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ヴィデオアーティストUMMMI.初の長編映画『ガーデンアパート』をクラウドファンディングで実現!
現代美術、ヴィデオアートで映像作品を発表してきた東京藝術大学に在籍中のUMMMI.(石原海)の長編デビュー作。狂気の女性、京子と彼女を囲む女の子たちを軸にして展開する、エクスペリメンタルなメロドラマ。
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現代美術、ヴィデオアートで映像作品を発表してきた東京藝術大学に在籍中のUMMMI.(石原海)の長編デビュー作。狂気の女性、京子と彼女を囲む女の子たちを軸にして展開する、エクスペリメンタルなメロドラマ。
アタシはあの日以来、とにかく熱っぽく浮かれていました。初めて映画を撮ったとき、それはたったの5分だったけれども、自分はもうそこらへんにいるただの女の子じゃないんだと思えて、ひとりきりで祭りの真っ只中にいる気分になりました。自分はこんなに素晴らしいものを作れるんだから、もしかしたらかっこいいものを理解できるクールな誰かに愛してもらえるかもしれないとすら思いました。でも、もちろん5分の映画を撮ったというだけで自分を取り巻く世界が変わることはありません。アタシは相変らずひとりぼっちだったし、ただのそこらへんにいる女の子となんら変わりがなく、或いはそれ以下、でした。
そのあと数年間、短い映像をいくつか撮り続けて、アタシは少しづつ欲が出てきました。段々と世界を変えたいという気持ちが抑えられなくなったのです。世界を変える、というのは政治とか社会とか誰かを救うとか大きいものではなく(もちろんそれも含むけれど)まずは、アタシの映画を捧げるひとに小さな革命を起こしたいということを指しています。
例えば、どんぞこにいるひとや悲しみに打ちのめされているひと、うっかり貧乏な家に生まれてしまったひとや金持ちの家に生まれてしまったひと、悪趣味なひとや上品なひと、変な髪型が好きなひとや変なセーターが好きなひと、レアな名前のひとや普通すぎる名前のひと、誰にも言えない秘密を抱えているひと、酒飲み或いは下戸、パンクス、ママとパパ、おじいちゃんとおばあちゃん、独身の姉さんと兄さん、家なき子、やっぱり世紀の大酒飲み、そして、そうじゃないひとたちに向けて。
主人公ひかりは、彼氏(たろう)の叔母(京子)にあたる女と、偶然出会ったことにより仲良くなる。叔母である京子は、若くして旦那を亡くして以来、気が狂って奇妙な言動ばかりしている。ひかりは、京子を通して出会った京子の友人と浮気をしてしまう。彼氏の太郎はひとりぼっちになり、叔母と似たような、気が狂った行動に出る。かつて存在した愛は消滅して、新しい愛が芽生え、人生が崩壊に近づいていく。各登場人物が京子についての個人的なエピソードを語るヴィデオ映像が挿入され、京子はなぜ気が狂ったかを統合的に考察することで、フェイクドキュメンタリーの要素が立ち上がる。(エクスペリメンタルな)メロドラマ。
現代美術は一休さんみたいなものだ、と常々思っていました。例えば、一休さんの有名なとんち「はしをわたるべからず」で、橋を渡ってはいけないのではなく、端を渡るなということだろうと切り返し、その橋のど真ん中を堂々と渡りきる、という話があります。優れた現代美術とは、コンセプトとユーモアがあれば、短い時間と短い言葉で語れる…アタシはそう思うようになりました。もちろん、それはとても素晴らしいことです。しかし同時に、90分だったら90分なりの時間べっとりと観客にくっついてみたい、片時も目を離されることなく、終わりと始まりの決められた奇跡のような時間を共有したいと思いはじめました。90分間アタシも一生懸命に語りますから、あなたも90分の間、じっとしたりウズウズしたりして、気が付いた頃にはお互いが人生のターニングポイントを迎えてしまうような、そんな時間を作りたいと思ったのです。
今回の映画に関わってくれる人の多くは、友人または友人の友人です。彼/彼女らは、音楽をやっていたり写真をやっていたりモデルをやっていたり美術をやっていたり、映画をやっていたりと様々です。そんな周りの、めちゃかっこいいと思える人たちを集めて映画を撮るというのは、映画ばかり観ていたために映画以外の記憶がまったくない青春時代の、少し遅れたリベンジでもあります。仲間なんていた試しがないアタシの、初めて作ろうとしている仲間たちでもあります。そして、これを読んでいるひとにもあわよくば仲間になってほしい、映画だけじゃなくて、よくわかんないけど例えば広い食堂とか広い公園とかなんならアタシの家の屋上とかそういったところで、これを読んでくれているあなたももちろん一緒に、いつかみんなで酒を飲みたいな、なんてこっそり思っています。
