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「鮫ヶ浦水曜日郵便局」を宮城県東松島市でをクラウドファンディングで実現!
宮城県東松島市にある旧漁港に、水曜日だけ開く架空の郵便局「鮫ヶ浦水曜日郵便局」を作るプロジェクト。手紙を送ると、無作為に交換され、知らない誰かの水曜日の出来事が綴られた手紙が届きます。
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水曜日だけ開く架空の郵便局「鮫ヶ浦水曜日郵便局」の主催者です。
宮城県東松島市にある旧漁港に、水曜日だけ開く架空の郵便局「鮫ヶ浦水曜日郵便局」を作るプロジェクト。手紙を送ると、無作為に交換され、知らない誰かの水曜日の出来事が綴られた手紙が届きます。
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一週間にたった一日、水曜日だけ開く郵便局。そこに集まってくるのは、どこかの誰かの、とある水曜日の出来事が記された手紙。
宮城県東松島市宮戸島にある旧鮫ヶ浦漁港に、郵便局に見立てたポストを出現させ、水曜日の出来事が綴られた手紙を全国から募集します。集まった手紙は、個人情報を伏せた上で無作為に交換し転送されます。手紙を送った人の元には、知らない誰かの水曜日の出来事が綴られた手紙が届くことになります。
自身の日常の出来事と引き換えに、全く面識のない誰かの日常に触れることは、時に不可思議な出会いを生み出します。「鮫ヶ浦水曜日郵便局」は、さながら海に向かって投げ込むメッセージボトルのように、日本中の水曜日の物語という日常を、手紙で繋いでいきます。
専用の封筒と便箋を全国に配布します。 ※写真は「赤崎水曜日郵便局」のもの
開局後の参加の流れ:
2013年6月、熊本県津奈木町にあるつなぎ美術館が主体となって、閉校となった海の上の旧赤崎小学校の校舎を舞台に「赤崎水曜日郵便局」が開局しました。2016年3月に閉局するまでの2年9ヶ月の間に、海外からも含めて全国から1万通近い手紙が寄せられました。閉局後、再開局を望むたくさんの声が上がりました。
参考: 赤崎水曜日郵便局
「赤崎水曜日郵便局」開局時の様子
水曜日の手紙を巡るストーリーは書籍にもなりました。
プロジェクトの発案者の一人である、映画監督の遠山昇司は、水曜日郵便局の次なる開催地を求めて全国を巡りました。その中で、「奥松島」とも呼ばれているエリアの、宮城県東松島市宮戸島にひっそりと存在する、今は使われなくなった漁港「旧鮫ヶ浦漁港」に出会いました。その漁港に辿り着くためには、大鮫隧道と呼ばれている素掘りのトンネルを通る必要があります。
この場所に出会った時の、遠山昇司のメッセージを掲載します。
“トンネルをぬけた「その先」には、水曜日がありました”
海に浮かぶ「赤崎水曜日郵便局」の住所は、熊本県葦北郡津奈木町福浜165番地その先でした。
私たちが、手紙の宛先として設定した「その先」には、世界中からたくさんの水曜日の物語が届き、2016年3月30日水曜日の閉局後も再開局を望む多くの声と想いを頂いてきました。
閉局後、新たな「その先」を探す旅をする中で、私は、宮城県東松島市にひっそりと存在する使われなくなった漁港と出会いました。
その漁港こそが、今回の『鮫ヶ浦水曜日郵便局』の舞台となる旧鮫ヶ浦漁港です。
旧鮫ヶ浦漁港に向かうには、大鮫隧道と呼ばれている素掘りのトンネルを通る必要があります。真っ暗なトンネル内を進んでいくと、ゆっくりと光が近づいてきます。そして、トンネルを抜けた先に、海が現れます。
幾度となく、このトンネルへ入っては出ることを繰り返す中で、私は、この地の様々な物語を知ります。
古くは、縄文時代から人々が生活していた松島湾沿岸地域の拠点的集落であったということ。
戦時中は、この場所が、モーターボートに爆弾を積んだ特攻艇「震洋」の訓練所であったということ。
その後、漁港となり、現在は、人がいなくなった静かな場所として存在しているということ。
