なぜ路上から世界になのか?その2
vol. 22 2022-09-28 0
前回は旅に出て宮崎県の綾町までたどり着くところまで書きました。ここで肉を食べて、体調がおかしくなり、近所の犬が大合唱で叫び始めるというところで、筆を置きました。
今日はその後の展開です。
犬がワンワン鳴き始めて、その隣、またその隣と犬が鳴き始めました。その一帯の犬が片っ端から泣いているような印象を持つくらい大きな鳴き声の合唱でしたまさに四面楚歌のような状況でした。
ずっと一人で旅を続けていて、頭がクラクラして、犬にまで大合唱で追いやられて、相当精神的に参った記憶があります。
そのとき、「人間の世界を捨てよう」と思い、森の中に入ってていきました。かなり周囲は真っ暗で、下のシダ植物を踏みながら、上には大きな広葉樹があるところを進んで行きました。ある程度行くと疲れ果て、シダ植物の上で寝ました。
その時遠くからリンリンリンと鈴をつけたような音がして、動物らしきものが左から右に大きく移動する気がしました。そのあと、持ってたラジオをつけると、永六輔さんの声がして、人生は真剣に取り組む必要はあるけど、深刻になる必要はないと言っていたような気がしました。さらに続けて、モーツァルトコースとグレンミラーコースがあると、聞こえました。人類のレクイエムを作れ、というミッションを受けた気がします。
これを聞いて気づくと朝になってました。メガネを探し、シダ植物の中から探して、宮崎駅に向かいました。この時はすでに何かわからない強烈なものに後押しされた気がしていて、次の生きる目標にしました。しかし、宮崎駅で倒れて病院に搬送されました。
この続きはホームページに書くかもしれないので、よかったら見てください。
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