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三人之会による第二公演「逃亡」の開催をクラウドファンディングで実現!

本水を大胆に使った舞台が作りたい!
三人之会第二公演「逃亡」ー書×映像×演劇ー(@三鷹SCOOL)ご支援のお願い

演出家・奥田知叡が主宰する三人之会の第二回公演として、書家・今子青佳、映像作家・田詩陽と共に高行健の『逃亡』を上演します。天安門事件に触発されて書かれた本作を、数百ℓの水を用いた美術、そして映像と演劇を通して描きます。

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額200,000円を達成し、2023年10月23日23:59に終了しました。

コレクター
24
現在までに集まった金額
210,500
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額200,000円を達成し、2023年10月23日23:59に終了しました。

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三人之会

「三人之会」とは、演出家・奥田知叡が生きているうちにどうしても一回は仕事をしたいアーティスト2名と組む3人組ユニットのこと。  第二回公演となる2023年度は、京都芸術大学大学院の同期でもある書家・今子青佳、映像作家・田詩陽と共に、ノーベル賞作家・高行健の「逃亡」を上演する。

公演成果のご報告

vol. 30 2023-11-01 0

ご支援いただいた皆様

ご報告が遅れ大変申し訳ありません。
三人之会第二回公演『逃亡』―書×映像×演劇―ですが、10月21日~22日に三鷹SCOOLにて公演を行い、4公演を終えることができました。

おそよ3ヶ月間実施したクラウドファンディングですが、私たちとご縁のあった多くの方々からご支援をいただき、目標金額の20万円を達成することができました(105%)。本当に、ありがとうございます。公演の成果および演出の変更について、この場を借りて報告をさせていただきます。

公演の成果


本公演は4回の上演で106席を用意しておりましたが、大きく上回る114名のお客様(ゲネプロ等を含めると129名)にお越しいただくことができました。

三人之会の初回公演では当日券でお越しいただいたお客様がおらず、広報面での力不足を感じておりましたが、第二回公演ではチラシやSNSの文面を見て観劇にいらした方も多く、私たちの活動が少しずつ知れ渡っていくうれしさを感じることができました。

極限の状況の中で三人の人間が語りだす言葉の重み・セリフの力強さが印象に残ったと述べてくださったお客様が大勢いらっしゃいました。主宰の奥田が公演前以下のように述べていますが、戯曲が投げかける「人間とは何か?」という根本的で本質的な問題に悩まされながらも強く導かれた公演だったと思います。

「今回の公演では、まず映像、美術、装置に目が行くと思います。ですが、『逃亡』の描く悲しみを表現することができるのは、戯曲と俳優です。演出家は振付家ではなく助産師にすぎません。是非、演出ではなく俳優を見に来てください。セリフを聞きに来てください」(10/13)

日本では奥田を含め4名の演出家が『逃亡』に挑んできましたが、インフルエンザやコロナ等で中止になる公演が多い中、三人之会の第二回公演も上演を完了することができ、ひとまず安堵の気持ちでおります。
10月2日から対面稽古を開始し、5日から18日まで横浜の若葉町ウォーフにて合宿稽古を実施しました。15日間でおよそ120時間を稽古に費やしたほか、同時に水槽の作成・試験運行も行っています。

試行錯誤を重ね、水槽の装置も無事完成し、10月20日は夜19時からゲネプロを実施。

三鷹SCOOLの床面は凹凸が激しく水面を平行にすることが困難ため、均一になるように水槽内に段差を設置し、安全面の担保と視覚的な効果の両立を追い求め、21日は2公演とも水槽を用いて上演しましたが、22日に関しては本水を用いず上演を行うことにいたしました。今回のアップデートでは、この演出の変更についてご報告させていただきます。

22日における演出(本水の使用)の変更について

水槽の作成にあたり、三鷹SCOOLの床面の傾斜を確認し、それにあわせて床面を底上げして対応する予定でした。しかしながら、三鷹SCOOL床面の傾斜の凹凸がかなり細かく、部分的な底上げでは水面が均一にならず、複数の方向に向かって水が急速に溜まる状況となりました。


20日のゲネプロを終えて、水槽の枠および底の強度に関しては問題ないことがわかりましたが、水流が安定せず、たまった水が枠を超えて劇場内に流れ込む可能性がでてきました。21日の上演に際しては、水槽内に段差を設置するなど対応策をとりましたが、いずれも一時的な対応であり、根本的ない解決策にはなならいため、苦渋の決断ではありましたが、22日の上演に関しては本水を使用せず、水槽のブルーシートを撤去し、水槽の外枠を残して上演を行いました。

演出の変更にあたり、このまま公演を継続して良いものか、私自身の中ではげしい思想闘争がありました。

今回のプロジェクトは3月から企画していましたが、元々は映像と書という要素を演劇に持ち込む領域横断の試みとして出発しました。アーツカウンシル東京の助成もあり、3者の潤滑油として本水という要素をこのプロジェクトに持ち込みましたが、日曜日の公演では映像と書、演劇の3領域の連動の成果をお見せすることになりました。