私たちは、トンネルをぬけた「その先」にささやかな希望とともに水曜日が届く場所を設定することにしました。
『鮫ヶ浦水曜日郵便局』は、「その先」を静かに照らす灯台のような存在でありたい。
そして、同じく地震の被災地でもある熊本から宮城へのお引越しには、トンネルをぬけた先に、ささやかな希望があって欲しいという願いを込めています。
世界のどこからでも直接参加ができる、開かれたプロジェクトになります。
現在では参加型のアートプロジェクトが注目を集めていますが、その多くは開催地に足を運ばねば参加ができませんし、参加人数が制限されることもしばしばです。本プロジェクトは"手紙”と”郵便配達”という既存のシステムを利用することで、日本中のどこからでも自由に参加ができる、誰にとっても開かれたプロジェクトとなります。
古くからある手紙というメディアに新たな光を当てていきます。
日本の郵便システムはとても優れていて、どんなに遠く離れた場所であっても、配達員の方たちが、日々、確実に手紙を届けてくれています。手紙を書く、投函する、誰かから手紙が届く、手紙を読む。ややもすれば忘れがちな手紙という古くからのメディアに光を当て、その新たな可能性を切り開いていきます。
コミュニケーションの道具として、さまざまな活動を生み出していく可能性があります。
手紙とは極めて個人的なメディアですが、水曜日の物語を手紙に書くという行為に注目すれば、コミュニケーションの道具として、人々の新たな交流を生み出していく可能性を持っています。例えば学校や子供会、老人ホームや病院といった現場において、新しいサークルなどの活動を生み出すこともできるでしょう。自分の水曜日の物語を書く、誰かの水曜日の物語を読むということを通して、自分の何気ない日常が少し違ったものに見えてくるかもしれません。
東北の地に想いを馳せ、この土地との心の連帯を確認していきます。
「鮫ヶ浦水曜日郵便局」に手紙を出す。それは東北地方の、奥松島の、宮戸島の、ある小さな入江に想いを馳せることでもあります。本プロジェクトが実現すれば、地元の方たちの多大なご協力のもと、開設され、維持されていきます。「鮫ヶ浦水曜日郵便局」に宛てて手紙をだすことは、この土地に暮らすみなさんへのささやかなエールにもなっていきます。
期間 2017年12月6日(水)〜2018年12月5日(水)※予定(1年間程度)
局長/ディレクター 遠山昇司
管理人/プロデューサー 芹沢高志
配達員 髙田 彩、桃生和成
写真 森賢一
ロゴ・グラフィックデザイン 吉本清隆
ウェブサイトデザイン 泉田茜
イラスト 小池アミイゴ
局員帽子デザイン スソアキコ
灯台ポストデザイン・製作 海子揮一、渡邉武海
クラウドファンディング映像撮影 森賢一
クラウドファンディング映像編集 樋口勇輝
主催 水曜日観測所
後援 東松島市
協力 宮戸コミュニティ推進協議会、日本郵便株式会社東北支社、石巻郵便局、鳴瀬郵便局
企画協力 つなぎ美術館
オフグリッド太陽光発電システム提供 株式会社プロジェクトウサミ
協賛 アサヒグループホールディングス株式会社、トヨタL&F宮城株式会社、ネッツトヨタ仙台株式会社、宮城トヨタ自動車株式会社
局長/ディレクター 遠山昇司
映画監督/赤崎水曜日郵便局長
1984年、熊本県生まれ。法政大学国際文化学部卒業。ボストン大学留学。早稲田大学大学院国際情報通信研究科修了『赤崎水曜日郵便局』では、システムを五十嵐靖晃氏と共に発案し、ディレクター・局長としてクリエーションに関する総合的なディレクションを行った。同プロジェクトは2014年度グッドデザイン賞を受賞。
映画監督としては、『NOT LONG, AT NIGHT -夜はながくない- 』(2012)が第25回東京国際映画祭<日本映画・ある視点部門>に正式出品され、高い評価を得る。『マジックユートピア』(2015/丹修一共同監督)が、第15回アンカレッジ国際映画祭、第49回ヒューストン国際映画祭にて審査員特別賞を受賞。最新作『冬の蝶』(2016)は第33回テヘラン国際短編映画祭にてグランプリを受賞するなど海外でも高い評価を得ている。精力的に映画制作を行いながら、舞台作品・エキシビション・アートプロジェクトなどの企画・プロデュースを手がけながら現在に至る。
