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短編『天使の黄泉竈食』映画化をクラウドファンディングで実現!
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こんにちは! 私たちは青山学院大学 総合文化政策学部 映像制作プロデュースラボのKチームです! 総合文化政策学部は、今年度10周年を迎えました。その中でも、映像制作プロデュースラボは1年前に出来た新しいラボです。 企画、制作進行、撮影から配給まで、映画製作の実務について学ぶラボであり、日本の大学の中でも挑戦的な取り組みといえるでしょう。 協力教員には、『四月の永い夢』などで知られる株式会社Tokyo New Cinema代表取締役の木ノ内輝氏をお迎えし、毎週実践的な活動を行っています。
「ネットの海でその小説を見つけた時に、きっと運命だと思った――。」出会うはずのなかった二人が挑む短編映画制作!
はじめまして。私の名前は入江遼です。年は21で、大学三年生です。
この度、短編映画『天使の黄泉竈食』の資金集めにあたって、クラウドファンディングを企画させていただきました。と言っても、これだけでは私がどういう人間かイメージしづらいと思うので、少し自己紹介させてください。私のことと、この映画を作ろうと思うに至るまで。
高校一年の夏、私は青山学院大学総合文化政策学部を第一志望に定めました。
よく覚えています。初めて行った美大予備校、その体験教室から帰ってきた夜のことです。私は自室で愕然としていました。体験教室の内容はこうです。本気で美大を目指している受験生たちに混じって、デッサンを一枚仕上げる。
教室の中は、殺気立っていました。
端的に言ってビビりました。「多浪が当たり前」、そして母の「浪人は許さないからね」という言葉が頭をよぎり……緊張しすぎていたのでしょう。描いているときのことを私は何も覚えておらず、教室が終わる頃には、美大受験への熱がすっかり冷めていました。
そして、「ああ進路どうしよう…」と呻きながらサーフィンしていたインターネットで、私は見つけたのでした。
青山学院大学の総合文化政策学部の使命は、21世紀の街や暮らしをもっともっと生き生きとさせるために、新しい文化創造の可能性を見抜き、それを援助できるセンスを磨き、文化産業、地域や都市のデザイン、国際的な文化交流などを担う文化やアートのトータルプロデューサーを育てることにあります。
文化やアートを単に知識として身につけるのではなく、その“創造”の現場に深く関わり、繰り広げられる喜びや楽しさ、葛藤や厳しさをも体感しながら、アートをプロデュースしマネジメントする知恵や身体知、技能を学び取ることのできる、これまでの大学教育にはないチャレンジングな学部です。
まるで雷が落ちるような出会いでした。
ソウゴウ・ブンカ・セイサク……聞いたこともない名前。「これまでの大学教育にはない」なんて、自分で言っちゃっている。ひょっとしたらコケるかもしれない。どう見ても賭けで、どうなるかわからない。その判断は間違いなのかもしれない。けれどここに行けば、私は何かを見つけるかもしれない。そんな予感がしました。
そして血と汗の滲む受験勉強の結果、合格通知を勝ち取り、私はみごと青学の、総文生となったのでした。
話はここからです。私は第一志望の大学に入ったあと、精神を病みました。
ふつうの大学生がするように、サークルに入って、バイトして、恋人つくって。花の大学生活を送ろうとしていた。でも、そのどれもで不穏な兆しが見え始めていたある日、ある授業で、こういう話を聞いたのです。
「少子高齢化、医療技術の進歩、AIの台頭、そして2045年問題……今は激変の時代。君たちの世代はその最前線にいる。私たちは教育者として、君たちに地図と羅針盤を与える。仲間は大学の間に作れば良い。しかし最後は自分次第です。君たちには、未来を担う人間として、波濤を渡り抜く勇気があるか?」
それからのことです。頭の中で、「こんなことしてる場合じゃない」という声が鳴り止まなくなったのは。
激変の時代だというなら、だからこそ何か残したい。何者かになりたい。新時代に絶望しながら足掻き続けた、パブロ・ピカソのように。