作品の演出は本水を想定していたため、演出を担当した奥田からご来場いただいたお客様に演出の変更・謝罪をさせていただきました。日曜日(22日)の公演に関して、稽古の全てをお見せすることはできませんでしたが、私たちが掲げた公演の副題でもある映像と書そして演劇の連携に関しては成果と課題を得ることができたと考えています。

チラシやチケットページの広報文面では本水の使用を述べていなかったため、公演を中止せず本水を投入しない状態で公演を行いましたが、クラウドファンディングをご支援をいただいた皆様には、本水を用いた上演を完遂することができず、大変申し訳なく思っております。水槽の強度に関しては、皆様のご支援のおかげで、安全なものを作成することができました。三人之会の今後の活動の中で、本水を使った再チャレンジをしていければと考えております。

公演を終えて


企画書を書き始めてから半年余り経ちました。作者の高行健氏と翻訳者の瀬戸宏氏の快諾をいただき、座組作りが始まりました。京都芸術大学大学院の同期でコアメンバーを作り、主宰の奥田が学びを得た演劇の養成所(劇場創造アカデミー)の後輩たちを中心にスタッフとして加わってもらいました。一人のスタッフが何役も兼任しなければならず、肉体的には困難な現場でしたが、二週間半俳優とスタッフが合宿をしながら照明や映像といったテクニカルのもと稽古を行い、新鮮な喜びと驚きに満ちた日々を送りました。

キャスティングに関しても、かなりギリギリまで配役の交渉とスケジュール調整を行いました。三週間の対面稽古で1本の舞台作品をつくるのは俳優にとっても大きな挑戦と試みだったと思います。公演に出演してくださった滝本圭さん、竹田茂生さん、新上貴美さんに心からの感謝を捧げます。

今回の公演を支えてくれた私たちの家族、友人たち、三人之会の公演に初回から関わっていただいている山崎稚葉さん、斎藤明仁さんにも心からの敬意と感謝を伝えたいと思います。

今回残念ながら作品作りをの過程を共有することが出来なかった方たちとも、いつかどこかで機会があれば、ともに創作の現場で闘っていけたらと思います。

そして、私たち三人之会に挑戦の機会を与えてくれた作者の高行健氏、翻訳者の瀬戸宏氏に御礼を申しあげます。困難な歩みでしたが、私たちも多くを学びました。いつか、またこの『逃亡』に挑戦できたらと思っています。

最後になりましたが、ご支援いただいた皆様に、心から感謝の言葉を伝えさせてください。困難で、苦しい時間でしたが、皆様のご支援のおかげで、上演までたどり着くことができました。私たち三人之会はこれからなお一層芸術に真摯に向き合いながら、全てを出し尽くす覚悟で作品作りに邁進していきます。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

三人之会(奥田知叡 今子青佳 田詩陽)

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    お礼のメッセージ

    • 三人之会よりお礼のメッセージをお送りします:1件
    • 2023年10月 にお届け予定です。
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    • 三人之会よりお礼のビデオメッセージをお送りします:1件
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    • 三人之会よりお礼のビデオメッセージをお送りします:1件
    • 公演パンフレットに記名させていただきます:1名(支援は10月18日まで)
    • 2023年11月 にお届け予定です。
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    書作品のお礼

    • 三人之会よりお礼のメッセージをお送りします:1件
    • 書作品を今子青佳よりお贈りさせていただきます:1つ
    • 2023年11月 にお届け予定です。
    • 7人が応援しています。
  • 5000

    ゲネプロ鑑賞・お礼のメッセージ・公演パンフレットにご記名

    • 三人之会よりお礼のメッセージをお送りします:1件
    • 公演パンフレットに記名させていただきます:1名(支援は10月18日まで)
    • ゲネプロにご招待させていただきます:1名(支援は10月18日まで)
    • 2023年10月 にお届け予定です。
    • 2人が応援しています。
  • 10000

    公演にご招待・お礼のメッセージ・公演パンフレットにご記名

    • 三人之会よりお礼のメッセージをお送りします:1件
    • 公演パンフレットに記名させていただきます:1名(支援は10月18日まで)
    • 公演にご招待させていただきます:1名(支援は10月18日まで)
    • 2023年10月 にお届け予定です。
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  • 残り10枚

    12000

    12000円リターン

    • 三人之会よりお礼のメッセージをお送りします:1件
    • 公演を記録したDVD(非売品):1枚 または三人之会第三回公演にご招待(2024年度内に上演):1名
    • 2025年03月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 残り2枚

    25000

    25000円リターン

    • 三人之会よりお礼のメッセージをお送りします:1件
    • 三人之会よりビデオメッセージ もしくは今子青佳の書作品を送らせていただきます。:1件
    • 公演を記録したDVD(非売品):1枚
    • 三人之公第三回公演にご招待(2024年度内に上演):1名
    • 2025年03月 にお届け予定です。
    • 3人が応援しています。