エピソード・オブ・撮影までの日々
vol. 3 2025-09-21 0
〜相馬、大分まで宿無しの旅〜
「ありがとう函館、また会う日まで。そして楽しみだな大分県の巻」
私、相馬は9月21日に北海道函館を立ち、東京に数日滞在した後に今作「映画という現実へ」クランクインの地である大分県に向かいます。
思い返せば函館では色々な方々やメディアにご協力いただきました。
自分でもここまで快く受け入れてくださるとは思っておらず、函館の皆様には感謝しかありません。
東京滞在期間中は第二話、第四話のキャストの皆さんと打ち合わせを行う予定です。
東京で過ごす数日はちょっぴり不安です。
安直な東京下げをするつもりはありませんが、僕は今年の4月から東京を離れていて、あの鼻息荒い人々が行き交い、男と女だの恋愛だの将来だの目に見えないものを見ようと望遠鏡ではなくスマートフォンに釘付けですれ違う人々と肩をぶつけ合い、他人を出し抜きあっている街への慣れがすっかり僕の中で失われている気がするからです。
そんな中で切磋琢磨したから今の僕があるのですが。
4月から北海道函館の昆布漁で海上に通う日々が続いたのですが、海は精神と時の部屋のように、東京で焦らせた僕の人生を時間ごと引き伸ばしてくれたように思えます。
東京では、目まぐるしく生きすぎたし、焦りすぎていたし、欲張りでした。でもそれが刺激的で楽しかったのも事実です。東京での日々が今の僕を作ったのは間違いありません。ですが、僕は東京の新陳代謝に相応しいんだと、ついていけるんだと、思い込もうとしていたんじゃないか。怠け者の僕には無理な話だった。なんて回想したり。
ですが却って北海道函館の長閑な時間は、東京で肥大した僕の創作の根源でありアイデンティティである怒りや熱意や欲望を、知らぬ間にしんしんと降る雪のように漂白してしまうようでした。
今後北海道という地で過ごしていくとしたら、僕は僕自身の活源を、雪原に踏み鳴らし轍として刻むことができるのか。安らぎという無慈悲な雪が降りしきり積もろうとも、僕は僕自身のパッションを灯し続けることができるのか。という疑問と不安もあります。
それとも北海道という地が怒りから以外の創造を僕にもたらしてくれるのか。
東京は激しくも刺激的であるゆえ今までの僕を創り上げてくれました。そんな東京という地を離れ、北海道でどんな自分になるのか。自分自身でも楽しみです
まぁ今作「映画という現実へ」の撮影を終えた後の人生を想像するのはここでやめといて、
何より函館の皆様、本当にありがとうございました。改めて感謝申し上げます。
函館以外から応援いただいている皆様方にも感謝申し上げます。
そしてそして!大分県の皆さん!お会いできるのを楽しみにしています!!!
あの山国町で再び過ごせること、楽しみでしかありません!!!
そして、映画の撮影が無事成功するのか、不安と楽しみでしかありません!!!!!
大分県では、ラジオやイベント出演など引き続きPR活動を頑張っていきます。
北海道のある山(標高1900mほど)では初雪を観測したと報道されていましたが、
大分県はまだまだ暑いのでしょうか。東京も暑いのでしょうか。
函館は随分涼しかったので寒暖差で体調を崩さないように気をつけたいと思います。
皆様も季節の変わり目ですので、体調にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
引き続き、『映画という現実へ』の応援をよろしくお願いいたします!
撮影頑張ります!!!
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