facebook twitter mail key notification checkmark chevron chevron-left location image user group plus comment bubble

新しいオカルト映画「the Body」をクラウドファンディングで実現!

あなたにはいくつの「隠れているもの」が見えるだろうか?
稀代のダンサーたちを迎え、仙台在住のバーテンダーが監督初挑戦!

オカルト(occult)とは「隠されたもの」の意。  
主人公が出会う、私たちの生活から「隠されているもの」とは?
ホラーでもサスペンスでもない、新しいオカルト映画「the Body」の制作プロジェクト!

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額1,000,000円を達成し、2019年7月31日23:59に終了しました。

コレクター
37
現在までに集まった金額
1,040,000
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額1,000,000円を達成し、2019年7月31日23:59に終了しました。

Presenter
メビウスプロダクション プロフィールを表示

プロジェクトをブログやサイトで紹介

テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。

メビウスプロダクションは、2022年に富田真人、小鳥遊ユカ、齋藤いつかによって設立された、映画製作及び配給を目的とした団体です。

映画『The Body』 ~厳選映画レビューVol.2~

vol. 5 2019-07-18 0

映画『The Body』
~富田監督・厳選映画レビュープロローグ~


 オカルト映画と聞いて、皆さんはどんなタイトルを思い浮かべるでしょうか。
「エクソシスト」(73年)「悪魔のいけにえ」(74年)「オーメン」(76年)などの70年代オカルト映画ブームを想起する方も多いかと思います。「ゾンビ」(78年)や「13日の金曜日」(80年)「ポルターガイスト」(82年)なども大ヒットしました。
その後90年代には「スクリーム」(96年)「シックスセンス」(99年)もブームとなりましたし、日本でも「リング」(98年)が大流行しました。2000年代以降、多少60年代70年代の焼き直しものも多くなりますが、新しい手法を取り入れた「ブレアウィッチプロジェクト」(99年)や「REC」(07年)「パラノーマルアクティビティ」(07年)のヒットも記憶に新しいところです。

 「ホラー映画」「スプラッター映画」「SF映画」。
そのどれをも「オカルト映画」と呼べる気がしますし、明確な線引きは各々の鑑賞者の中で定義づけられるものでしょうから今回は前述の傾向とは少し違った、私なりの「オカルト映画」をご紹介したいと思います。
 
 オカルト、という響きの中に「恐怖」を連想する方は多いと思います。
また、映画広報の中でそのような意図をもって使われてきた言葉でもあろうと思います。
「恋愛映画」が恋愛そのものをその本質について考えさせてくれるように、「SF映画」が宇宙や未来世界そのものについての洞察を深めさせてくれるように、「オカルト映画」を、本来の意味である「隠されたもの」について一定の視座を与えるものとして定義するならば、それが「恐怖」とリンクする意味も含めて俯瞰してみるのは面白い視点ではないでしょうか。

 少女の首が回ったり、緑の液体を吐いたり、皮袋をかぶった男がチェーンソーを振り回したり、死んだ人が蘇ったり、テレビから女の人が出てくることに、なぜ人は「恐怖」するのでしょうか。
生物として、生命の存続の危機を感じるからでしょうか。しかし、丸腰でテレビからか細い女性が這って出てきても、なんとか武力で対抗できそうな気もするのですが、やはり私は恐怖のあまりビデオを早送りした記憶があります。
 
 少し考えてみると、まずシンプルに「あり得ない(と思っている)事が起こるから」と答えられそうな気もします。「テレビ」という生活の中で馴染みの深い、そして今まさに目の前にしている電化製品が、突如として私の認識する役割を超えて、私の「生活」や「安心」に侵食してくるとき、或いは通常の生活の中で目にすることのない「異形」の姿や、音、発話、に対して「不安」を覚えるのかもしれません。その不安は、その対象そのものに向けられるものではなく、実は自分が携えている安心が「フェイク」なのかもしれないという内実に向けられます。貞子さんやレザーフェイスさんがいなくとも、さっきまで平気だったトイレもシャワーもテレビの画面も夜道も、突如として不安の対象になるのはそのためではないでしょうか。そう考えると、どのジャンルの映画も「安心の日常」をより強く描いてこそ「恐怖へのジャンプ」もまた強い、といえる気がします。
「日常から非日常への斜陽」が人の恐怖の要因と仮定すると、それは「知覚を超えるもの」への恐怖と言い換えられるかもしれません。私たちの知覚活動の多くは「予定調和」の範疇で織りなされています。駅のホームに立っていて、通過していく列車に腰を抜かして逃げ惑う人はあまり見たことがありません。そこに立っていれば、そういう現象が起こることを承知しているからです。つまり、私たちがどんな「前提」で世界と対峙しているかによって「普通」の意味は変化し、連動して「異常」の意味も変化します。それを巧みに演出された映画が、人々の「恐怖」を引き出し多くの観客を魅了します。

