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うずめ劇場によるベトナム公演「平和」をクラウドファンディングで実現!
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演出家ペーター・ゲスナーが1995年に北九州にて設立。翌年、三島由紀夫作「わが友ヒットラー」で旗揚げ公演。ゲスナーによる本格的な演劇メソッドを基盤に舞台創造を展開。アングラ演劇から、海外の古典、現代演劇の初訳初演など、幅広い戯曲を翻案・上演してきた。神社の境内、寺の本堂、ホテルのテラスなど様々な空間での芝居作りを行なう。2007年、拠点を東京に移す。 2000年 第一回利賀演出家コンクールで最優秀賞を受賞。 エジプト、ドイツ、ルーマニア・シビウなど、海外の国際演劇祭に招聘。
うずめ劇場の公演『平和』が、11月ベトナム・ニンビンでの国際演劇祭に正式招待を受けました。戦争を乗り越えたベトナムで、改めて「平和」の尊さを訴えかける舞台にします。公演の成功のためにご支援をお願いします!!
【目次】
1.こんにちは!うずめ劇場です。
2.ベトナム国際実験演劇祭について
3.上演作品『平和』について
・作品の背景
・あらすじ
・10月日本公演について
4.なぜ、クラウドファンディングが必要なのか?
5.リターン(支援のお礼)ご紹介
6.想定されるリスクとチャレンジ
7.演出家ペーター・ゲスナーより皆さんへ
うずめ劇場は、福岡県北九州市で約30年前に生まれた劇団です。
現在は拠点を東京に移して海外や国内の演劇フェスティバルにも多く招かれ、精力的に活動しています。
旧東ドイツ出身の演出家ペーター・ゲスナーが、ベルリンの壁が壊れたのちに来日し、日本で孤軍奮闘して起ち上げた劇団で、その後、多くの日本の演劇人たちに支えられ、2000年には、なんと、栄えある第一回利賀演出家コンクールで最優秀賞を受けるという快挙をとげました。現在、主宰のゲスナーは、大竹しのぶや高畑淳子などを輩出した桐朋学園芸術短期大学で教授として演劇を教える忙しい日々を送りながら、自身の劇団うずめ劇場でオリジナリティ溢れる舞台作品を創り続け、日本の演劇界の中でも高い評価を受けています。
2024年2月『地球星人』
写真左より みっつん 後藤まなみ 荒牧大道
写真左より 三木美智代 みっつん 内田春菊 後藤まなみ 服部吉次 荒牧大道 油絵博士
昨年は、『コンビニ人間』で芥川賞受賞の作家・村田沙耶香の世界的ベストセラー『地球星人』を東京芸術劇場で完全舞台化し大きな話題を呼び、
今年の1月には、岸田國士戯曲賞はじめ数々の演劇賞を受賞した鬼才・鈴江俊郎の書下ろし戯曲『ニッポン人は亡命する。』でセンセーショナルな議論を巻き起こしました。
2025年1月『ニッポン人は亡命する』
写真左より 荒牧大道 松尾容子 後藤まなみ
写真左より 荒牧大道 玉井夕海
最近の海外公演としては、4年前の2021年に、世界三大演劇祭のひとつであるルーマニアのシビウ国際演劇祭に招かれ、『砂女』(原作:安部公房作『砂の女』)でスタンディングオベーションを受け観客を大いに沸かせました。
2021年『砂女』シビウ公演写真左より 荒牧大道 後藤まなみ
写真左より 長谷川亜弓 ペーター・ゲスナー 荒牧大道 松尾容子 宇野雷蔵 阿部将生 吉田拓哉
ルーマニア・シビウ演劇祭 ゴングシアター
そして2025年、再び海外から招待を受けました。11月にベトナムで開催される国際演劇祭に正式に招待されたのです。
しかし残念ながら、ベトナム公演に必要な資金(舞台費、スタッフ費、稽古場費など)が不足しています!!そこで、ベトナム公演成功のため、クラウドファンディングを立ち上げることにいたしました。是非皆様のご支援をお願いします。それは、私たちにとって大きな力となります。
ベトナムで3年に一度開催される、ベトナム政府が主催する演劇祭です。
正式名称は、『第6回ベトナム国際実験演劇祭』。ヨーロッパやアジア各国から劇団が招かれ、国内の劇場アンサンブルと共に、約10日間にわたって開催される演劇フェスティバルです。主に首都ハノイで開催されてきましたが、今年は新興都市寧冰(ニンビン)で、初めて開催されることになりました。ニンビンは、かつてベトナム皇帝が居住していた美しい街です。