でも、何をすればいいというのだろう?わかんないけど、何かしなきゃ。 ほとんど脅迫的なその声と、破局や家庭の不和によってわたしは心を病み、躁鬱になりました。逃げるようにサークルを止め、一人で暮らし、人とのつながりが切っていきました。
この頃はよくボロボロ涙を零しながら、横浜の海辺をフラフラしていました。空転する脳ミソで、何かしなきゃ、何かしなきゃと念仏のように唱えていました。それが、三月。二年生になる直前のことです。
限界を引きずったまま四月が来て、始業式が済みました。
例年より寒い春の夜。二年生になっちゃった私は布団の虫になっていて。しかし飛び起きました。見ていたのは、なんのことはない、Twitterです。たかが4枚のスクリーンショットに、私の躁は天元突破していました。
(運命かもしれない)
その一心で、メッセージを飛ばしました。
「初めまして、伊沢景です」
実際に会うまでに、私たちはやり取りを続けていました。
Twitterで知りあったので、お互いの動向は分かります。物事の考え方や、どう育ってきたのかも感じる事ができます。
作品のアイディアをシェアすることもありました。
ある日、私が奇妙な夢を見て、ざっくりメモしたものをTwitterに放っておいたら、彼女が見事な小説に仕立ててくれました。
またある時、彼女が書いたアウトラインを元に、私が漫画を書くこともありました。
これらは二次創作なので、ここに載せる訳にはゆきません。とはいえ私たちはそうすることで、急速に距離を縮め、仲間うちでもあの二人組、という認識が完成していました。
そこまで仲良くなっておいて、お互いの素性を知らなかった。
だから初めて会った時、普通の人間だ、と仰天しました。
彼女も私と同じ都内の女子大生で、割と近くに住んでいる。好きなものはアップルパイと水族館。
ちょっとがっかりしていた私はしかし、話していくうちに段々思い直していくのでした。
「私には小説しかない。何者にもなれないかもしれない。だから自分は天才だと思い込んで書き続けている」
すとん、と腑に落ちました。
何者であったかは後の人が決めるもの。誰が本物のダイヤモンドか、今の我々には分からない。ならばお互い粉になるまで、磨き合う覚悟が要る。
彼女はその気付きをくれた。私の直感は間違っていなかった。何か作るなら彼女とやりたい。
そんな時です。大学で映画制作の話が出たのは。
私はすぐさま名乗りを上げ、彼女の作品を紹介しました。ここでは私のお気に入りで、周囲の評判もよい『天使の黄泉竈食』を。
映画なんか作ったことありません。傍から見たらすごくバカな事をしているのかも。
それでも私は波涛の先に、北極星を見たんです。あとはそこに行くために、必要なものを揃えるだけです。
大航海時代の船乗りに必要なものは、地図、羅針盤に、仲間と勇気。
実は続きにもう一つあります。支援者です。
あなたという支援者なしでは、私は航海を始められない。
だからどうか、私と出会っては頂けないでしょうか?
伊沢景原作『天使の黄泉竈食』を映画化します。
始動に際し伊沢景さんにコンタクトを取ったところ、「入江さんがやるなら」とご快諾いただき、さらにコメントまで寄せてくださいました。
初めて入江さんと会ったのは忘れもしない梅雨明けの熱い日、池袋の雑踏の中でした。最初に言葉を交わしてからちょうど三ヶ月ほど。思ったより普通に人間だなというのが、第一印象だったように思います。入江さんと付き合っていると、いつもぐいぐいと腕を惹かれている様な気分になるのですが、彼女の社交性、行動力がそうさせるのか、はたまた私が臆病だからでしょうか。
きっとどちらも理由なのでしょう。
彼女はいつだって突然で、この話が持ち上がったのも突然でした。あれよあれよという間にこの様なことになっていて、いまだに信じがたい思いでいます。
しかしそれは不快なものではありません。彼女が語る様々な可能性の話を、私はとなりでただ聞いていました。そのうちの一つがこうして形になろうとしています。しかもそれが私の作品を基にしたものであるというのは、実に感慨深い様に思います。
あんなに臆病だった私が、作品を世に出し、スクリーン越しに見る夢を楽しみにしているのは、間違いなく彼女のおかげでしょう。
『天使の黄泉竈食』を書いている時は、ちょうど書こうとしていた作品で挫折し、もう何も書けないのに締め切りが三日後に迫っていたという割とギリギリの状態でした。そんな中で羽毛ぶとんに寝転がりながら、ふと、「天使の話を書こう。それもとびっきりろくでなしの天使がいい」と思ったのです。読み終わったあとに、もう一度読み返したくなるような、そんな話にしたいと思いながら書いたのがこの作品です。
