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砂防林「風の松原」を演劇の力で支援する活動をクラウドファンディングで実現!
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劇団熱血天使の主催、脚本です!
広大な砂丘に、300年という歳月をかけて植林を続けた松原に守れる街、秋田県能代市。
今、松くい虫により深刻な被害に直面している街の現状を1人でも多くの方に知っていただくべく、演劇公演とシンポジウムを行います。
みなさまは「 風の松原」をご存知でしょうか? 秋田県の能代市の海岸沿いに連なる「風の松原」は日本最大の規模を誇る松林です。東西幅1キロメートル、南北総延長14キロメートル。 面積は約760ヘクタールで、東京ドーム163個分もの大きさです。
写真左側の緑が松原です。右側は能代市街
なんと、この巨大な松林は 人工林、つまり人間の手で植えられたものなのです。江戸時代の人たちが、風に乗り飛んでくる砂に備えて三百年の歴史をかけて、この美しい松林を作りました。
の松原とは、秋田県能代市にある日本海からの飛砂を防ぐために植えられた砂防林です。
300年に渡り、植え続けられた松林。一体、どれほどの砂を守ってきたのか。
百聞は一見に如かず。
上の写真は現在の能代市街の中心地のものです。
何ら問題の無い市街地ですね。
これが江戸時代になると全く違った景色が広がります。
みなさん、心の準備はいいですか?
それでは、ご覧ください。
見渡す限りの砂!砂!砂!
手前の白い部分がすべて砂!
鳥取砂丘も真っ青!
「単なる砂浜の絵じゃないの?」
そう思われたあなた。画面中央少し右をご覧ください。
この申し訳程度に植えられた緑が、当時の松林です。
これを見ると、どれだけの広さかおわかり頂けるかと思います。
さらに、こんな写真もあります。
繰り返しになりますが、これは砂です。雪ではありません。
こちらの写真はいつ撮られたものかはハッキリとはしておりません。
しかし、これは絵ではなく、写真です。どれだけ、少なく見積もっても、
明治維新以降に撮られたものであることは確定しています。
わずか百年前であっても、この景色です。
三百年前はどれだけ大変だったのでしょう。
しかし、今、この風の松原にかつてない危機が迫っています。松くい虫です。
松くい虫により、中身が空洞になってしまった松が次々と枯れ、松原は刻一刻とその姿を消しつつあります。
松原が無くなると、一体どうなってしまうのでしょうか。
松原はそもそも砂防林として作られた松林です。このまま松原の現状を放置したならば、能代は江戸時代以前の砂が飛び交う土地に戻り、 50年後には町そのものが砂に埋まってしまうという試算もあります。
私たち劇団熱血天使は歴史上の偉人の志を描いて、2008年から活動を続けています。小田原、山口など数多くの土地の偉人を題材に扱わせていただきました。今回、劇団員の山崎の地元である能代で、このような危機が訪れていることを知り、より多くの人々にこの事実を伝えるべく、公演の企画を立ち上げるにいたりました。
風の松原は能代に住む人々が、「自らの町を守る」という熱い思いによって作られた場所です。そして、今なお、その熱い思いを受け継ぐ方々がいらっしゃいます。私たちは能代への取材を通して、数多くの思いに触れてきました。松原の記事を書く地元の新聞社の記者さん、NPO活動を通じて何年も地道な保全活動を続ける方、PR活動に知恵を絞る市の職員さん。彼らの姿は、かつて風から飛んでくる砂に対し、松林を植えた人々と全く同じです。
ただひとつ、違うのは「どうやったら、この事実を多くの人々に知らせることができるか」ということに頭を悩ませていることです。
江戸時代は役人の号令で仕事をすることができました。明治時代の植林に関しても、リーダーの主導により、能代の人々は一致団結していました。しかし、松原が当たり前の景色へと変わった平成の今、町に迫る危機は目に映りにくくなってしまいました。
演劇にはこの困難を打破する力があります。
私たちがストーリーとして、松原の歴史を立ち上げることによって、多くの人々の心に喚起を促すことができます。公演を通じて、多くの人々の心を奮い立たせた暁には、能代の未来を変え得る人々が多数立ち上がることを確信しています。
①企画責任者の打ち合わせ、取材に使う交通費(東京、秋田能代間)
10万円
2万円(夜行バス)×5回(5月から9月まで毎月一度ずつ)=10万円
②座組みの交通費
32万円
12名(キャスト)×2万円(夜行バス)+2名(スタッフ)×4万円(新幹線)
=32万円(座組み14名分の交通費)
③稽古場代 8万5000円
④東京で作った舞台美術、照明音響機材の運搬費 10万円
⑤広報活動(チラシ・ポスター・フライヤー作成、拡散) 9万円
⑥DVD撮影費(上演後のPR活動に使用) 10万円
⑦合宿費
13万5000円
8/29~9/1で、能代市内の施設で合宿稽古を予定。
宿泊代 一泊 5000円×9名(役者、ダンサー、脚本、演出)=4万5000円
三泊四日 4万5000円×3=13万5000円
合計 93万円