 前置きが長くなっていますがもう一点だけ。
何故人々は「恐怖」に熱狂するのか。あるいはしないのか。
恐怖を望む場合、望まない場合、どちらにせよこうは言えないでしょうか。
「私たちは無意識に自らの前提に不安を持っている」と。
その不安に対して肯定的である人の多い時代であるほど、「オカルト」は流行するのではないでしょうか。
不安を持っていてよいのだ、不安であるべきだ、何故なら「目に見えない世界」はあるはずだが、それを前提に持つことは簡単ではないからだ、と。
反対に自らが「目に見えない世界」に否定的な人の多ければ多いほど時代は当然「オカルト」には無関心になります。
目に見える世界を基にした自らの持つ前提に自信を持つからです。「恐れ」そのものが生まれづらくなるのかもしれません。物質的なグロテスクさや残忍さがせめてもの関心の対象になり得るのでしょう。

さて、現代はいかに。

以上を踏まえて具体的にいくつかの「私のオカルト映画」をご紹介したいと思います。

+   +   +   +
 ご覧くださりありがとうございます。
コレクター様限定レビューでは、いくつかの映画作品について富田監督独自の視点による作品紹介を掲載しております。
ぜひ!ご一読下さいませ!!

アップデート一覧に戻る

リターンを選ぶ

  • 6000

    ①上映会ご招待券

    • 上映会ご招待券
    • コレクター限定UPDATE本作品に影響を与えた厳選映画の監督レビューを定期的にメールでお届け!
    • 2020年03月 にお届け予定です。
    • 12人が応援しています。
  • 10000

    ②上映会ペアご招待券

    • 上映会ペアご招待券
    • コレクター限定UPDATE本作品に影響を与えた厳選映画の監督レビューを定期的にメールでお届け!
    • オリジナルポストカードを進呈
    • 2020年04月 にお届け予定です。
    • 5人が応援しています。
  • 10000

    ③完成作品のDVD進呈

    • 完成作品のDVD進呈
    • コレクター限定UPDATE本作品に影響を与えた厳選映画の監督レビューを定期的にメールでお届け!
    • オリジナルポストカードを進呈
    • 2020年04月 にお届け予定です。
    • 12人が応援しています。
  • 30000

    ④上映会ペアご招待券・エンドロールへお名前掲載・DVD進呈

    • 上映会ペアご招待券
    • エンドロールにお名前を掲載
    • 完成作品のDVD進呈
    • コレクター限定UPDATE本作品に影響を与えた厳選映画の監督レビューを定期的にメールでお届け!
    • 2020年04月 にお届け予定です。
    • 4人が応援しています。
  • 50000

    ⑤上映会ペアご招待券・エンドロールへアソシエイトプロデューサーとしてお名前掲載・DVD進呈

    • 上映会ペアご招待券
    • 完成作品のDVD進呈
    • エンドロールにアソシエイトプロデューサーとしてお名前を掲載
    • コレクター限定UPDATE本作品に影響を与えた厳選映画の監督レビューを定期的にメールでお届け!
    • 2020年04月 にお届け予定です。
    • 3人が応援しています。
  • 100000

    ⑥上映会ペアご招待、エンドロールへアソシエイトプロデューサーとしてお名前掲載、DVD進呈、上映会後の打ち上げへご招待

    • 上映会ペアご招待券
    • 完成作品のDVD進呈
    • エンドロールにアソシエイトプロデューサーとしてお名前を掲載
    • 上映会後の打ち上げにて監督の作るお酒を楽しめる!!
    • コレクター限定UPDATE本作品に影響を与えた厳選映画の監督レビューを定期的にメールでお届け!
    • 2020年04月 にお届け予定です。
    • 1人が応援しています。