に流れ着いてきたプラスチックや、漁師さんからもらった網、島民の皆さんのプランクトンをはじめとする刺繍たちが縫い付けられています。
《 言葉としての洞窟壁画と、鯨が酸素に生まれ変わる物語》
Cave Mural as a narrating the story and story of whale being reborn as oxygen.
瀬戸内国際芸術祭2019年(粟島、秋会期)
Photo by Shin Ashikaga
Photo by Kuramoto
大小島真木は一体の白い鯨の遺体と海の上で出会いました。皮が溶けて、脂肪がむき出しになっているその身体は、たくさんの鳥や魚たちに食べられていたのです。海は繰り返す生命が溶けているところ—”海、生命のスープ”。この経験がもとになり、大小島は鯨シリーズを作り始めました。鯨の身体はその生命を終えた後も、多様な海洋生物の糧となりながら化石となり、その骸は生態系の家へと変化していきます。
"死ねば土になる、そして土からまた生命が生まれる。”というのは、インドの少数民族であるワルリ族に伝わる物語の一部であり、この世の理そのものであると言えます。鯨は伝達者として、洞窟の中に現れ、生物が繰り返しながら作ってきた命のあり方を語ります。海、土、山、天、そして多様性の連鎖がこの地上を作り出しているのです。
*この作品は、アーティスト大小島真木、ワルリー三兄弟(マユール、トゥシャール、ビカス)そして粟島の皆さんを中心とした大きな共同体で作られました。
*鯨の身体の中心には、刺繍で型どられた珊瑚に包まれた心臓が据えられています。これは粟島の住民のみなさんを中心に、参加者一人一人が刺したもの。集まって一つの形を作り上げているのです。
粟島での制作風景
2019年瀬戸内国際芸術祭の秋会期/ 9月28日(土)〜11月4日(月)では、粟島でしか見られない、洞窟の中の鯨も現れています。ぜひ、鯨と旅をして、この美しい島を見にきてください。
展覧会概要
Ⅰ. 《言葉としての洞窟壁画と、鯨が酸素に生まれ変わる物語》
会期:2019年9月28日(土)~11月4日(月)
開館時間:9:40-16:30(会期中無休)
入場料:粟島芸術家村
ディレクター = 日比野克彦
主催=三豊市
参加作家=大小島真木(おおこじま まき)、Mayur Vayeda(マユールワイェダ)
展覧会HP: https://setouchi-artfest.jp/
海があり、雲を作り出し、雨を降らせ、山に染み込んだ水は土にろ過されて、生き物の飲み水となり、体内に入っていく。山はまた川を作り、川の水は海へと注がれていく。
この大きな循環は血液の働きのようで、シナプスの交感神経のようで、私達の身体の中でも起こっているように感じるし、それは銀河系の中でも、地球をひとつの細胞にしながら、行われているようにも思うのです。
私は長く森について描いてきた人間だったので、この鯨シリーズを通して、海と陸が交わり、地球の全体が現れ始めてきたように思っています。
偶然見かけた鯨の亡くなった身体が、私の意識に入り込み、私を精神の遥かなる冒険に旅立たせました。八百万の神さまや、魑魅魍魎と呼ばれる自然界のゴーストが、私という身体を肉体にして、動き回っているかのようです。私もまたその憑依を楽しみ、それらの視点を学び、たくさんの人を巻き込みわながら、楽しんできたのです。鯨シリーズ、極大と極小を併せ持つ彼らの身体と魂に、想いを込めて。
大小島真木
アーティスト:大小島 真木 Maki Ohkojima
1987年東京都東久留米生まれ。2011年女子美術大学大学院修士課程修了。 描くことを通じて、鳥や森、菌、鉱物、猿など他者の視野を自身に内在化し、物語ることを追求している。作品とは、思考を少しずらしたり、視野を少し変えてみせたりすることの出来る“装置”のようなものであると考え、日々制作中。ペインティング、壁画、映像などを使って表現活動を行う。 主な賞に2009年トーキョーワンダーウォール賞、2014年VOCA奨励賞受賞。インド、ポーランド、中国、メキシコ、フランスなどで滞在制作。 主な展示に、瀬戸内国際芸術祭2019(粟島、香川)、個展「骨、身体の中の固形の海。- 植物が石化する。」(HARUKAITO、東京 、2019)個展「 鯨の目 」(パリ・アクアリウム、フランス、 2019)、「万物の眠り、大地の血管」(府中市美術館 公開制作、2018)、「絵とことばのまじわりが物語のはじまり」(太田市美術館・図書館、群馬、2017)、「Mingtai culture」(北京、中国、2016)個展「鳥よ、僕の骨で大地の歌を鳴らして」(第一生命ギャラリー、東京、2015)など。 ウォールアートプロジェクトのオーガナイズにより、インドの学校4校にて壁画を制作。2017-2019まで二年をかけて、青森県立美術館でアグロス・アートプロジェクト「明日の収穫」に参加。またフランスの海洋調査船タラ号のプロジェクトへの参加、東久留米市南沢氷川神社に天井画奉納、多摩六都科学館のプラネタリウム全天88星座の原画、東京大学海洋研究センターへの天井画、東京大学本郷キャンパスへの壁画を制作するなど多方面で活動している。
