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失われた幻の超絶技巧のジュエリー「トシカネ」をクラウドファンディングで実現!
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クリエィティブディレクター/ 1981年東京生まれ。97~2006年までアメリカ、オランダに留学。 海外にて在学中に芸術学や建築、デザイン理論、コンセプチュアル思考を学び、バイリンガル環境での芸術教育を受ける。 日本に帰国後は、アートディレクターとして大手広告代理店・外資系企業にて勤務。伝統工芸を再生させるプロジェクトや数々の国内美術展など企画、クリエィティブに携わる。 現在はクリエィティブディレクターとして多岐に渡り活動を行なう傍ら、社会と教育とアートをつなげることを目的とした様々な教育プロジェクトを行う。
日本のロストテクノロジーを探る「Missinglink」が始動。第一弾として幻のジュエリー「トシカネ」の展示と図録制作に挑戦します。また、支援してくださった方を最初の「Missinglink」会員としてお迎えします。
はじめまして、Missinglink共同代表の甲賀ゆうこです。
Missinglinkとは忘れ去られた歴史の中に埋もれるロストテクノロジーを見つけ、探求・記録し、それらを伝えることで、様々な史実やストーリーを浮き彫りにし、未来につなげていくプロジェクトです。
きっかけは佐賀県の有田で発見されたセラミックボタンでした。
一見、なんの変哲もないそのボタンは、なんと陶磁器で制作された軍服ボタン。割れ物である陶磁器とは思えない程のものすごい強度を持ち、その個体差が全くない精巧で緻密な技巧にとても驚きました。その4つ穴ボタンに魅せられた私たちは、「これはやばい…絶対に現代に復刻させよう」と決意し、ボタン復刻のために動きはじめました。
しかし、わたしたちの前に立ちはだかる壁はとても高かったのです。
ボタン復刻をめがけて、少しでも手がかりをと、いろんな人に会いにいく
「いまのテクノロジーがあれば、再現できるはずでは?」と、制作方法を求めて試験場や工場を彷徨いましたが、でてくる答えはすべて素材や製法が全く不明、よって“ 再現不可能 ”…。
いまや人が月に行くほどテクノロジーが発達しているのに一体なんで…!?
「わたしたちは便利になっていく世の中で、大切な何かを失ってきたのではないか。」と途方にくれました。
これがロストテクノロジーとの出会いでした。
素材や製法を調べてもらうも、空振りに終わることも…
「こうなったら、なんとしてもボタンを復刻させたい!」と全国をかけめぐり研究を進めるうちに、超精密なポーセリンジュエリー(陶磁器の宝石)があることを知りました。
いまやコレクターのコレクション以外では見ることができず、現代の技術を持ってしても再現が難しいものである“幻の宝石”。その幻の宝石の話を聞いてから、まるで宝探しの地図を手にしたように、興味をそそられてしまいました。
ボタンミュージアムではじめてトシカネと対面
現物を見た日のことは忘れられません。「これが陶器…?こんな精密でクレイジーなもの、見たことがない。」直径10mmにも満たない陶器に彫られた彫刻、描きこまれた絵柄たちはとても生々しく繊細で、まるで生きているようなリアルさがそこにはありました。
見ても見ても見飽きません。
しかし、当時の職人はほぼ残っておらず、製造方法も企業秘密だったため、もはや現代では再現不可能。
「ここにもまた、ロストテクノロジーが…。」
恐ろしく素晴らしいものたちの技術が失われている現実に直面したわたしたちは、もっとロストテクノロジーがあるはずだ、それらを探求していこう!と、ボタンだけではなく、他のロストテクノロジーにも立ち向かっていこうと、“Missinglinkプロジェクト”を立ち上げました。
今では市場に出回ることのない、歴史の中に姿を消したトシカネが、誰の目にも触れずにいるなんて信じられない。なんとかこの技術や史実を伝えて、未来のテクノロジーにつながるヒントにならないかと思い、Missinglinkプロジェクト第一弾として、展示を企画することにしました。
色鮮やかな帯留めの数々
こんなに小さい中に細かく掘られたモチーフに脱帽
黒丸に緻密に描かれたモチーフたち。なんと、大きさは1cm未満!
この鱗の精度が2cmほどの大きさの造形だなんて、信じられますか?
まるで東洋のモナリザ!? 見れば見るほど魅力的な微笑
側面から見るとよりはっきりわかる、リアルな造形
特に欧米人に好まれたというオリエンタルなモチーフ
もともと有田で磁器を製作していた、小島俊一氏(こじましゅんいち)と有田焼の絵付け師だった南兼蔵氏(みなみかねぞう)が、昭和6年に帯留め作りとしてはじめたブランドで、ネーミングの由来は二人の名を一文字ずつとって「トシカネ」となりました。彫金や象牙、珊瑚などで作られていた帯留めを、焼物で作ること自体が画期的なことでした。しかし太平洋戦争がはじまると、帯留めは贅沢品として制作が禁じられ、軍人微章作りに転向。そして終戦を迎えると、今度は進駐軍向けにアクセサリー制作を開始します。時代の流れに合わせて姿を変えてきたトシカネ。もっと広く知られるためには…といろいろ試行錯誤をした中でつくったオリエンタルなデザインは欧米人に好まれました。
当時の制作風景/かつて東京六本木にはなんとトシカネビルが…!