昨年、ニンビンに近代的な大劇場が誕生しました。この歴史ある都市で、人々が現代日本演劇に触れるのは、おそらくこれが初めてとなります。ここでは、演劇は単なる演劇体験にとどまらず、都市の近代化発展に向けた一種の起爆剤として期待されています。この機会に、日本の演劇を効果的にアピールすることが大変重要で、日本の舞台芸術にも大きく貢献するものになります。
ニンビンの大劇場(撮影:ペーター・ゲスナー)
上演する芝居のタイトルは「平和」です。
10月半ばに、東京・両国のシアターカイで上演した後、11月後半にベトナムに持っていきます。「ベトナム戦争」という負の歴史を乗り越え、現在めざましい発展を遂げているベトナムに、演劇で平和のメッセージを届け、日本とベトナムの文化的交流を深める最高の作品と自負しています。
原作:アリストファネス『平和』
ドイツ語翻案:ペーター・ハックス
日本語翻訳:後藤絢子
演出:ペーター・ゲスナー
2025年10月国内公演チラシ メインイメージ:内田春菊
【作品の背景】
『平和』という芝居は、日本の舞台で上演される「戦争」や「平和」をテーマにした芝居とは一線を画しています。
その一つの要因は、原作が2500年前のギリシャで書かれたものであること。近代史に登場する戦争や動乱は全く出てきません。その代わりに、ギリシャ神話に出てくる神様やアテネの農民たちが登場します。なんともほのぼのとしたおとぎ話を連想しがちですが、実はこの芝居、2500年前のギリシャ世界を二分する大戦ともいえるペロポネソス戦争の最中に、痛烈な戦争批判として書かれたものなのです。アテネとスパルタを中心に、敵対する国々の連合軍が壮絶な争いを繰り広げ、多大な兵士の犠牲者を出し、しかもアテネでは疫病が流行したこともあって、街中は市民の死体で溢れ、アテネは結局スパルタに敗れます。
そこまで思い至ると、一気に壮大な人類の歴史にフォーカスしてしまいませんか?人類の2500年間の歴史の中で、人間は大なり小なり同じような争いをし続けてきた、という、絶望的な事実を突きつけられます。ロシア、ウクライナ、イスラエル、パレスチナ、スーダン、アメリカ、中国、北朝鮮、コロナ、パンデミック、という最近のニュースでよく流れる単語を並べてみると、2500年前の状況と酷似しているというか、何にも変わってないじゃん、ということに気がつきますよね。
「平和」は、第二次大戦後のドイツで再び息を吹き返しました。
大昔にギリシャのアリストファネスという劇作家が書いた戯曲を、1960年代に、今度は東ドイツのペーター・ハックスという劇作家が翻案します。今回の上演は、このペーター・ハックスの台本によるものです。しかも旧東ドイツ出身の演出家ペーター・ゲスナーが日本で演出する、いわば時間と空間をまたいだ壮大な演劇なのです。
1960年代といえば、第二次世界大戦が終わって、ドイツはベルリンの壁によって東西に分断され、アメリカとソ連の2大陣営の冷戦が世界を二分していた時代です。この舞台は、東ドイツの市民に熱狂的に迎えられ、ほぼ600回も上演され、ラストの上演では45分間にわたるカーテンコールが続いたという伝説の舞台になりました。
【あらすじ】
「ゼウスのところに行って、平和の担当者に話をつけてくる!」
戦争のせいで商売あがったり、怒り心頭のブドウ農家トリュガイオスは、巨大な空飛ぶフンコロガシに雄々しくまたがり天界を目指す。
しかし、たどりついたオリュンポスはもぬけのからだった。
「神々は皆、人間がイヤでどこかへ逃げました。」留守番のヘルメス神から残酷な真実を告げられる。どうやら平和の女神は、戦争の神によって井戸の底に閉じ込められているらしい。トリュガイオスは、ならばと自力で女神を引き上げようとするが……
【10月、国内初演について】
2025年10月17日(金)~19日(日)の3日間、東京・両国の劇場シアターカイで、うずめ劇場の『平和』を初演します。
公演をご覧になりたい方は、うずめ劇場ホームページ https://uzumenet.com をご覧ください。
この芝居は、今の日本でどのように迎えられるのでしょうか?