出版・企画・デザイン:丸山 晶崇 Masataka Maruyama
1979年東京都生まれ。多摩美術大学卒業。2016年より、長岡造形大学非常勤講師。2011年、国立市谷保に建築家を中心とした市民協働プロジェクト『やぼろじ』を始め、2013年7月から2017年11月まで同施設にてギャラリー兼ブックショップ『circle [gallery & books]』企画・運営。2017年、株式会社と を設立。また同年11月より、地域の文化と本のあるお店『museum shop T』の運営を始める。アート関係の仕事や多摩地域の仕事を進めると共に、デザイナーとしての公開制作や、アーティストとの共同企画などにも積極的に参加。「デザイナーとは職業ではなく生き方である」をモットーに、デザインを軸にその周りの仕事を進めている。主な展示に「FOUND MUJI 武蔵野」(2015年 無印良品 丸井吉祥寺店)、「FMAPプロジェクト 地図で地域をデザインできるのか」(2012年 府中市美術館 公開制作)、「JAGDA CALENDAR SALONE 2011」(2011年 東京ミッドタウン・デザインハブ)、「生物多様性とわたしたちのくらし」(2008年 d-labo、環境省、株式会社宣伝会議) などがある。
https://t-museumshop.com
ワルリー三兄弟(マユール、トゥシャール、ビカス)のふるさとにて
協力:伊藤 悠 Haruka ITO
アイランドジャパン株式会社 代表取締役
1979年滋賀県生まれ。京都大学法学部卒業。人間・環境学研究科修了。 京都造形芸術大学芸術編集研究センター、magical, ARTROOMディレクターを経て2010年islandをスタート。ギャラリーの経営、アーティストのマネジメントから、六本木アートナイトや寺田倉庫アート事業など企画のコーディネートやプラニングなど、アートと社会を橋渡しする活動をおこなう。今年3月、原宿BLOCK HOUSEの2Fにて「HARUKAITO by island」をオープン。最初の展示が大小島真木の個展「骨、身体の中の固形の海。ー植物が石化する。」
http://islandjapan.com/
Photo:吉江淳
小金沢智 Satoshi Koganezawa
1982年、群馬県生まれ。2008年、明治学院大学大学院文学研究科芸術学専攻博士前期課程修了。専門は日本近現代美術史。世田谷美術館非常勤学芸員を経て、太田市美術館・図書館学芸員。超・日本画ゼミ(美学校)講師、武蔵野美術大学美術専攻日本画コース非常勤講師。太田市美術館・図書館では、開館記念展「未来への狼火」(2017)をはじめ、企画展を担当。とりわけ、美術館と図書館の複合施設という特徴を活かした「本と美術の展覧会」シリーズは、ユニークな企画として定評がある。その第1弾である、本と美術の展覧会vol.1「絵と言葉のまじわりが物語のはじまり」(2017)で大小島を招聘。そのほかの展覧会に、太田の美術vol.1「生誕90年 正田壤」(2018)、開館1周年記念展 佐久市立近代美術館コレクション+「現代日本画へようこそ」(2018)、本と美術の展覧会vol.2「ことばをながめる、ことばとあるく」(2018)、太田の美術vol.2「生誕100年 飯塚小玕齋展」(2019)、本と美術の展覧会vol.3「佐藤直樹展:紙面・壁画・循環」(2019)。『内田あぐり――化身、あるいは残丘』(国書刊行会、2019年)、『諏訪敦 絵画作品集 Blue』(青幻舎、2017年)、『日本美術全集 20 日本美術の現在・未来』(小学館、2016年)、東信作品集『SHIKI:Landscape and Beyond』(AMKK、2015年)など、ジャンルを問わず、作家論・作品解説の執筆・寄稿も多数行っている。
ブック支援金の使い道
本プロジェクトは美術家・大小島 真木が2017年〜2019年にかけて展開してきた鯨のプロジェクトをまとめるものです。大小島は、2017年タラ号*の上船中に出会った鯨との出会いから、太田市美術館・図書館、府中市美術館展示、東京大学・赤浜海洋研究研究センター、2018年瀬戸内芸術祭での三豊市AIR レジデンス、アクアリウム・パリ、フランス。そして、今年2019年瀬戸内芸術祭と、様々なチーム、人々とか関わりながらこれまでこの鯨のプロジェクトを進めてきました。
現状として印刷費が足りておらず、また関わっているメンバーに気持ちだけでも制作費を支払いたいと思い、クラウドファンディングをさせていただくことにしました。
どうぞご支援のほどよろしくお願いいたします!