上記の他に人件費(演出、音響、証明など)、楽曲制作費、動画制作費、等がかかる予定です。
上にも書かせていただいた通り、このプロジェクトが抱えるリスクは「能代が砂に埋まってしまう」ということです。目標金額の100万円は今回の公演の運転資金に充てますが、重要なのはこのプロジェクトに継続性を持たせるということです。
正直な話、たとえ満員動員を達成したとしても、今回の公演を黒字に持っていくことはままなりません。50年後の能代の未来を造りあげていくためには、9月の公演一度きりで終わらせるのではなく、繰り返し能代で公演することが重要だと私たちは考えています。
今回の公演そのものはすでに動き出しているプロジェクトなので、クラウドが集まらなかったとしても、完全中止とはなりません。ただし、上にも書かせていただいたようにチケット代だけでは黒字とならないため、代替案といたしましては①赤字分を劇団で自腹負担、②チケット料金の値上げ、③移動をすべて夜行バスに変更、④稽古合宿の中止などを検討しています。
もちろん、これらを適用することによって出演者は夜行で到着後すぐに公演準備をしなくてはならなくなるので、上演のクオリティは安定性を欠くことになります。合宿時に稽古を予定していた地元能代ミュージカルキッズとの本番でのコラボレーションも、自動的に中止となります。
劇団熱血天使
2008年に、脚本家 水谷暖人が立ち上げた劇団。
私たちは「時代を越える時代劇」をテーマとして、毎回偉人の志を描いています。私たちが時代劇をつくるのは、格好が良いから、歴史が好きだからという理由だけではありません。
その時代、その時代を生きた偉人達は、苦悩し、多くの葛藤を抱えながらも数々の危機や壁を乗り越えてきました。なぜ乗り越えられたのか?それは、強い"志"を持っていたからです。偉人達の"志"は、現代社会を生きる上でも沢山のヒントを与えてくれます。学校の授業や教科書だけでは伝わり切りません。
演劇で偉人の人生を描くことで、"志"を持つことの大切さを、私たちは学びながら伝えています。
○近年の活動実績
山崎愛実
秋田県能代市出身。
11歳より能代ミュージカルキッズに所属。今立善子氏(能代市民ミュージカル実行委員長/劇団能代小劇場副代表)に師事。秋田県立能代高等学校、桜美林大学総合文化学群演劇専修卒業。大学在学時に、劇団熱血天使の立ち上げに参加。女優、広報チーフ、おもてなし課を担う。〝すべての人に志を〟を理念に、偉人の生き様を描くオリジナル時代劇を上演している。一般社団法人日本志コミュニティ協会においては、広報部長を務める。
個人企画として、「偉人志語り」を各地でパフォーマンス。自ら脚本、演出も手掛け、偉人の心の奥の葛藤を、想いを、志を、語り・踊り・ノンバーバル等で描く。山口県下関市後援の高杉晋作没後150年記念事業「東行先生へのオマージュ」からのオファーで奉納公演をするなど、活躍の場を広げている。
2008年 劇団熱血天使立ち上げ
2014年 幕末史研究会「演劇的観点から見た幕末史」講演
2015年 偉人志語りのパフォーマンスを開始。
司馬遼太郎を語る会にてパフォーマンス。
2016年 一般社団法人日本志コミュニティ協会広報部長に就任。
山口県下関市後援の高杉晋作没後150年記念事業 「東行先生へのオマージュ」からのオファーで奉納公演。
奈良県東京事務所の後援を受け、和らいぶにて光明皇后の物語をパフォーマンス。現在、和らいぶプロデューサーに就任。
秋田公演
□日時:2017 年 9 月 3 日(日)
□劇場:能代市文化会館 中ホール
・舞台
「風の松原~明日を植えたひと~」12:30~/18:00~
・シンポジウム
「50年後、能代の街が砂に埋もれる!? ~今、松原に起きている危機とは~」14:15~15:30
チケット料金:一般 2,000 円/学生 1,000 円
東京公演
□日時 :2017 年 9 月 29 日(金)~10 月 1 日(日)
□劇場 : Performing Gallery&Cafe【絵空箱】
・「風の松原~明日を植えたひと~」あらすじ
天保三年(1833)、能代は最大の危機に見舞われていた。賀藤景林が主導していた植林事業が天保の大飢饉のため、中断されてしまったのである。このままでは、能代村が砂に埋もれてしまう。途方に暮れる村人たちの前に現れたのは長尾を名乗る一人の男だった。
300年の時を越えて繰り広げられる、大自然と人間のスペクタクル。21世紀の今日まで通じる能代の魂の物語。
公演特設サイト https://nekketsutenshi.wixsite.com/kazenomatsubara
この現代に日本が抱える様々な問題の中では、「風の松原」の現状も、氷山の一角なのかもしれません。
しかし、このプロジェクトを通し、1人でも多くの方に、かつて何もなかった砂丘に300年という歳月をかけ、一つの街ができたこと、そして今直面している現実を知っていただきたい。
そしてそれが、実際の松原を守る活動が活発になるきっかけ作りになると考えています。ご支援、どうぞよろしくお願い致します。
5000 円
10000 円
30000 円
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100000 円
100000 円