管理人/プロデューサー 芹沢高志
環境計画家/P3 art and environment 統括ディレクター
1951年東京生まれ。神戸大学理学部数学科、横浜国立大学工学部建築学科を卒業後、(株)リジオナル・プランニング・チームで生態学的土地利用計画の研究に従事。89年にP3 art and environmentを開設。帯広競馬場で開かれたとかち国際現代アート展『デメーテル』の総合ディレクター(2002年)、アサヒ・アート・フェスティバル事務局長(2003年~2016年)、横浜トリエンナーレ2005キュレーター、別府現代芸術フェスティバル『混浴温泉世界』総合ディレクター(2009年、2012年、2015年)、さいたまトリエンナーレ2016ディレクター(2016年)を歴任。 http://www.p3.org
1980年、宮城県塩竈出身。エミリー・カー美術大学(カナダ・バンクーバー)卒業。アーティストネットワーキング「ビルド・フルーガス」代表( www.birdoflugas.com)、2006年宮城県塩釜にbirdo spaceを開廊。地域の人々を巻き込んだアートプロジェクトや、クリエイティブな視点と表現方法で新たに塩釜の魅力を伝えるウェブサイト「クラシオ」(www.kurashio.jp)等の企画運営を行う。2014年より塩竈市杉村惇美術館統括。宮城県文化芸術振興審議会委員、塩竈市海と社の景観審議会委員、仙台エスペラント会員。
配達員 桃生和成(ものう・かずしげ)
コーディネーター/一般社団法人Granny Rideto代表理事
1982年仙台市生まれ。2008年、特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンター入職。同年、多賀城市市民活動サポートセンターに勤務。2013年よりセンター長を務める。2016年3月、せんだい・みやぎNPOセンター退職。その他、東北の日常をおもしろくするつれづれ団や地域資源を活かした多賀城をあそぶプロジェクトなどで活動。
https://grannyrideto.jimdo.com/
小池アミイゴ
イラストレーター
1962年群馬県生まれ。長沢節主催のセツモードセミナーで絵と生き方を学ぶ。1988年よりフリーのイラストレーターとしての活動をスタート。CDジャケットや書籍、雑誌等仕事多数。DJとして唄のための時間OurSongsを主催、デビュー前夜のclammbonやハナレグミなど多くのアーティストの実験現場として機能。現在は日本の各地で暮らす人と共に、ライブイベントやワークショップを企画開催。2011年3月11日以降、東北の各地を巡り作品を制作、個展「東日本」として青山のspace yuiで 2012年、14年、15年、17年と4度開催。逐次日本の各地を巡回。17年4月~17日「東日本から熊本へ」つなぎ美術館(熊本)開催。
絵本『とうだい』(福音館書店)の作画を担当。書籍『赤崎水曜日郵便局』ではカバーイラストを手掛ける。
スソアキコ
帽子作家/イラストレーター
石川県生まれ、東京在住。金沢美術工芸大学商業デザイン科卒業。 (株)資生堂宣伝部を経て、帽子デザイナ平田暁夫氏に師事し、1991年よりフリーランスとして活動。イラストレーション・キャラクターデザイン・挿画、ギャラリー等で帽子作品の発表をおこなっている。
2010年パリコレクション/タオコムデギャルソン 2011年「Primal Form 」TIME &STYLE MIDTOWN
2015年スソアキコ展「ひとり古墳部の部屋」Books under Hotchkiss 2017年 帽子展「地殻動」Dee's HALL など
著書『楽しいカタチの帽子』文化出版局/『スソアキコのひとり古墳部』イースト・プレス
連載 ウェブサイト”ほぼ日刊イトイ新聞”
http://www.1101.com/kofun/
http://www.suso.biz
東松島市、地域のみなさん
