ストーリーを考えたい。
vol. 14 2024-06-23 0
撮影日記。
『タイムマシンガール』は、
タイトルから物語を作りました。
アイデアを出すときは図書館や喫茶店などに行き、
机にノートを広げて、
思いつくことをひたすら書いていきます。
その中の無数のワードの中からタイムマシンガール という言葉が出来上がりました。
もし、女の子がタイムマシンになったら。
タイトルからそんなストーリーが生まれました。
タイムマシンにはスイッチが必要ですので、
どうやったら彼女はタイムスリップするだろうと考えました。
とりあえずびっくりさせたらどうだろう?
それだけの思いつきでストーリーを動かしてみました。
主人公がびっくりすると、
びっくりさせた人と共に少しだけ過去にタイムスリップしてしまいます。
主人公はタイムスリップしたくないから、
びっくりしたくない。
だけどそこにタイムスリップしたい人がいたら、
一生懸命彼女をびっくりさせようとするでしょう。
そこに独特の葛藤が生まれると思いアイデアを出していき、
ストーリーが出来上がっていきました。
昔、ハクション大魔王というアニメがあって、
くしゃみをすると魔王が壺の中から現れて、
もう一度くしゃみをすると魔王は壺の中に帰ってしまうという物語です。
その最終回、
主人公の少年はあと1回くしゃみをすると、
魔王は壺に戻り、もう二度と会えないという状況になります。だから少年はくしゃみを必死にがまんするのですが、
どうしても我慢できず、
主人公は泣きながらくしゃみをしてしまいます。
幼い頃それを観てとても感動した記憶があり、
それがずっと忘れられずにいます。
今思えばハクション大魔王がストーリーの根底にあるのかもしれません。