日本人はおとなしいから、ドイツのような熱狂的なカーテンコールにはならないのでは?いえいえご心配なく。なぜなら、これは喜劇です。そんなにかしこまらずに観ているだけで、笑いながら、いつのまにか世界に引き込まれます。そして、自分たちがいかに愚かでバカげたことをやっているかに気付かされるのです。はるか昔の世界から、今の自分たちを覗き見るような不思議な感覚に襲われるでしょう。強い感動と共に。
ベトナム公演に当たって、国際交流基金の海外助成から渡航費と荷物輸送費は助成を受けられることになりました。しかし、舞台費、スタッフ費、国内リハ―サルの稽古場費などは手出しになり、劇団としては苦しい負担になります。できるだけ、ベトナムの観客に最高の舞台を観てもらうためにも、クラウドファンディングでの支援が必要です。
(1)感謝のメール
演出家ペーター・ゲスナーから、心を込めた感謝のメールを送ります。
(2)コレクター限定アップデート記事での進捗報告
ベトナムへの渡航~帰国までを都度、写真や動画も添付してお知らせします。
(3)『平和』オリジナルポストカード
内田春菊チラシビジュアル、または『平和』国内公演舞台写真のいずれかランダムに1枚
(4)『平和』オリジナル缶バッジ
内田春菊イラストの可愛い缶バッジ
(5)『平和』オリジナルクリアファイル
内田春菊イラストのクリアファイル
【注】写真はイメージ案です。実際と若干変わる可能性があります。
(6)『平和』オリジナルTシャツ
ご希望のTシャツのサイズを、S~XXLサイズまでご記入ください。色はブラックのみ。
【注】写真はイメージ案です。実際と若干変わる可能性があります。
(7)『平和』オリジナルパーカー
ご希望のパーカーサイズを、S、M、L等(ご希望があればさらに大きいサイズも可能です)をご記入ください。色はブラックのみ。
【注】写真はイメージ案です。実際と若干変わる可能性があります。
(8)うずめ劇場ベトナム渡航記
ベトナム公演の様子を綴った小冊子。40ページ程度を予定。
(9)出演者からの感謝のビデオメッセージ
視聴期間:2026年1月31日〜2026年2月8日まで
(10)ミニオンラインアルバムURL
ベトナム公演の様子も撮影予定。ダウンロード、転載不可。
視聴期間:2026年1月31日〜2026年2月8日まで
(11)『平和』国内公演映像配信URL
視聴期間:2026年1月31日〜2026年2月8日まで
(12)うずめ劇場次回作(30周年記念新作)招待券
来年2026年10月下旬に東京都内の劇場で上演予定。詳細はベトナム渡航前までにはお知らせします。
(13)リモートベトナム報告会(zoom)参加権
ペーターと劇団員、関係者等が参加する報告会にリモートで参加する権利です。2026年1月末までに日程を決めてご連絡します。
(14)特製仮面
本作のモチーフ的存在の、紙製のお面のレプリカを制作してお届けします。
(15)ご希望の役者&ペーターとお食事
2025年内履行予定。コレクター様とご希望の役者、ペーターのスケジュールを調整します。
※松下アキラ、林家きく麿、番家玖太は国内公演のみ出演のため、対象外となります。予めご了承ください。
(16)稽古見学権利
来年の公演の稽古を1回見学できる権利を進呈。都内稽古場になります。
◆グッズイメージ↓ 右上の円は缶バッジのイメージです。サイズは通常の缶バッジと同じ。
ベトナム公演は、東京とずいぶん事情が違います。
ニンビンの劇場のステージサイズは、シアターカイよりも大きいため、役者の動き、照明・映像のテクニカル、を向こうのサイズに合わせた稽古やテクニカルリハ―サルが必要になります。
