タオバイザー:進捗:カッティングプロッタ試作終了
vol. 12 2014-10-07 0
タオソフトウェア谷口です。
一昨日の日曜日、Mozillaのイベントにタオバイザーを出店してきました。100名以上の方々に、タオバイザーを体験してもらうことができました。
「オキュラスとかカードボードとか聞いた事はあったけど、初めて体験できて、なんか色んな可能性がありそうな事がわかった!」とうれしい言葉もいただきました。
当日は、台風のさなかにも関わらず、出資者の方も何人かお見えになり、実際にさわっていただくことができました。
Mozillaのイベントの様子については、タオバイザーのページに纏めましたので、興味のある方はご覧ください。
しかし、どこで買えるんですか?という質問が一番、解答に困りました。
またまだ、開発中ですとしか、答える事ができませんでした。
さて、現在の進捗報告をしたいと思います。
前回はカッティングプロッタを使った一次試作で終了していました。マグネットの効きが悪くなったりしたので、その修正を行い、同じようにカッティングプロッタの2次試作を行いました。少数の作成をお願いするので、価格は少し高いのですが、展示用も含めて黒2、赤6の8セット試作しました。
ファンディングでのリターンは赤で作ることに決まっているのですが、今後の事も考えて、他の色を試してみたかったので黒を2つお願いしてみました。
写真を見るように、黒というよりダークグレーです。
エフセルは、印刷はできるのですが、素材はすでにある色の中から選ぶことになるのがちょっとつらいところです。
黒ありかなぁとも思いつつ、微妙...
マグネット
上の試作の写真を見てもらうとわかりますが、外側のマグネットがリング状の物になっています。これはGoogle Cardboardと同じネオジム磁石です。黒いフェライト磁石は安くてもいいのですが、鋭角に割れやすくて危険なのと、磁力センサーの効く効かないといった問題も出てくるため、かなり高くなりますがネオジム磁石を使うことにしました。内側の磁石はフェライト磁石を使っています。現在、磁石会社にあった在庫分を購入し、追加してオーダーをかけ物が届くのを待っている状態です。
シール
レンズを固定するために、ドーナッツ型のシールも使用します。
このドーナッツ型のシールを自分で作るのは大変です。現在プロトタイプで使っているシールは、コンパスカッターで手作業で作ったものでした。
これもシール屋に発注して、現在到着待ちです。
強粘着再剥離タイプの接着剤を使っていますので、何回かは貼ったり剥がしたりできるものです。
これから
カッティングプロッターで作成した2回目の物は、モジライベントのデモ用に使用しました。
組み立てで、難しい所やわかりにくい所を把握するために、社内でまだ作成したことのないメンバーに作ってもらいました。
ゆっくりおしゃべりしながら20分ぐらいでしょうか?楽しそうに作ってました。
展示会も終え、試作にはまったく問題ありませんでしたので、量産用の金型を作成依頼を出しました。金型完成後に、少し調整を兼ねたテストをして、次は量産に入ります。
なるべく早くに皆さんのも元に届けようと、頑張っておりますので、引き続きよろしくお願いします。