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映画『ノーマル・ハート』原作【2500部限定】発売をクラウドファンディングで実現!
死の淵で、永遠の愛を誓い合う、男同士の結婚式……未曾有の危機、HIV-エイズと戦った、ひとりの男の姿を描いた傑作映画――『ノーマル・ハート』。その原作刊行をとの想いから、ご支援をいただきたく立ち上げたプロジェクトです。
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死の淵で愛の誓いーエイズ危機を描いた傑作『ノーマル・ハート』■映画版/エミー賞、GG賞受賞■戯曲版/トニー賞受賞 戯曲刊行を目指した、クラウドファンディングが達成 しました。皆様、ご協力をいただきありがとうございました。
死の淵で、永遠の愛を誓い合う、男同士の結婚式……未曾有の危機、HIV-エイズと戦った、ひとりの男の姿を描いた傑作映画――『ノーマル・ハート』。その原作刊行をとの想いから、ご支援をいただきたく立ち上げたプロジェクトです。
米ケーブルTV局HBOで放映された 『ノーマル・ハート』(演出:ライアン・マーフィー/出演:マーク・ラファロ、マット・ボマー、ジュリア・ロバーツ他)は、1980年代、ホモセクシャルに対する絶望的な迫害のなか、エイズ危機と戦った人々の愛と死を、衝撃的に描き出す傑作TV映画です。
放映されるやアメリカ中を驚愕の渦に巻き込み、エミー賞作品賞、ゴールデングローブ賞助演男優賞(マット・ボマー)を受賞。2014年最大の話題作となりました。
10年に一度と言われるこの名作を、日本人にも知ってもらいたいとの想いから、2015年から、HBOとDVD販売の交渉をしておりました。
しかし、HBOの担当者より「日本では受けない」と拒絶されたため、『ノーマル・ハート』への関心度をはかるため、2016年4月29日(土)から5月21(土)約3週間、ツイッター上でアンケートを実施しました。そうしたところ、驚くべき反響がありました。 ※宣伝は一切していません。
※アンケート時に寄せられた感想の抜粋は後述しております。
しかし、それでも、この映画のDVDが日本に入ってくることはありません。日本には同性愛映画を受けいれる土壌がないと思われているからです。
中途から間に入っていただいた、某映画会社のお力添えもあり、一時、HBOからDVDを直接購入することになりました。提示された金額が相場の3倍と高額で、しかも2500本分の製作費込みの全額先払い、そののちにHBOが“日本語字幕付DVD” を製作する――という厳しい条件をつきつけられましたが、私には諦めることができませんでした。
ところが、直前の電話交渉で、「やはり日本では売れない。売れるとは信じられない」とふたたび拒絶され、そのあとメールが来て、24時間以内に、メールのみで無条件の契約締結をしなければこの話は永遠にないと言われ――それは日本の通念では無理ですから――ついに受けいれてもらえませんでした。
HBOは私からの交渉をもう受けつけないと思います。ですが、『ノーマル・ハート』の原作戯曲を刊行し、2500冊以上の実績があった暁には、仲介役をしてくださった日本の関連会社にお礼と嘆願書を、HBOにはせめてご報告だけでもと考えております。
フェリックス役を演じたマット・ボマーが、14歳のときにクローゼットの中で隠れ読み、“魂に刻まれた”という原作を、映画版をごらんになった方々にも、この機会にぜひ読んでいただきたいと考えています。
※ クラウドファンディングのみの完全受注生産となりますので、ご注意ください。なお、お手元に届くのは、6月以降になる予定です。
■戯曲『ノーマル・ハート』(上製本・箔押し)【2500部限定】
路上で、たった一人の演説から始まったという、世界的なエイズ団体アクトアップの創始者が、『沈黙は死だ』という強烈な想いを込めて書き上げた、自叙伝的な戯曲。1986年初演。(刊行:大都社 定価:2000円)
■特製イヤホンジャック by GILD design
書籍版のデザイナーによってデザインされたイメージが、彫り込まれた美と技術の粋を集めた精緻なる世界。見本が仕上がってきましたが、ほれぼれするほどきれいです。
■ 解説『ノーマル・ハートの世界』【マット・ボマーコメント交渉中】
収録内容:
・著者ラリー・クレイマーからのメッセージ “ノーマル・ハートのその後”
・ゲイ差別とエイズ、そして同性結婚への道のり
・俳優マット・ボマーインタビュー集 “14歳、僕は『ノーマル・ハート』と出逢った”
■マット・ボマー漫画エッセイ
同性結婚した俳優マット・ボマーと夫サイモン氏をご紹介する漫画エッセイ。“ロサンゼルスで一番可愛い家庭” と言われるふたりの愛の日々を、ストーリー漫画仕立てで。
■ 座裏屋蘭丸 特製マウスパッド
美麗な絵柄で人気を博す、漫画家・座裏屋蘭丸(『VOID-ヴォイド-』(リブレ出版)他)の描き下ろしイメージイラストを刷り込んだ、特製マウスパッド。
※GILD design社制作のアルミ製を予定。
■ 解説にお名前を掲載(希望者のみ)
ペンネームや、社名も歓迎いたします。