通常、演劇祭では、いくつもの団体が公演するため、舞台の設営やリハ―サルは限られた時間で行う必要があり、危険度も増します。そのため、渡航前に東京の稽古場を借りてリハ―サルを入念に行わなければなりません。稽古場費やスタッフ人件費、機材費がかかります。十分なリハ―サルのためにも、是非お力添えください。国内リハ―サルは、10月公演終了後、都内の稽古場スペースを借りて、11/8~16のうち、一週間弱行う予定です。
ベトナム公演のスケジュール日程は、主催者サイドから連絡があり次第、このサイトで皆様にお知らせします。今のところは、11/20~30のうち、移動も含め7日~10日間程度を見込んでいます。
今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、もし目標金額未達となった場合でも、不足する資金は劇団で補填し、渡航前の国内リハ―サルを含む「第6回ベトナム国際実験演劇祭」での公演を実現します。リターンも必ずお届けしますので、ご安心ください。
<支援金の使用予定>
◆ベトナム公演経費 1,100,000円
・舞台費 500,000円
ベトナム公演用舞台装置、字幕制作費等
・スタッフ費 400,000円
渡航前国内リハ―サル及びベトナム公演の照明・音響・映像・字幕スタッフ人件費
・稽古場費 200,000円
渡航前国内リハ―サルの会場費
◆クラウドファンディング経費 400,000円
運営費・宣伝費・リターン準備購入費等
合計 1,500,000円
『平和』は、めったに上演されることのない戯曲です。
およそ2500年前、ペロポネソス戦争のさなかにあったギリシャ・アテナイで、喜劇作家が怒りのもとに書きあげ好評を博しました。私たちが元にしたペーター・ハックス版は、1962 年にベルリンのドイツ座で初演されたものです。ベルリンの壁が作られた直後、東西に分断され緊張が走る街で、この喜劇は600回も上演され、最終公演では 45 分間にもわたるカーテンコールが鳴り響いたと言います。
保身に走る政治家、利権にしがみつく聖職者、物言わぬ日和見主義者、他者を委縮させ利用する者たち……あらゆる「力」にユーモアでぶつかっていく本作は、いずれの時代でも観客の心をとらえました。『平和』は、見えない壁に押し込められた人間に「考え、行動する勇気」をくれる、新しい(おかしな)プロメテウスの物語です。
平和を維持するために、平和に戦う必要があるのです。アリストファネスの『平和』に登場する奴隷のトリュガイオス、合唱団のリーダー、そして合唱団のように。つまり、権力者たちに、「あなたたちは私たち国民によって選ばれ、私たちの安全を守るために選ばれたのだ」と気づかせる必要があるのです。「平和」とは、私たち自身にかかっているということではないでしょうか?それは私たちの社会への貢献を写す鏡なのです。
2025 年に日本でこの喜劇を上演したい理由……説明はたぶん不要ですね。日本では恐らく初めて上演される最古の喜劇のひとつです。ぜひ10月の東京公演を観に来てください。遠くて観に来れない方は、リターンにあるオンライン配信で観る方法もあります(笑)。
この作品はベトナムでどのように受け入れられるのでしょうか?
2024年、寧冰(ニンビン)のベトナム人にとって初めて近代的な大劇場が誕生しました。この歴史ある都市で、人々が現代日本演劇に触れるのは、おそらくこれが初めてとなるでしょう。ここでは、演劇は単なる演劇体験以上のものとして捉えられています。これは重要な文化的ハイライトであり、今後の都市の近代化発展に向けた一種の起爆剤となるでしょう。ここで日本を効果的にアピールすることが重要です。
同時に、プログラム冊子に、できれば、私の日本のふるさとである北九州市の企業の広告を掲載したいと考えています。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
あなたのサポートを心からお待ちしています。
ペーター・ゲスナー
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