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劇団大樹「ポプコーンの降る街」の上演をクラウドファンディングで実現!
劇団大樹第16回本公演「ポプコーンの降る街」
1992年、文化庁舞台美術創作奨励賞佳作受賞作品。
劇作家・み群杏子の描くポエティックな世界観を、草月流華道家の花美術と、ゲストミュージシャンの生演奏で彩ります。
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第16回本公演『ポプコーンの降る街』 絶賛製作中です。 2024年12月4日(水)〜12月8日(日) 於:ルート・シアター X(旧Twitter ) https://x.com/gekidan_taiju?s=09
劇団大樹第16回本公演「ポプコーンの降る街」
1992年、文化庁舞台美術創作奨励賞佳作受賞作品。
劇作家・み群杏子の描くポエティックな世界観を、草月流華道家の花美術と、ゲストミュージシャンの生演奏で彩ります。
劇団大樹主宰・川野誠一へのインタビューをもとに、劇団大樹のこと、そして本作『ポプコーンの降る街』のことを包み隠さずお伝えします。
少々長い記事かもしれませんが、ぜひ最後までお付き合いください。
(本プロジェクトの概要を先にお読みになりたい方は、「◆『ポプコーンの降る街2024』について」までお進みください)
劇団・本公演HP https://taiju5.wixsite.com/popcorn2024
↑こちらからも公演についての詳細を見ることができます
【劇団大樹について】————————————————————————————————
トップページの動画はご覧いただけましたでしょうか?
1995年、オリジナル作品「未来に賭ける」を銀座小劇場にて上演し、旗揚げされた劇団大樹。
これまでに15本の本公演、6本の小公演をプロデュースし、皆様に支えられ、来年30周年を迎えます。
旗揚げの1995年は、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件と・・・大きな災厄が続いた年。人は思わぬことで命を落としてしまう、明日のことなんて誰も分からない。旗揚げ公演の「未来に賭ける」という作品は、誰もが不安を抱える日常の中で、近くの人を大切に想おう、伝えるべきことは伝えられる時にこそ伝えよう・・・そんなテーマに取り組んだ作品だった。
オリジナル作品を上演しつつ、初期の劇団大樹で取り組んだのは、アメリカの劇作家・ジョン・パトリック・シャンリィの作品たち。「お月さまへようこそ」「ダニーと紺碧の海」「マンハッタンの女たち」を上演した。
ニューヨークで暮らす人々の孤独や苛立ちを詩情豊かに描き、温かい眼差を向けたシャンリィの戯曲は、東京で暮らし、将来への不安や、演劇という得体の知れないものを作り続けることへの焦燥感に苛まれていた20代の僕らの心に刺さるものがあったのだと思います(川野誠一)
その後劇団は、1998年の公演を最後に一旦解散し、新たな方向を探るべく「一座一作」をスタンスとした、主宰・川野誠一による「プロデュース公演」という形で存続して行くこととなる。
【『ポプコーンの降る街』との出会い】————————————————————————
「これ、川野君にピッタリの作品だから読んでみたら」
劇団再出発後、主宰・川野は当時お世話になっていた先輩から、一冊の台本を手渡される。
それが劇団大樹と『ポプコーンの降る街』が出会った瞬間。
その物語を読んだ川野は驚きを隠せなかった。
まるで、日本版シャンリィのような世界観だったんです
「こんな作品を書く人が日本にいるんだ!」と思いました
ところがその台本には作者名が書いておらず、まだ検索サイトも一般的とは言えない時代。
「誰が書いたんだろう・・・」
そんな思いを抱えられながら、『ポプコーンの降る街』はそっと引き出しに仕舞われる。
そこからなぜ、再びこの戯曲が引き出しから取り出されることになったのか————
【み群杏子との出会い】———————————————————————————————
劇団大樹がもうすぐ10周年の節目を迎えるという時期。
主宰・川野には悩みがあった。
僕は劇団活動を続けながら、外部出演にも積極的に取り組んでいたのですが・・・
やればやるほど自分の才能のなさに打ちひしがれ、演劇に対する情熱が失せて行くのを感じていました
そんな時が劇団の大事な節目と重なった。
もう舞台はいいやと諦めかけていた川野だったものの、やはり劇団への思い入れは強く、
どうせ自分に引導を渡すなら劇団大樹をやってから散ろう、
この公演が失敗したら潔く俳優をやめよう、と決意し、劇団大樹10周年記念公演の作品選びが始まる。
その時にふと、川野の頭をよぎったのが、あのとき仕舞った『ポプコーンの降る街』。
検索してみると「み群杏子」という劇作家にヒットした。
すぐに上演許可のメールを送りました。熱烈な感想と情熱を添えて(笑)
するとみ群さんからこんなお返事が。
「川野さんが私の作品を気に入ってくれた理由が分かりました。私、シャンリィの戯曲に憧れて劇作を書いてみようと思ったんです」と。
この瞬間なんて言うか、心が燃え上がるような気持ちになりました。「あの時、僕が感じた衝動は間違いなかったんだ!」と
そうして2005年の劇団大樹10周年記念公演は「ポプコーンの降る街」に決定。
この年が、劇団大樹と劇作家・み群杏子の始まりの年となった。
【本作『ポプコーンの降る街』への思い入れ】—————————————————————
『ポプコーンの降る街』は、未練と思いやりの物語。
まだ見ぬ恋人に会いに向かう途中、不慮の事故で命を失ってしまった主人公・野放風太郎が、この世ともあの世ともつかぬ場所で、探偵となって恋人を探し続けている。