アートブック概要
アートブック
サイズ:A4版 80P(※予定)
完成予定: 11月 発行予定
販売価格(※予定):5,000円(税抜)
発行部数:1,200(※予定)
展示会場にて一般発売となりますが、こちらでは予約と通信販売を兼ねたプロジェクトとなっております。ぜひこちらをご利用ください。
[アートブック制作費内訳]
企画・編集費:15万円
アートディレクション・デザイン費:15万円
印刷費:100万円 (この費用は印刷にかかる最低費用で、クラウドファンドで設定価格を超えて費用が集まるようであれば、作品集の仕様のアップグレードをしていきたいと思います。)
諸経費(寄稿、翻訳、雑費など):10万円
リターン送料:8万円
手数料:7万円
合計:150万円
———
クラウドファンディングで集める目標金額:70万円
ぜひこの機会にサイン付き作品集をお求めいただけたら幸いです!
●2,000円
【サンクスカード】
本リターン用に新しく制作した、お礼のメッセージ入りのオリジナルポストカードを送らせていただきます。
●5,000円
【作品集 1冊】予定販売価格:5,000円(税抜)
・サンクスカード
・完成したサイン入り作品集
●10,000円
【作品集へのクレジットの掲載 + 作品集1冊】
・サンクスカード
・作品集へのクレジットの掲載(お名前の他、HNなども可能)
・完成したサイン入り作品集
●50,000円
【タラ号の上で描いた鯨のドローイングのデジタルプリント】10セット × 2つ
2017年、大小島がアニエスベーが支援する海洋探査船「タラ TARA」の上で描いたドローイングを、エディション・ワークスによる制作でデジタルプリントしました。イメージサイズが 260 × 360mm、シートサイズが 335 × 440mmの予定です。e.d. 50で大小島のサイン入りでお渡しできたらと考えております。早いもの順でe.d.1からスタートです。
・サンクスカード
・作品集へのクレジットの掲載(お名前の他、HNなども可能)
・完成した作品集(サイン入り)
タラ号で波に揺られながら描いたドローイング:
左:《珊瑚の心臓 》 右: 《海、生命のスープ / Sea, Life Soup》
●20,000円
【書店様への販売セット】5セット
取り扱いをしていただける書店やその他のお店向けの事前予約のリターンです。作品集が5冊セットになっています。また、販売用のサンプルが1部つきます(お店以外の方は購入はできません。ご注意ください)。
・サンクスカード
・完成した作品集(サイン入り) 5冊 + サンプル 1冊
・作品集へのクレジットの掲載(お店の名前など)
●130,000円
【大小島のオリジナルペインティング作品 】1セット × 3つ
サイズはおおよそ: 30.0 × 30.0 × 5.0cm
2019年11月、東京・国立市にある museum shop T で、出版記念の展示にて発表される作品と作品集が一冊セットになっています。この作品については、クラウドファンディングの期間中にドローイングや制作過程をアップしていきます。続報をお待ちください!
・生の作品(30.0 × 30.0 × 5.0cm)ほどのペインティング
・サンクスカード
・作品集へのクレジットの掲載(お名前の他、HNなども可能)
・完成した作品集(サイン入り)
過去の参考作品より(pencil and acrylic on cotton mounted on panel size 30 x 30 x 5 cm):こちらはあくまでも参考で、このリターンの絵は描き下ろしになります。
万一、資金が目標額に達しなかった場合でも、作品集の制作ならびに、ご支援いただいたみなさまに特典を実行いたします。まずはいい作品をつくること、そして、いい作品集をつくることに集中して、少しでも遠くに届くものにしたいと思っています。
今回のプロジェクトを進める、アーティストの大小島とデザイナーの丸山も、《鯨の目 Eye of Whale》の展示を通して繋がっていきました。
今回、プロジェクトメンバーの丸山が運営する、地域の文化と本のあるお店「musuem shop T」というスペースでの展示内容を検討する中で、展示という現場でしか体験できなかったシリーズを、展示とは違った形で追体験するアートブックというものをつくるというアイデアに至りました。また、2019年の10月の瀬戸内芸術祭での展示で《鯨の目 Eye of Whale》というシリーズが一つの区切りを迎えたことも偶然ではなく必然のように思っています。
今回のアートブックを通して、様々な生物の生命、私たちの生きる環境、循環や共生など、美術ファンだけではなく、より多くの方とこのプロジェクトをシェアし、共に考え、感じていけたらこれほど嬉しいことはありません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!ご支援ご協力をよろしくお願いいたします!!
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