多い時には従業員50~60人が働き、年間数万個の注文があったといいます。しかし1985(昭和60)年の世界的な経済のあおり(プラザ合意)を受け、アメリカへの輸出が完全にストップしてしまいました。
他に類を見ないデザインを持った有田焼の宝石は、時代や人々の好みが変わって行く中、次第に姿を消した“幻のジュエリー”となってしまったのです。いまでは再現不可能であり、オリエンタルでユニークなデザイン、現存するものだけという流通の超希少性価値から、海外のコレクターの中で再注目を集め、海外オークションでは1円玉サイズ程の陶磁器製のアクセサリーが数万円という高値で取引されているのです。
・再現不可能!? 超絶ミクロアート!!!
海外では明治の薩摩ボタン並みに貴重とされていたトシカネ。小さなパーツは直径10mmほどにも関わらず、なんと多いもので9回も窯で焼いていたのだとか!小さく繊細な型を作り、焼き上げ、それを糸より細い線で細かく絵付けする工程は今の技術を持ってしても気が遠くなる作業です。
トシカネの制作過程を垣間見ることができる大変貴重な資料
・圧倒的な解像度!? リアルよりもリアルな絵付け
当時の有田では一種のタブーとされてきた、洋食器などの絵の具を混ぜて使ってみたり、職人が独自に研究し配合した釉薬などを使っていたとのこと。今では手に入りにくい原材料(顔料)もあり、再現不可能な色もあります。色がその時代を反映しているなんて、ロマンを感じませんか?有田焼の既存の概念を覆し、職人の努力で試行錯誤し辿りついた結果、この圧倒的な色彩の解像度にたどり着いているのです。
・まるでミステリー!? モチーフからはじまる空想ストーリー
当時のデザインはざまざまリクエストを元にいろんな種類の作品が開発・制作されました。特に海外の人たちに受け入れられるような日本らしいモチーフやオリエンタルを意識したような独特なデザインは、現代で見てもユニークで普遍的。そのデザイン性はトシカネ唯一無二のものです。独特で不思議なモチーフでストーリーを組み立てて空想する楽しみも、トシカネの醍醐味のひとつと言えるでしょう。
写真だけでもすごさが伝わるかと思いますが、これは実際に生でご覧いただき、その凄まじい魅力を肌で感じていただきたいです。
幻のジュエリー「トシカネ」を一挙に公開!
世界初展覧会を渋谷で開催!
本展示は、日本では知られずに歴史の中に埋もれてしまった、トシカネの希少なコレクションを一挙に集めた世界初となる企画展示になります。帯留めからはじまったそれは、愛らしいモチーフの中に、ユーモアがひとさじ。それでいて細部までこだわり抜かれた技術はまさに、手業の限界を超えたスーパークラフト。手の中に収まる緻密なミクロアートの小宇宙。その華麗なる世界をぜひ体感してください。
「SUPER CRAFT -TOSHIKANE JEWELRY-」
展示期間 2019 年7 月7 日(日)~18 日(木) 12:00-18:00
・レセプション 7日(日)18:00~
会場 Gallery HOLE in the WALL ヒコ・みづのジュエリーカレッジ
住所 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-20-5 学校法人 水野学園
https://goo.gl/maps/xK9kDhJeKAi9eJpFA
70万円→今回の展示への費用とブックレット制作費にあてさせていただきます。
[第1ストレッチゴール]
100万円→Missinglinkの次の活動費にあてさせていただきます。
[第2ストレッチゴール]
150万円→上記+巡回展(東京・京都・有田)を開催させていただきます。
集まった資金は、下記にあてさせていただきます。
・展示会場費用
・展示設置費用
・運搬渡航費
・Missinglink取材費
・ブックレット制作費
このプロジェクトを支援してくださった方全員を「Missinglink」の会員として迎えます。会員のみなさまには、今後行われるイベントの優先招待やクローズドの勉強会のご招待、レポートなどをしていく予定です。
・ポストカードセット 5枚入り
「SUPER CRAFT」オリジナルポストカード。
※仕上がりがイメージと若干異なる場合がございます。
・ ステッカー
「Missinglink」「SUPER CRAFT」ロゴのステッカー
※仕上がりがイメージと若干異なる場合がございます。
・ ポスター
「SUPER CRAFT」オリジナルポスター
4種類の中からセレクト(メインver.・タイガーver.・竜の落とし子ver.・般若ver.)
