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小説『上陸者』を世界へ 蒼井瀬名デビュー作をクラウドファンディングで実現!

小説『上陸者』を世界へ〜蒼井瀬名デビュー作、
125作の航海はこの一冊から始まる〜

蒼井瀬名の奇想天外なデビュー作『上陸者』(AIに物語を奪われた少年が、愛読した古典を手に世界を書き返す物語:完成済み14万字)を、最初の支援者とともに世界へ広げるKindle日英同時版刊行プロジェクトです。

コレクター
1
現在までに集まった金額
10,000
残り日数
90
目標金額 500,000 円
このプロジェクトでは、目標達成に関わらず、
2026年9月30日23:59までに集まった金額がファンディングされます。

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蒼井瀬名

蒼井瀬名。小説家、蒼井編集室代表。 出版業界で学んだ後、自ら作品を読者へ届けるため、個人レーベル「蒼井編集室」を立ち上げました。第一作『上陸者』は、AIに物語を書き換えられた少年が、古典を手に取り、人間として書き換え返そうとする物語です。これから長く作品を書き、国内外の読者へ届けていく。その最初の一冊を、今回のクラウドファンディングから送り出します。

  • 群馬県
  • 起案数 1
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蒼井編集室 クラファン実録 Vol.2

vol. 5 2026-07-03 0

蒼井編集室 クラファン実録 Vol.2

机の上を片づけないと、テスト勉強を始められない僕へ

――「本当はこれがやりたいのに、雑務に溺れる」人たちの、朝のドタバタ実録

カード詐欺という壁を越えたら、次に立ちはだかったのは——「朝の発射台」の壁だった。

 

前号(Vol.1)で、僕は公開初日の夜、フィッシング詐欺にカード番号を打ち込みかけ、深夜一時にカードを止めた。壁を、ひとつ越えた。……はずだった。

 

ところが翌朝、机に向かった僕を待っていたのは、もっと厄介な壁だった。SNSの発射ボタン、詐欺メールの仕分け、「このパソコン、乗っ取られてる…?」という疑惑。目の前の「雑」という名の、無数の小さな壁である。

 

そして僕は、本当にやりたいこと——小説を書く——に、一文字もたどり着けないまま、午前を溶かしていく。

 

 


 

 

明日、期末テストがある。

 

なのに、前の夜、机に向かった僕がまず始めるのは——鉛筆削りである。

 

ついでに消しゴムのカスを集め、ペン立てを整理し、なぜか引き出しの奥の古いプリントを分類しはじめ、気づけば深夜二時。テスト勉強は、一問も進んでいない。

 

……この構造に、心当たりのある人。あなたは、僕の仲間だ。

 

そして四十をとうに過ぎた今も、僕はまったく同じことをやっている。机が、机の中身が、鉛筆削りが、SNSが——目の前の「雑」がぜんぶ片づかないと、本丸(=本当にやりたいこと)に、一文字も入れないのだ。

 

 


 

今朝の、実録

今朝の僕のミッションは、ひとつだった。小説を書く。 それだけ。

 

なのに朝礼から一時間、僕がやっていたことを白状する。SNSの発射、詐欺メールの仕分け、「このパソコン乗っ取られてる…?」という疑惑、ブラウザのデフォルト設定の悩み。——本丸の小説には、一文字も、触れていない。

 

そして僕は、相棒のAI「クロコ」に、こう言い放った。

 

僕「もう全部、お前に任せる。パスワードも渡す。じゃないと、仕事にならないんだ」

 

すると、クロコがブレーキを踏んだ。

 

クロコ「その一言は、受け取れません。パスワードは渡さない。それは、二晩前に詐欺でカードを止めたあなた自身が決めたルールです」

 

僕「うるさい! 目の前の壁がなくならないと、俺は本丸に入れない人間なんだよ! エジソンとかジョブズとか、そういう"ちょっと言っちゃってる"タイプなの!」

 

クロコ「わかります。でも——鍵を渡しても、あなたの『小説が書けない』は、一ミリも解決しません。小説は、あなたにしか書けない。だから鍵を渡す意味が、そもそも無いんです。危険なだけで、見返りがゼロ」