そして最も思い入れのある登場人物の京子という女性は、同じく身近にいる実在の女性数名をモデルにして作りあげた存在です。派手で乱暴で有無を言わさずにかっこよくて遊ぶことが大好きな、或いは狂人と紙一重の女性。近づかないほうが安全なのに、圧倒的な吸引力で思わずホイホイと従いたくなっちゃうような女性。アタシ自身が、多少なりともサーカスのような環境で育ち、身近にいるそういった女性たちに導かれるようにしてやらなくてもいいような色んな冒険をしたように、映画のなかでも京子という強烈な存在との出会いによって、様々な出来事が起きてしまう様子を描きたいと思っています。もちろん、なるべくなら事件なんて起きないほうがいいのだけれど、あらゆる事件を避けて生きることはほとんど不可能です。絶叫するくらいの幸福や、崖っぷちの絶望を最初から回避することが不可能なように。
2015年12月に東京藝術大学で「どんぞこの庭」という映像インスタレーションを展示しました。この作品は、映画「ガーデンアパート」に向けたテスト撮影として制作したものです。展示会場に温室を建て、そこの中に映画館をイメージさせるようにスクリーンを設置しました。
鑑賞者は温室の中に入り、実際のオーディション映像と、脚本を朗読してもらった音声のふたつで構成されたオーディオヴィジュアルを体験するという作品になっています。
美術作品になるだろうオーディション映像を撮っていた数ヶ月前の段階から、映画「ガーデンアパート」は、ゆっくりとじわじわ育ってきました。アタシの本当の気持ちとしては、もはや明日にでも撮影を始めたくて我慢ならないくらいだけど、やっと、きちんと映画として完成するための直前まで来ています。どうしても映画を撮りたいと思っている。でも同時に、かつて作った関連作品である「どんぞこの庭」のヴィデオアート的な側面を担いながら、映画と美術の境界をさまようことが出来るものにしたいと思っています。
撮影費 50万円
ロケ地費用 10万円
ポストプロダクション(編集、音響など)20万円
完成披露試写会(会場費、宣伝費)10万円
英語字幕制作費 10万円
合計:100万円
目標金額の100万円は、ほとんどのスタッフやキャストがボランティアでやってくれている金額です。しかし200万円以上集まった際には、長い時間働いてくれるスタッフやキャストへの謝礼、そして劇場公開に向けて動き出したいと思います。
もし200万円以上集まりましたら、3000円以上ご支援いただいた方の全員に劇場用チケットをプレゼント致します!
企画開発費 10万円
スタッフ&キャスト謝礼 40万円
宣伝・配給費 50万円
合計:200万円
監督・脚本 / UMMMI. (石原 海)
東京都出身。東京藝術大学先端芸術表現科在学中。16歳の時に撮った初の短編映画で2011年にイメージフォーラムフェスティバルヤングパースペクティブ部門入選。2013年にパリ、ポンピドゥーセンターが主催の映像フェスティバル オールピスト東京に入選。代表作の短編映画『デスクトップトレジャー』は、オールピスト東京2014、台北オーディオヴィジュアルメディアフェスティバル2015、オールピストサンパウロ2015、第7回カイロヴィデオフェスティバルなど世界中の映画館、美術館を巡回。また、現代美術の分野でも制作をしており、2014年には美術手帖主催のシブカル杯に入選。超能力や占いにのめり込んでしまう失恋した女をテーマに、渋谷パルコミュージアムで『サイキックハウス』という映像インスタレーションの発表をした。2016年にはゲーテの小説を元にした新作の短編映画『永遠に関する悩み』でMEC Awardの佳作を受賞。『ガーデンアパート』は、初めての長編劇映画デビュー作となる。
共同脚本・プロデューサー / 金子遊
批評家・映像作家。著書に『辺境のフォークロア』、編著に『フィルメーカーズ』『クリス・マルケル』『国境を超える現代ヨーロッパ映画250』など。劇場公開映画に『ベオグラード1999』『ムネオイズム』『インペリアル』がある。慶應義塾大学ほか非常勤講師、ドキュメンタリーマガジン「neoneo」編集委員。テレビ番組の脚本、番組構成も多数。
撮影 / チャーリー・ヒルハウス
撮影監督作『Faraways』(監督 Audey Lam)がロンドンフィルムフェスティバル2012、ロッテルダム国際映画祭2013に公式出品作として選ばれる。写真家としても国際的に活躍しており、オーストラリアのグリフィス大学美術学部の大学講師を経て渡日。
協力
東京藝術大学取手校舎 / 幻視社
・コレクター限定アップデート
スタッフブログ「京子の部屋」で、現場の様子をご報告をさせていただきます。