今回、東松島市の全面的な協力をいただいており、開催地域での説明会を実施したり、地域のみなさんに様々な方法で参加をしていただくための方策を一緒に考えたりと、密な連携を取っています。また、漁業協同組合のみなさんにご挨拶に伺い、日常の業務に支障がないかや、漁港にどのくらいの強い波が来る可能性があるかお尋ねするなど、相談しながら進めています。その中で、多くの出会いがあり、色々な人の思いが重なるプロジェクトに成長しつつあります。
日本郵便株式会社東北支社、地元郵便局のみなさん
日本郵便株式会社東北支社の全面的なご協力をいただき、今回のためだけのオリジナル切手や消印を準備しています。 併せて、実際に開催地に手紙を配達していただく、地元の郵便局にも、多大な協力をいただいております。
・コレクター限定のアップデートを共有
一足先にいろいろな情報をお知らせすると共に、開局に向けての準備の様子やこぼれ話をお届けします。また、ご意見・ご感想なども頂ければ幸いです。アップデートは水曜日を予定。
・オリジナルポスター
公共施設・イベントスペース等のみに配布する、プロジェクトのコンセプトを表現したオリジナルポスターをお届けします。
・オリジナルシール
オリジナルデザインのシールをお届けします。水曜日の手紙を書く際にぜひお使い下さい。
・オリジナルレターセット
オリジナルデザインの封筒、便箋のセットをお届けします。水曜日の手紙を書く際にぜひお使い下さい。
・オリジナル切手シート
オリジナル切手シートを1シートお届けします(82円切手10枚の予定)。水曜日郵便局に手紙を送った方に、交換された手紙が送られる際、封筒に貼られる切手と同じデザインです。
・“水曜倶楽部”会員証
開局期間中、遠山昇司を始めとする局員のガイドによる「水曜日を探すまちあるきワークショップ」を開催予定。“水曜倶楽部”会員には先行告知をさせていただくと共に、優先参加権があります。ワークショップを通して「鮫ヶ浦水曜日郵便局」の新しい楽しみ方をご提案します。
東京都内・熊本県内・宮城県内の3箇所で、最低1回ずつ開催します。ワークショップ参加にかかる交通費、その他実費はご負担をお願いいたします。
・宮城県東松島市での開局イベント後の関係者打ち上げにご招待
開局時にイベントを実施します。12月6日(水)の予定です。その後の関係者のみの打ち上げにご招待いたします。詳細は直接ご相談いたします。現地までの交通費、その他実費はご負担をお願いいたします。
・宮城県東松島市での開局イベントにテープカットメンバーとして参加
開局時にイベントを実施します。12月6日(水)の予定です。その際にテープカットメンバーとしてキャスティングさせていただきます。詳細は直接ご相談いたします。現地までの交通費、その他実費はご負担をお願いいたします。
・小池アミイゴさんによるオリジナル作品
書籍『赤崎水曜日郵便局』でカバーイラストを手掛けたイラストレーター・小池アミイゴさんによる、「鮫ヶ浦水曜日郵便局」のためだけのオリジナル作品原画をお届けします。(絵本『とうだい』はこちら)
・スソアキコさんによる局員帽子
前回のプロジェクト「赤崎水曜日郵便局」に引き続き、オリジナルの局員帽子の制作を担当する帽子作家・スソアキコさんによる、あなたのための「鮫ヶ浦水曜日郵便局」局員帽子をお届けします。世界に一点モノです。(「赤崎水曜日郵便局」の局員帽子はこちら)
・公式サイトにお名前を掲載
「鮫ヶ浦水曜日郵便局」公式サイト内にお名前を掲載いたします。希望されない方は、お知らせください。
・毎週水曜日にスタッフからのお手紙が届く
開局期間中の毎週水曜日に、あなたのためだけのお手紙が届きます。
1,灯台ポストと手紙受け箱の設置費用 60万円
プロジェクトのシンボル・オブジェであり、全国からの手紙が配達される宛先ともなる「灯台ポスト」を設置します。宮城の建築家の協力を得て、鮫ヶ浦漁港の歴史や場所の魅力を踏まえながら、今回のためだけにデザインし、設置します。デザイン費、材料費、制作費、運搬費が必要です。
2,広報費用 70万円
プロジェクトへの参加を呼び掛けるためのロゴ、チラシ、ポスターを制作し、全国的に広報を行います。写真撮影費、デザイン費、印刷費、送料が必要です。