“フェリックス・ターナーは、ネッド・ウィークスを永遠に……”
【著者】ラリー・クレイマー
【受賞歴】トニー賞リバイバル賞、ローレンス・オリヴィエ賞
友人の死が500人を超えたとき、私は数を数えるのをやめた。(ラリー・クレイマー)
1981年、奔放な性を謳歌していたゲイの間に謎の伝染病エイズが広がっていた。ジャーナリストのネッドが病院を取材に訪れると、対処法がなく不治の病であることを告げられる。
ネッドはニューヨーク・タイムズの記者フェリックスを訪ね尽力を求めるが、やがてふたりは惹かれあう。出来のいい兄へのコンプレックスを抱え、恋すら知らない無鉄砲なネッドと、一度女性と結婚し、失敗した隠れゲイのフェリックス――だが、ふたりの束の間の幸せを病が蝕んでいく。フェリックスがエイズを発症したのだ。
この病気は「ゲイ・キャンサー(癌)」と呼ばれ、「ゲイを直す病」と揶揄されて世間からは無視され、ゲイたちですら聞く耳をもたない。恋人が痩せ衰えていくなか、ゲイだと公言するネッドと、隠している仲間たちとのあいだに亀裂が生まれ、ネッドは追い出される――
モーション・ギャラリー様からは、オール・オア・ナッシング型を奨められましたが、契約上、刊行の有無にかかわらず、著者への印税を支払うことは決まっており、書籍は既に制作中です。そのため赤字分は私が補填する覚悟で、実行確約型にいたしました。その価値があると信じて。
ひとりでも多くのご支援、お力をいただきたく、皆様に情報拡散のご協力をどうかよろしくお願いいたします。
この作品に興味を持つ人が、日本にもいる。2500人以上いることを実証するためにも。
『ノーマル・ハート』普及委員会
【Twitter】 https://twitter.com/the_normalheart
※Twitter、ブログ、その他SNS、雑誌等での情報の拡散をお願いいたします。リリースが必要な際はTwitterからお気軽にお声がけくださいませ。(担当/茅島)
アンケートの際に、たくさんの方から熱い声援と長い感想をいただきました。一部抜粋して、HBOの担当者、著者ラリー・クレイマー氏、俳優マット・ボマー氏にも英訳してお届けしております。
「ソフト化されたら、私は迷うことなく周囲に、この作品を勧めます。そして、エイズ、偏見や同性愛について、いろいろなことを友人たちと一緒に考えていきたい」
「最初は、マーク・ラファロが出ているから。それだけの理由でした。しかし、実際に映像を見てその奥深さを感じ、どこか遠い国の出来事として無視することはできなくなりました(大学生の方のご意見)」
「愛することの美しさと病気の苦しさは当然のこと、社会、大衆の偏見ばかりか身内との衝突までが痛切に描かれていて、作品の素晴らしさに圧倒されました。日本人はこの作品を歴史の一部として知るべきとも思います」
「同性愛者への社会的偏見の深刻さを初めて知り、ショックを受けました」
「マット・ボマーが熱望した作品が、昔から知っていた戯曲であったことに驚いています。個人的に翻訳された私家本のようなモノに触れたことがあり、そのときより切望していた夢の作品ですので、どうか実現しますようお祈りしています」
「青く透き通る目が特徴のマット・ボマーが、後半になるにつれ、白く濁る目になっていったのには本当に辛く悲しくなりました。物語の後半は涙がとまりませんでした。これほど心に残った作品はありません」
「その時代、彼らがどのような扱いを受けてきたのかの真実を知って、心が痛み、それでも愛に生きる姿に涙がとまりませんでした。もっと多くの方に見てもらいたい。もっと知ってもらいたいです」
「役者ファンといった、軽い入り方でいい。なるべく多くの人に、幅広く見てもらいたい。特に当時を知らない多くの人に観てほしいと強く願います」
「マットを好きになっていなければきっと目にすることはなかったでしょう。けれど観てよかったと思っています。覚悟はしていましたが、全てがショッキングな内容でした。後世に伝え、より多くの人にこの作品を知ってほしいです」
「かつて、日本で紹介された小さな新聞記事。その裏にあった真実は、こんなに厳しい現実だったのだと知りました」
「自分が同性愛者なので、この企画に賛同いたします。少しでも、正しく認知されますように」
「死の床で結婚する二人を見るたびに涙があふれる。君の闘いをやめないでと言った言葉が、ラリー・クレイマーを現在まで導いたのだとおもう」
「ゲイかそうでないかを越えて、感動した。素敵なカップルに――」
20キロ近く痩せて、死にゆく恋人フェリックス役を熱演し、ゴールデングローブ賞助演男優賞に輝いたマット・ボマー(左)と、『グリー』で知られる、ライアン・マーフィー監督に熱望され、体当たりでネッド役に挑んだマーク・ラファロ(右)__エミー賞授賞式より
Kathy Hutchins / Shutterstock.com
『ノーマル・ハート』普及委員会
戯曲: 『ノーマル・ハート』(原題:THE NORMAL HEART) ――1986年初演
著者: ラリー・クレイマー ――エイズ団体“アクトアップ”創始者、ジャーナリスト
Please know that everything in The Normal Heart happened.