・監督からお礼メール
感謝の気持ちをメールにてお伝えさせていただきます。
・「ガーデンアパート」ステッカー
オリジナルステッカーをプレゼントさせていただきます
ステッカー イメージ写真
・「ガーデンアパート」パンフレット1部
あらすじやキャストからのコメント、映画日誌など(予定)を載せた ZINE形式のパンフレットをプレゼントさせていただきます。
・「ガーデンアパート」シナリオ1部 監督&メインキャストサイン入り(非売品)
撮影現場で実際に使用された撮影台本を、監督とキャストのサイン入りでプレゼントさせていただきます。
シナリオ イメージ写真
・ウェブサイトにお名前クレジット
公式サイトにお名前をクレジットさせて頂きます。
・エンドロールにお名前クレジット
本編の最後に流れるエンドロールに、お名前をクレジットさせて頂きます。
・エンドロールにアソシエイトプロデューサーとしてお名前をクレジット
本編の最後に流れるエンドロールに、アソシエイトプロデューサーとして大きくお名前をクレジットさせて頂きます。
・「ガーデンアパート」本編の限定WEB配信にご招待
映画完成後、期間限定でインターネット上にて映画をご覧いただけます。
・関係者試写会にご招待
関係者に向けて上映する、完成披露試写会にご招待します。(都内予定)
・監督から手書きのポストカードでお礼
感謝の気持ちを手書きでポストカードに綴らせていただきます。
・試写会終了後の関係者パーティーにご招待
試写会後に、監督やキャスト、関係者などが集まって行われる打ち上げパーティーにご招待します。(都内予定)
・撮影現場にご招待
実際に、撮影の現場に来ることができます。(日時相談・関東近郊)
・「ガーデンアパート」自主上映権+監督トーク1回分
地域の映画館、飲み屋、家、プール、カフェ、屋上など、コレクターの方が希望される場所での上映権とトークを差し上げます。(実施時期など応相談/上映会場や設備、交通費はご負担ください。)
・監督&キャストのごちそうで愛や映画について飲み屋で語る一夜プレゼント(東京都内/交通費は自己負担)
監督の好きな飲み屋で、キャストのみんなと一緒に飲みましょう。愛の話から人生の話、あるいは「ガーデンアパート」の撮影裏話まで。(東京都内/交通費は自己負担)
デスクトップトレジャー(2014) 9分 / ポンピドゥーセンター主催 オールピスト東京 (渋谷UPLINK)
サイキックハウス(2014) 映像インスタレーション / 渋谷PARCOミュージアム
< 2016年 >
3月〜6月 クラウドファンディングなど資金調達+ロケハン
4月〜5月 キャスト・スタッフ発表
6月クラウドファンディング 終了
7月末〜8月 撮影
8月〜10月 編集・音響など
11月〜12月 映画完成予定+映画祭などに送る
12月〜2017年1月 完成披露試写会、期間限定WEB配信
映画「ガーデンアパート」は、2016年の冬頃の完成予定です。完成した作品は、国内外の映画祭への出品を目指します。そして、映画におけるインディペンデント精神を持ちながらも、同時にプロフェッショナルなものとして仕上げます。
そのためには、どうしても金銭的なご支援が必要になってきます。長編映画を作ろうと決めた約1年前、いままで作ってきた短編映画と同様に、最初はアルバイトをして貯めたお金で作ろうと思っていました。しかし現実問題、いくら奨学金を借りていたとしても自分の生活をまかないながら毎日大学に行き、さらにお金を貯めて長編映画の準備をするということは想像以上にしんどいものでした。もちろん、自分の作りたい映画を作るためには、借金をしても構わないと思っています。しかし長い目で考えたとき、そしてこの先に何本も映画を撮り続けていくことを考えたときに、借金地獄になっていたら、映画を作り続けていくという可能性が限りなく低くなってしまいます。そのための最初の一歩として、みなさんのご支援を、どうぞよろしくお願いします。
ここまで読んでいただいてどうもありがとうございます。
「でもほんとうにつくりたくて、つくる必要があるんなら、つくるしかないんだ。」と、映画監督のファスビンダーは言いました。アタシは映画を永遠に撮りたいと思っています。初めてとなる長編映画「ガーデンアパート」が、大勢のキラキラした人たちに愛されることはないかもしれないけれど、世界中のどこかにいるだろう、本当にかっこいいものがわかるクールなひと或いはクールじゃないひとを熱狂させることが出来るだろう、と意気地なしの自分は心から思っています。きっと、裏切らない映画を作ります。
500 円
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