障害のある人たちの心を歌う
45周年記念わたぼうし音楽祭

｢ペチ」という作品で初入選を果たした白毛由美子さんに会いに行ってきました。

ご自宅を訪ねると、白毛由美子さんと由美子さんのご主人、お母さんが暖かい笑顔で迎えてくれました。

作品のタイトル「ペチ」は、お父さんが付けた由美子さんの呼び名です。

なにかあれば「ペチ」、何もなくても「ペチ」、ペチ、ペチ、ペチ、ペチ･･･ とても愛してくれたそうです。

お父さんは、精神を病んだペチこと由美子さんを心配しアルコール依存症となり、それがきっかけで亡くなりました。

この詩には、不器用だけれど家族を心から愛してくれたお父さんへの感謝の気持ちが込められています。

由美子さんは結婚され、今はイケメンのご主人とお母さんと三人暮らしで、とても幸せなんだそうです。

P.S.

由美子さんは美術学校に通われていたそうで、家じゅうにお父さんとご主人の由美子画伯が描いた似顔絵が飾られていました。

また、どにでもいそうでいない絶滅危惧種（由美子さん曰く）のお父さんの日常を綴った4コマ漫画も出版されていました。