These were and are real people who lived and spoke and died,
and are presented here as best I could.~後略~
『ノーマル・ハート』のすべては実際に起きたこと、それをどうか知っていてほしい。
彼らは実際に生き、話し、死んだ人々であり、
わたしは彼らを、なし得る全力でここに描き出した。
『ラリー・クレイマーからのメッセージ “ノーマル・ハートのその後”』より※写真は、書籍に掲載する著者近影。
イメージイラスト:座裏屋蘭丸 ――漫画家、イラストレーター
発案:仔犬養ジン ――イラストレーター、翻訳家 “プロジェクトのご成功をお祈りしています”
協力:マット・ボマー・ジャパン “粘り強く諦めずにやってきたことに感服です”
交渉協力:レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜(twitter)
漫画エッセイ:竹内絢香 ――漫画家 “微力ながらお手伝いできますと幸いです”
デザイン:On Graphics
印刷:三晃印刷株式会社
発行:株式会社 大都社
ご協力いただき、ありがとうございます。
愛することを知らないわけじゃない。愛さないことを身につけてしまうんだよ――
Men do not naturally not love.They learn not to.
この、フェリックスの台詞で有名な作品『ノーマル・ハート』を最初に知ったのは、2015年春のことでした。
人気ドラマ『ホワイト・カラー』で知られる、俳優マット・ボマーが、数年前に男性と極秘婚をしていたと告白したインタビューのなかに、「14歳のときに、中学の先生の勧めでこの本と出会った。そしてクローゼット(隠れゲイの隠語"closet gay"とかけて)の中で読み、それから、僕の人生はまったく変わった」といったくだりがありました。
14歳という年齢は、人生のすべてを決める年齢です。そのとき受けた傷は永遠に疼く。14歳のマット・ボマーがその後、『ノーマル・ハート』のフェリックスを演じることになった不思議さもあり、この作品を日本に持ってこられたらと思ったのが始まりでした。
戯曲版『ノーマル・ハート』は、ジャーナリストの北丸雄二さんが訳されています。
長年の知人である、北丸雄二さんが戯曲を翻訳されていると聞き及び、連絡をとって読ませてもらいました。そこには魅力的なキャラクターと、80年代バブルの、在りし日のゲイたちの華やかな生活(当時、ゲイカルチャーが世界的にブームでした)が活き活きと描かれていました。
そのなかに登場するネッドという、何やら思春期のトラウマを抱えて人を愛せない、いまでいう拗らせ男子と、彼を無条件に愛する美しい男フェリックス。フェリックスもまた、"まっとうに"生きようとするあまり、女性と結婚し、傷ついた過去がある――私たちとなんら変わりない、"普通の人生"を生きた、ふたりの孤独と迷い、愛が、垣間見えるように綴られていきます。そして、じょじょに忍び寄るエイズの狂気と死――絶望。
外注として勤務している某出版社にて、DVD付戯曲の刊行の形で、HBOとも交渉しておりましたが、その後、社長を筆頭に人員整理が行われ、企画の許可を出していた編集部長も離職となりました。
ですが、2016年に行ったツイッターのアンケートで、俳優ファンの方のみならず、14歳の少年、LGBTの方、エイズでご友人を亡くされた方などから、熱く、長い、2000通に及ぶ感想をいただいておりました。私としましても激しく心を揺り動かされ、社内に興味を持つ人がいなくなっても、この企画を頓挫することができませんでした。HBOとの交渉が決裂しても、戯曲だけは刊行したいと。
しかしながら、会社での刊行は難しいといったことで、元編集部長の勧めもあり、クラウドファンディングとして動くことになりました。
最後になりましたが、アンケートのときに皆様からいただいた、マット・ボマーへの質問は、10個に厳選して確かにお届けしています。マット・ボマーにはインタビューの承諾をいただいておりましたが、いかんせん時間が経過しており、現在は、マットのパブリスト、ジェニファー・アレンさんを介して再交渉している状況です。
以上、ながながとなりましたが、ご報告も兼ねて、私の活動履歴に替えさせていただきます。
企画編集:『ノーマル・ハート』普及委員会 茅島悦子
【Twitter】https://twitter.com/the_normalheart
※Twitter、ブログ、その他SNS、雑誌等での情報の拡散をお願いいたします。下記バナーはご自由にお使いください。リリースが必要な際はTwitterからお気軽にお声がけくださいませ。(担当/茅島)
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