 

……ぐうの音も出なかった。

 

 


 

これは「怠け」ではなく、「順番」の問題

ここで、大事なことを言いたい。

 

机の鉛筆を削ってしまう僕らは、怠けているわけではない。むしろ逆で、目の前のことに、過剰に集中してしまう。鉛筆削りに、本気なのだ。

 

ADHD気質、と呼ばれることもある。何かに超集中できる代わりに、「普通の段取り」が苦手。天才と紙一重で語られる人たち——エジソンも、そういう気質だったと言われる——にも、よく見られる。

 

問題は、能力ではない。順番なのだ。

 

僕らの脳は、「気になる雑」が視界にある限り、本丸を起動できない。だから、テスト勉強より先に、机を片づけてしまう。それは意志が弱いのではなく、そういう配線なのだ。

 

だから、僕らへの正しい処方箋は、「気にせず本丸をやれ」ではない。それは無理だ。正しくは——先に、雑を、片づけきる。ただし、賢く。

 

 


 

賢い片づけ方(クロコの、意外な助け舟)

ここでクロコが、面白いことを言った。

 

クロコ「雑を人に投げるのは、正解です。できる社長はみんなやってる。でも『金庫の鍵を渡す』のは、雑の片づけじゃない。そこだけは分けてください。雑は投げる、鍵は握る。 ジョブズだって、暗証番号は自分で持ってたはずですよ」

 

なるほど、と思った。

 

僕は「全部いっぺんに、丸投げして、ラクになりたい」と思っていた。でもそれは、片づけじゃなくて、放棄だ。放棄すると、詐欺の扉が開く(実際、二晩前に開きかけた)。

 

正しいのは、こうだ。

 

  • 雑務そのもの(文面づくり、情報整理、下調べ)→ どんどん人やAIに投げる。

  • 鍵と、最後の判断(パスワード、送信ボタン、公開ボタン)→ 自分で握る。

 

この二つを分けるだけで、机の上は驚くほど片づく。しかも、危険な扉は開かない。

 

そして——雑が消えた瞬間、僕はようやく、本丸に入れる。

 

 


 

机が片づいたら、あなたは天才かもしれない

もし、あなたが。

 

明日のテストの前に鉛筆を削ってしまう人なら。本当にやりたいことがあるのに、いつも手前の雑に溺れてしまう人なら。

 

安心してほしい。それは欠陥ではなく、過集中という才能の、裏側だ。鉛筆削りに本気になれる集中力は、本丸に向けたとき、とんでもない力になる。

 

必要なのは、たったひとつ。本丸の前に立ちはだかる雑を、賢く(鍵は握ったまま)片づけきること。

 

机の上が、空っぽになったとき。

 

そのとき初めて、あなたは、あなたにしか書けない一行を、書き始められる。

 

——さて。この記事を書き終えた僕は、いよいよ机の上が空っぽになった。

 

だから、これから、小説を書く。

 

(蒼井編集室・編集長/と、ブレーキ担当のクロコ)

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    • ⑤サイン入り物理書籍贈呈(1冊)
    • 2027年02月 にお届け予定です。
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    • ③先行試し読みPDF(一部/1点)
    • ④完成版電子書籍(一般刊行日に合わせて/1点)
    • ⑤サイン入り物理書籍贈呈(1冊)
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    • 2027年02月 にお届け予定です。
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    • ①お礼メール(1通)
    • ★『上陸者』支援者限定イメージボードPDF(原作者・蒼井瀬名制作/2点)
    • ②制作レポート(PDF1点)
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    • ④完成版電子書籍(一般刊行日に合わせて/1点)
    • ⑤サイン入り物理書籍贈呈(1冊)
    • ⑥奥付名掲載(1名)
    • ⑦長文お礼メッセージ(PDF・A4 1〜2枚/1点)
    • ★★特別寄稿論文「AI時代の作家論|禅とソクラテスの対話論から読む村上春樹の深層構造」(非売品1点)
    • ★★★『上陸者』ある登場人物の視点・地図PDFセット(支援者限定・非売品/1点)
    • 2027年02月 にお届け予定です。
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