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過酷な労働環境を変えていくための本の出版をクラウドファンディングで実現!
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1970年7月、小さな会社が誕生しました。名前を「ロシナンテ社」と言います。そうです、あのドン・キホーテの愛馬の名からとったものです。ロシナンテ社は、毎月『月刊地域闘争(ちいきとうそう)』、現在は『むすぶ~自治・ひと・くらし~』を発行し、たくさんの人に読んでいただくことを生業としてきました。創刊から39年、毎月発行されて、実に600冊も世に送り続けてきました。
若者の労働環境は、いまとてもひどいです。その根っこにあるものを掘り起こし、解決策を伝える本を出版します
はじめまして。コミュニティユニオン、引きこもりの若者支援などの活動をしている梶原公子です。
私はいわる団塊世代です。
当時、今のような「就活」はなく、企業の門戸は女性に開かれていませんでした。
そのため、私は高校の教員になりました。
2010年代に入り、卒業生たちの労働環境が過酷になっていく様子を見るようになりました。レストランに就職して、月300時間を超える勤務で、心を病んでしまった卒業生もいました。とてもショックでした。
私は10数年前、コミュニティユニオンに参加しました。
そこでたくさんの労働相談を受け、個人的にも取材を重ねてきました。
「ユニオンは嫌だけれど、ここしか丁寧に相談にのってくれるところがない」
という若者がたくさんいました。
本書では、労働相談と取材で出会った若者の労働環境の実例を紹介しつつ、そこから見えてくる問題を掘り起こし、ユニオンを活用し、労働環境を変えるためにできることをお伝えしていきます。
私(梶原)は静岡県三島市在住です
就職氷河期世代の人たちは今40歳を超えています。
彼/彼女ら、そして20代30代の人に話を聞くと、
「長時間労働は自分の手際が悪いからと自己責任論を言われる」
「驚くほど低い賃金にボーナスなし、退職金もなし」
「やめたいといったら、残務処理をしてからだ、と言われた」
「社員の前で叱責とパワハラに会い、うつになった」
「労働者は人間であってはいけないと言われた」
「女と外国人は人間ではない」というとんでもない話も聞きました。
いまの若者は「労働者」という言葉をほとんど使いません。
スタッフとかキャストとかカッコいい言葉を使いますが、その多くが派遣や契約雇用などの非正規労働者。
賃金は安いのに労働は正社員と同じという人もいます。
契約が過ぎたとか派遣会社の都合とかであっさりと切られた人もいます。
高度成長やバブル経済の頃は、高校生の就職もたくさんありました。
ところが2000年代になると、大卒で学歴があっても希望するところに就職できず、就職しても労働環境が過酷で、働くのに困難を抱える人が増えました。
そんな時、誰に相談すればいいのでしょう。
そこで、お金がほとんどかからず最も頼りになるのがユニオン(労働組合)です。
ユニオンを知らない若者が多くなっていますが、「労働組合法」は、いまでも使える、国家が保障する法律です。
私が勤務していた高校の卒業生の話です。
彼女は美容師になりましたが、ひと月100時間を超える残業、長時間労働、そしてパワハラにあいました。
身体が動けないほど疲労困憊し、ユニオンに相談し、そのサロンを辞めました。
でも、彼女は辞められたからまだいいのです。
2010年代くらいから、「辞めたくても辞めさせてくれない」という職場が増えてきました。
こんなに労働者をいじめるのは先進国では日本だけです。
「辞めたいときに辞める」のは労働者が持つ権利です。
「何を頼りにすればいいの?」と言う若者がたくさんいます。
私が加入している「誰でも、一人でも入れる」コミュニティユニオン(地域ユニオン)は会社の外で活動するユニオンで、全国的なネットワークがあります。
ユニオンは労働組合法によって、団結する権利や会社との交渉権などが認められています。
ユニオンがどこにあるかは、スマホやPCなどで簡単に探すことができます。
困ったら、そこに連絡すると、必要に応じて会社に団体交渉を申し入れ、問題解決に取り組んでくれます。
それによって未払い賃金が取れた人、解雇を撤回をさせた人はたくさんいます。
労働組合法は1945年の12月に成立しています。
憲法(1947年)よりずっと早い。
あまり知られていませんが、今でも使える優れた法律です。
「働く人と雇う人は平等」と謳っています。
第二次大戦で日本国民は人間としての権利を無視されて、ひどい扱い方をされました。その苦い経験から生まれた法律です。
労働者の権利を保障しなくてはと、敗戦後最も早く作られた法律の一つです。
ユニオンの集会で仲間たちと
それから70年、いま、雇う方が、つまり経営者が断然上という時代になりました。
「業務命令」と言われれば、それに絶対従わなくてはならない。
でも、多くの若者はこの法律の存在も意義も知らないのです
ユニオンというと、昔の労働組合のようで、必ずしもいいイメージを持たない若者もいます。
しかし、その存在を知っていくうちに、「ユニオンは趣味の一つ」「ユニオンは助け合い」と言う若者もいました。
ユニオンの敷居を低くし、間口を広げていくことが必要だと私は考えています。
そのために、この本を書きます。
困ったとき、つらいとき、あなたもユニオンに加入して、今の労働環境を変えていく、それを考えてみませんか?
メーデーで発言する著者
みなさまにご出資いただいたお金は本の出版に使わせていただきます。
内訳は以下の通りです
印刷代 約30万円
広告宣伝費 約10万円
その他の経費 約10万円
2021年 2月 入稿
2021年 5月 出版予定
3000円を出資いただいた方にはサンクスメールと雑誌『地域と労働運動』を
5000円を出資いただいた方にはサンクスメールと出版予定の本を
10000円を出資いただいた方には著者(梶原)のサインを入れた出版予定の本を
30000円を出資いただいた方にはサイン入り出版予定本と伊豆天城特産のワサビ漬けを
50000円を出資いただいた方にはサイン入り出版予定本と伊豆天城特産のワサビ漬けと干しシイタケを
それぞれお届けします
「地域と労働運動」 2000年に創刊。日本の労働運動の再構築を目指し、毎月25日に発刊
特産品のワサビ漬け(カメヤ食品株式会社) 1100円相当
特産品の干しシイタケ 1200円相当
出版の遅れは原稿の出来具合と校正の進捗状況によってありうるかもしれませんが、遅くとも5月の初めには出せると思います。
目標額に達することができなかった場合でも、何らかの形でお金を集めて出版し、皆様にお届けします
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
働くことにつまずいていている人
働くことに困難、苦しさを抱えている人
働くことで人間性を失っているんじゃないかと感じる人
そんな人たちに届く本をつくります。
ご支援、ご協力をどうかよろしくお願いします。
執筆中の著者
3000 円
5000 円
10000 円
30000 円
50000 円