竹縄のアレコレ②
vol. 4 2024-03-08 0
ネットでもごくわずかな情報しか出てこない竹縄をアレコレ紐解いていきます!
東秩父村萩平地区での竹縄の歴史は古く、
現在分かっているものでは江戸時代後期に作成された自然や文化をまとめた
「新編武蔵野風土記稿」に登場します。
最盛期は明治から昭和初期にかけて。
昭和 30 年代にナイロンロープが広まると、竹縄は徐々に姿を消していきました。
そんな人々の記憶から忘れられた竹縄ではありますが、近年再び注目を集めています。
100%竹から作られた環境に優しい素材であることや、
艶やかで美しい見た目から、装飾品に活用したいというお声をいただくこともあります。
こうした現代ならではの魅力や使い方に気づかされるたびに、
竹縄は人々の暮らしに寄り添い続けるものであってほしい。
この技術を未来に残していきたいと強く思います。