本当に思いつきで書いた作品なので、メッセージを込める時間もありませんでしたが、
「もし、この世で一番大切なものがなくなってしまったら人はどうするのだろう」ということを一度考えるきっかけになればいいと思っております。
さて、今回クラウドファンディングをするにあたり、支援者の方に世界観を伝えるため、原作の朗読動画を制作いたしました。
こちらのページでは前編のみの公開となっております。完全版は3000円以上のリターンにてご視聴いただけます。詳細はリターンについての欄をご覧ください。
制作を担当するのは、青学総文映画制作ラボ内のチームです。
現在学内でオーディションを行っており、選考中の段階にあります。今週中に役者を決め次第日程調整、撮影開始となります。
以下、大学内の施設で行ったオーディションの様子を少しだけお見せいたします。
機材は大学に備え付けのものを使用致しますので、本企画においてはロケ代や小道具、CG代に使用させていただきます。
具体的には1〜3万円をロケ代に、10万円をCG代に、残りを小道具や役者さんへの報酬に使用する予定です。
・支援者のお名前をエンドロールに掲載 / 青学での上映にご招待
ご支援いただいた方全員のお名前をエンドロールに掲載いたします。
完成した暁には、青学の敷地内で開催する上映会にご招待させていただきます。
上映会の日程は本編の内容と同じ、春を予定しています。
(11月現在、銀杏並木のキャンパス)
・『天使の黄泉竈食』朗読動画の完全版を送付!
概要のページで見ていただいたこの動画は、小説版『天使の黄泉竈食』をそのまま朗読したものになっています。
伊沢景さんの鮮烈な筆致を、豊かな演技で再現した本作品。本ページでは前編までの公開となっていますが、3000円以上支援してくださった方全員に完全版を送付いたします。
どのように映像化されるのか、小説版とどう変わるのか。支援者の方には、想像しながらご視聴いただければと思います。
・伊沢景さんのリターン限定公開作品『あのこのお呪い』を送付!
伊沢景さんがリターン限定に書きおろす『天使の黄泉竈食』のスピンオフ作品、『あのこのお呪い』を送付いたします!
『天使の黄泉竈食』作中に出てくるあのキャラクターと、その恋人が主軸となった作品です。この度伊沢景さんから、書き途中の原稿を送付していただきました。
伊沢景さんは速筆さに定評があり、依頼してからたった20分でスクショ4枚分仕上げてくださいました。
彼女の迷いのない言葉選びを少しでも感じてほしいと思い、一部ここに公開いたします。
続きはリターンにてお楽しみください。
・入江遼のリターン限定描き下ろし作品を送付!
『天使の黄泉竈食』朗読動画のサムネイルを描き、映画監督をも務める入江遼の描き下ろし作品を送付致します。
入江遼は本当に多趣味で、絵を描いていると思ったらそのまま認知科学について語り始めるような奇特な人間です。創作に関しても同じで、絵、小説、マンガ、映像ーーー題材にふさわしいメディアを選ぶところから、制作は始まります。
そのせいか学業との両立が難しく、いつも悲鳴を上げながら作業しています。
どんな形式で作品を送るか未だ名言はできませんが、とりあえずこちらにサンプルを掲載いたします。
描き途中のオリジナル作品を写真に撮ったものです。
伊沢さんとは正反対で、私はかなりの遅筆です。
性格といい、こうも対局的な人間が作品の波長に惹かれ合うことは、とても興味深いことだと思います。
・伊沢景か入江遼のどちらかが、あなたのリクエストに応えて作品を制作!
5名様限定で、支援者さまのリクエストに応えて作品を制作いたします。
作品は完成まで、非公開とし、あなた様だけに送らせていただきます。是非この機会にどうぞ。
具体的な完成時期が現時点では不透明なのと、CGを作ってくださる方に見通しが立っていない点です。
編集は学内の生徒が担当し、役者に関しては現在オーディションを開催しております。
ここまで読んでくださってどうもありがとうございました。貴方にも素敵な出会いがありますように。
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