竹縄のアレコレ③
vol. 5 2024-03-11 0
かつて家屋や船の結束に使われていた竹縄。
その丈夫さは先人のお墨付き。
今日は竹縄の強さの秘密を紹介します!
竹縄の縄よりは「めだけ」と呼ばれる竹縄作りの工程で出た削ぎ出しを芯にし、
芯をくるむように巻きつけています。
完成品の見た目からはわかりませんが、こんなひと手間が加えられています。
藁を芯にしていた地域もあったようですが、
早くに生産が絶えてしまったという資料も残っており、
めだけはまさに隠れた名脇役です。
そしてもう一つ重要なのが、縒りかけです。3本の縄をより合わせた後に、
縒りかけ機でよりをかけると丈夫な竹縄が完成します。
よりかけ機は明治十年代に考案されたと言われており、現在でも変わらず受け継がれています。