teenagers演劇プロジェクト
「とさか」名作青春漫画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」の舞台公演に挑戦

本日8月20日でTeenagers演劇プロジェクト”とさか”の、名作青春漫画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」の舞台化のクラウドファンディングが終了いたします。これまで応援してくださいまして、本当にありがとうございました。

小さい公演ではありましたが、中学生が企画、脚本、演出、舞台スタッフ、演者の舞台をやったっるぞっ！という大きな挑戦でした。今のコロナ禍で閉鎖的な生活を送る中学生たちのやりたいことを実現させるために、彼らに挑戦する場をつくり背中を押してくださったのは、このクラウドファンディングにご参加いただいたみなさまです。

そして、みなさまがご支援くださいましたこのプロジェクトに、奇跡が起きました。とさかメンバーの一生の自慢と自信となった出来事を、ぜひみなさまと共有させてください。行動を起こすことへの勇気が湧いてくる、とさか最後のエピソードです。

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本番前日の8月2日の朝、こちらのクラウドファンディングの新たなご支援者に「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」の原作者の漫画家・押見修造先生のお名前がありました。

思いきって、ともかからこんなメールを送りました。

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ええええええ！！！！？？？？？
本人ですか！？！？

朝花です。応援ありがとうございます。
母が「押見修造先生が、、！！押見修造先生が、、！！」と部屋に入ってきた時は驚きましたが、まさかクラウドファンディングに寄付してくださるとは、、
なんかいきなり緊張してきました（笑）

自分なりの解釈、自分なりに伝えたいメッセージを脚本として起こしました。
押見先生の意図とは違うものかもしれませんが、そこも楽しんでいただけたら幸いです！！

明日本番です。ご招待しますので
ご都合がよかったらぜひ見にきてください。

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押見先生から「ちゃんとお金払って観たいので、A席を1席予約させて頂ければと思うのですが…」とのお返事を頂きました。

Twitterでご自身の作品を中学生が劇公演することをお知りなったそうなのですが、お気遣いされて配信で観ようとクラウドファンディングにご参加くださったそうです。

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8月3日本番前の子どもたち。それぞれの意気込みをきいていると、、興奮する様子の光。押見先生が本当に自分たちの公演に見に来たことを知りテンションマックス！光は、押見先生の作品を全部読んでいるほどの大ファンなのです。

公演後、押見先生から劇の感想を聞いて、嬉しさで胸がいっぱいの、ともかとさよこ。

中学生だけでなく、大人たちも興奮し、押見先生と記念撮影。それだけでなく、なんと、ゆっくりとお話をする機会と、本に絵とサインまで！

光の手が恋する乙女のようですWW

公演後のメールーーーーーーーーーーーーー

押見先生、3日の公演、ご来場誠にありがとうございました。加代役のともかです。
原作者である押見先生に来てもらい、とっても嬉しかったです。
その中でも会うたび先生の話ばかりするほどの大ファンである菊池役の光がみんなの何百倍も喜んでいて、練習の時以上のやる気で本番に臨んでいました。あんな光見たことない（笑）

表紙裏に描いてくださった絵とサイン、大事にしています。
私もさよこも光も、難しい役に日々悩んでいました。
ですが押見先生に褒めてもらえた時は、今まで頑張ってよかったぁと心から思いました。

私がこの劇をやって一番良かったなと思ったことは、多くの方が「しのかよに共感した！」と言ってくださった事です。
漫画のあとがきにあった、「誰にでも当てはまる物語になればいいなと思って描きました」という押見先生の思いが私の劇を通じて観客に伝わったんだと思うと、言葉にならないほど嬉しい気持ちでいっぱいです。

作者様本人が公演に来てくださったことは一生の思い出になったし、自信にもつながりました。一生の自慢です！
ご来場ありがとうございました！
そしてプロジェクトを立ち上げるきっかけとなった漫画を生み出してくれて本当にありがとうございます。
これからも素晴らしい作品を生み出し続けてください。

押見先生からのお返事ーーーーーーーーー

ともかさん、メールありがとうございました。
こちらこそ、劇を観られて、みなさんとお話も出来て嬉しかったです。

本当にびっくりするくらい良かったです。
みなさんの演技も、脚本も演出も、予想以上でした。

まずさよこさんの志乃の吃音の演技のうまさにびっくりしました。
一人のときの「素」の感じも、すごくリアリティがあって…

ともかさんの加代も、内向的な音楽好きの、でも芯の強いリアリティバッチリでしたし、

ひかりさんの菊池も、まさに「小3でとまってる」感じと、
その奥の繊細なところが生々しく伝わってきました。

特にグッと来たのは、演奏シーンでした。
加代の音痴っぷりも良かったですが、
最初に路上ライブをするシーン、ギターのうまさ、
志乃の歌声のかわいさ、踏み込んで歌いだす強さ、
いやーゾクゾクしました。
選曲も、あいみょんというのが絶妙で、ああちゃんと現在につながっているなと…
思わず泣いてしまいました。

そこからの終盤のクライマックスに向かう流れも、
原作をちゃんと汲んでくれていて原作者としてはとても嬉しかったです。
アイスもちゃんとやってくれてテンション上がりました。
要所要所で、フラッシュバックを差し込んでいたり、ちゃんとわかりやすくする工夫も、
きちんと原作を読んでくれたんだなあと思いました。

文化祭での加代の唄が、amazarashiのあのフレーズというのも、最高に良かったです。
きっと、ともかさんがあの詞が好きで、これは同じことを歌ってるんじゃないかと
感じられたんだと思います。
僕も聞いて、うん同じだ！と思いました。
そこからの志乃の独白も、良かったです…
あのシーンでは、客席からも鼻をすする音が聞こえてきていました。
僕も泣いてました…自分が原作なのに恥ずかしいのですが(笑)

とてもいいものを観せてもらって、ありがとうございました。
僕にとっても大切な思い出になりました。
いつかコロナが終わって、自由に外を歩き回れるような日々が戻ってきても、
この2021年の大変な夏にこういう演劇があったということは忘れないです。

みなさんの貴重な経験と時間にちょっとだけかかわらせてもらえて嬉しいです。
これからのみなさんの人生が素晴らしいものになりますように！
ありがとうございました。

あ、ひかりさんにもらった絵は仕事場に飾らせてもらいます！