※仕上がりがイメージと若干異なる場合がございます。
・ 「SUPER CRAFT」オリジナルデザインTシャツ
サイズ:S・M・L
※仕上がりがイメージと若干異なる場合がございます。
・ 「Missinglink」オリジナルデザインTシャツ
サイズ:S・M・L
※仕上がりがイメージと若干異なる場合がございます。
・ 「SUPER CRAFT」オリジナルエコバッグ
※仕上がりがイメージ若干異なる場合がございます。
・SUPER CRAFT トシカネ図録(限定生産品)
A5版/48ページ/フルカラー/カバー付き
いままでまとめられることのなかったトシカネをキュレーションし、アーカイブとして図録の作成をおこないます。
※デザインと仕様は変更になる可能性がございます。
・トシカネ現物(桐箱入り)
般若、おたふく、七福神などのお面モチーフのトシカネを1点、ランダムにセレクト。
・レポート配信
missinglink活動のこれまでとこれからを章ごとにまとめて配信していきます。(ドキュメンタリーエッセイ連載を予定しております。ロードムービを見ているかのように、missinglinkを追う追体験ができるような内容となっております)
~目次~
第1章 有田の歴史をdigする
第2章 天草陶石神話 天然資源は永遠に続かない
第3章 有田から瀬戸へ 西から東へ
第4章 乾式vs湿式
第5章 アルミナマジック
第6章 絶滅危惧種のハンドプレス機
第7章 幻の金型彫り師と絵付け技師
第8章 テクノロジーの洗礼と恩恵
第9章 いまそこにある危機
to be continued…
※内容は変更になる場合がございます。レポートは月一連載を予定しております。レポートは他のリターンと併せてご支援も可能です。レポート配信をご希望の方は[ミッシングリンク レポートコース]を選択しご支援ください。50,000円以上のコースには、すべてレポートは含まれております。
・会員証
VIP会員にのみ発行される会員証。
VIP会員特典:ミッシングリンク活動報告会や勉強会へのご招待(in東京)、VIP会員のみが体験出来るスペシャルイベントへのご招待。トークショーなどイベントへの優先参加権利。など
・ミッシングリンクを追う旅 (有田・佐賀)
1泊2日で取材へ同行していただきます。またロストテクノロジーにまつわるスポットや人物を訪ねます。(プレゼンターによるガイド付き)
※宿泊&食事付き・有田までの交通費は自己負担となります。
・シークレットゲストを招いてのトークショーやキュレーターによる限定ギャラリーツアー
(巡回展で実施:展示会場はお選びいただけますが、日時はこちらの指定となります)
※第二ストレッチゴール達成時のみになります。ご了承ください。
・図録へのクレジット表記
昔は再現できていたのに、いまでは再現不可能なものなんて、わたしたちは便利になっていく世の中で、何を失ってきたのでしょうか。
Missinglinkプロジェクトは、忘れ去られた歴史の中に埋もれる異端(クレイジー)を見つけ、探求と記録、それらを伝えることで、さまざまな史実やストーリーを浮き彫りにし、未来につなげていくプロジェクトです。今回の第一弾だけにとどまらず、Missinglinkプロジェクトを通して、ロストテクノロジーの探求の様子をアーカイブ化し、リアルな場で発表しながら未来のことを伝えていきたいと考えています。
また、ロストテクノロジーに興味を持っていただいた方たちも交えて論じる場をつくったり、取材に同行をしていただくなど、ロストテクノロジーに関わるさまざまなキッカケを作っていきたいと思います。
取材したものは随時webなどにアップしていき、共有していきたいと考えています。
新たなテクノロジーの出現により便利になっていく世の中で、わたしたちは様々なものを忘れてしまっているのではないでしょうか。
技術は一度発見されると、しっかりと記録されて未来へずっと伝えられていくもの。わたしたちはそんな風に思いがちです。
しかし、歴史の途中で伝えられなくなり記録も残っていない、そんな技術や技法は意外とたくさんあるのです。
わたしたちMissinglinkは、そんなロストテクノロジーやモノを探求し、けっして“昔はよかった”とノスタルジーにふけるのではなく、未来を見定めながら新たな技術と情熱を探るキッカケにならないだろうかと考えて活動しています。
その歴史を知り、過去と未来をつなぐものは何か。
そんなミッシングリンク"失われた繋がり"を探す旅を一緒に考察し、このプロジェクトを皆様と共に作り上げられれば幸いです
プロジェクト自体の実施は決まっており、展示とブックレット製作は行なってまいります。
わたしたちは初回の展示にとどまらず、継続的な展示を通して、トシカネやロストテクノロジーを伝えていきたいと思っています。そのために、みなさまのお力をお借りしたいと考えています。サポートのほどよろしくお願いいたします。
1000 円
3000 円
6000 円
8000 円
10000 円
15000 円
20000 円
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70000 円
残り10枚
100000 円
残り10枚
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