3,ウェブサイトの制作費用 30万円
プロジェクトの参加を呼び掛けるためウェブサイトを制作・運営します。サーバー管理費、ドメイン管理費、デザイン費、運営費が必要です。
4,ツールの制作費用 50万円
送付用封筒、便箋など、プロジェクトの実施に必要不可欠なツール類を制作します。デザイン費、印刷費が必要です。
※写真は「赤崎水曜日郵便局」時のツールです
5,手紙の返送代 50万円
鮫ヶ浦水曜日郵便局に届いた手紙は、無作為に交換し転送されます。その際の手紙の切手代は私たち主催者が負担する仕組みとなっています。実はこの送料がプロジェクト経費に大きな割合を占めているのが実情ですので、ぜひご協力をいただきたいと考えています。
6,関連イベント開催費 40万円
地域の方をご招待し、開局イベントを行いたいと考えています。
また、開局前には地域の清掃活動を、開局後には“水曜倶楽部”と称して手紙の新しい楽しみ方を提案するイベントを開催したいと考えています。
7,交通費、物品・資料等の送料 50万円
事務局が東京拠点であること、全国に跨り多くの協力者が関わっているため、現地調査・打ち合わせの段階からかなりの交通費がかかってしまいます。また、物品・資料等の送料が必要です。
Q.なぜ、クラウドファンディングか?
A. 例えば、芸術祭などであれば、参加者は開催地に足を運ぶ必要があります。一方、本プロジェクトでは各人が日常の場にいながら、手紙というツールを通して参加できるという新しい方法を提示します。プロジェクトの実施そのものに関しても、大きな資本によって動かすのではなく、小さな個人個人の思いと行動の集積によって実現していくというチャレンジをしたいと考えています。
Q. 目標金額に達しない場合はどうなるのか?
A. 目標に達しない場合でも、実施規模の再検討を行い、プロジェクトを実施します。
Q. プロジェクトの今後の展望は?
A. 宮城でのプロジェクトを達成できたら、次なる開催候補地を検討するとともに、プロジェクト自体もより成熟させていきたいと考えています。また、フィールドは必ずしも国内だけに留まりません。
見知らぬ、たった一人の誰かに宛てて、自分の水曜日の物語を手紙に書く。そして届くのは、誰かの水曜日の物語。それまでは知り合うこともなかった、しかしこの同じ世界を、この同じ時代を、確かに生きている誰かからの消息です。
SNSがここまで盛んになった現代において、手紙とはいかにも古風なメディアに思われるかもしれません。しかし不特定多数のみんなではなく、自分の話をしっかりと聞いてくれる、たったひとりの人に向かって、自分の言葉を丁寧に伝えるにはうってつけの方法だといえるでしょう。そして、届けられた便りを、私たちは同じように丁寧に読んでいく。丁寧に語り、丁寧に聞く。それはかけがえもなく大切な生きる態度ですが、この時代、どんどんと置き去りにされているように思えてなりません。とりわけ、2011年3月11日以降の世界において、それが激しく思えるのです。
水曜日郵便局を通して行き交うのは、無数の小さな水曜日の物語です。声高に語られる大きな物語ではありません。決して大きな物語にかき消されてはいけない、私たちのささやかな、しかし生き生きとした小さな物語たち。水曜日郵便局とは、そんな小さな声を交換するためのプラットフォームなのです。
その時代的な意味と可能性を信じて、私は今回、「鮫ヶ浦水曜日郵便局」の管理人を引き受けました。そしてまず思ったのは、こうした営みを大切に思う、なるべく多くの方たちと一緒になって、水曜日郵便局を共につくりあげていきたいということでした。それがこのクラウドファンディングを行う最大の理由です。私たち自身の小さな声の交換を、私たち自身の営みとして、みんなで生み出していきたいのです。
ぜひ、このようなプラットフォームの建設、そして維持のために、あなたのお力をお貸しください。
ご支援を、心よりお待ちしております。
(管理人/プロデューサー 芹沢高志)
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