そんな姿が、まだ劇団主宰として誇りに思えるような作品も残せぬまま、俳優を辞めようとしている自分の姿とどこか重なって見えました。僕は現実の自分に失望しながらも、意識の中では強烈に俳優に未練を抱えていました。その強烈な未練を舞台に立ち上げ生き抜いたのが『ポプコーンの降る街』であり野放風太郎でした。
川野の執念が通じたのか、この公演は劇団大樹の観客動員数を更新し、多くの人たちから評価された。
僕は俳優として生き返ることが出来ました。あの時『ポプコーンの降る街』を上演していなければ、僕はもう演劇の世界に居なかったかも知れません。
【花美術と生演奏】————————————————————————————————
今でこそ「花と音楽で彩るみ群杏子の世界」というコンセプトで
横井紅炎による花美術と、ゲストミュージシャンによる生演奏での上演を続けている劇団大樹。
しかし『ポプコーンの降る街』の初演は、全くのストレートプレイとして上演された。
花美術と生演奏、というアイデアをもたらしたのは、今作の演出家・金沢まことだった。金沢が主宰する「独騎の会」の活動の中で、川野は草月流華道家の横井紅炎と出会う。
ポエティックな世界観を持ちながらも、人間の孤独や不安や痛み、やりきれなさ、かなわぬ想い・・・そんな気持ちを抱えながらも強く生きているみ群作品の登場人物たちに、横井さんの、抽象的ながらも舞台上に立ち上げられた強烈な「生」の感覚が通ずるのではないかと考えるようになりました
そこで実験的に公演されたのが、み群さんの小さな佳品を組み合わせ、ひとつの作品として上演した「月と語りとアンサンブル~み群杏子の世界~」。
語り手、演奏家、花美術に加え、ムーブメントとしての「月の精」を登場させ、劇団大樹としてみ群杏子の世界を再構築した。
「月」は劇団大樹にとっての、み群杏子さんという存在。
「語り」はベースとなる上演スタイル。
「アンサンブル」という言葉には “小規模な編成” という意味もありますが、刻々と姿を変える月の変化を、作品の組み合わせの妙とし、また俳優達によるアンサンブルと比喩した。
上演スタイルはあくまで “朗読劇” ですが、目指す所は「語り手」+「月の精」+「生演奏」のアンサンブルが織り成す《新しい朗読劇》の確立でした。月の精に誘われ、言葉と音楽が心模様となってお客様に浸透していく。僕が大切にしたいのは物語そのものよりも “み群杏子さんの世界” なのです。
「月語りとアンサンブル〜み群杏子の世界〜」
この作品への手応えが、「花と音楽で彩るみ群杏子の世界」というコンセプトを生み出し、これ以降の劇団大樹のスタイルとなる。
生身の俳優が目の前にいて、生身のお客様がそこにいる。時間、空間、呼吸。その全てに人肌の温かさを込めたい、気持ちの良い非日常の体験をしてもらいたい。それを感じさせる為の「花美術」であり「生演奏」です。
植物の木肌には製材された木材にはない生命力があります。そして植物が描く曲線の先には異世界への誘いがあります。楽器は物語から聴こえて来る「音」を選びます。弦楽器なら心の擦れ、軋轢、摩擦。打楽器には心臓の鼓動、躍動。心の開放や閉塞感なら気鳴楽器。
見終わったお客様がその物語の世界に行ってみたい、住んでみたい、そんな風に思ってもらえる「世界」を舞台上に立ち上げたい。
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古いビルの一室。隣には路地を挟んで HOTEL REGRET。都会の片隅の忘れられたような場所・・・ そこは探偵 野放風太郎と助手タキの事務所兼住居である。殺風景な部屋には描き上げられていない女性の絵が一枚。それは風太郎が描いたものだ、だがその絵の中の女が誰なのか? 風太郎には分らない・・・
「恋人なんだろ?」
「そうだったような気もする・・・ 僕はこの女をずっと捜してる」
「いつか逢えるさ。あんまし思い詰めないほうがいいよ」
そこへサラダオイルを持った女がやって来る。「探偵かやっぱりね、私をつけてたでしょ!」といきなり食って掛かるが身に覚えのない風太郎。女は執拗に自分をつけていた男の風貌と行動を並び立て、風太郎を圧倒し、事務所を出て行く。
女が去った後・・・「ねえ似てない・・・」と壁に掛けられた絵に目をやるタキ。
止まっていた時間が動き出す・・・
1992年 文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作 受賞作品『ポプコーンの降る街』
⭐︎『ポプコーンの降る街2005』の際の様子はこちらからご覧いただけます
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2024年12月4日(水)~8日(日)
公演HPはこちら
於:Route Theater(東長崎,旧「てあとるらぽう」)
〇公演スケジュール(予定)〇
12月4日(水) 19:00~
12月5日(木) 14:00~/19:00~
12月6日(金) 14:00~/19:00~
12月7日(土) 14:00~/19:00~
12月8日(日) 14:00~
〇チケット〇<日時指定・全席自由>
前売:4000円/当日:4500円
学生割:2500円(要学生証)
日俳連:3500円(要会員証)
作:み群杏子 (星みずく)
劇作家
戯曲 「恋心のアドレス」「ポプコーンの降る街」 で文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作を受賞
リーディングユニット 「星みずく」 主宰
劇団大樹共同プロデューサー
演出:金沢まこと
演出家・俳優
独騎の会、シン・ゲキダン主宰
神奈川、東京にて演技講師としても活動中
『ジョニーウォーカー黒ラベル』等のテレビCMにも出演
花美術:横井紅炎 (草月流華道家)
音楽・演奏:鳥海涼子 (アコーディオン)
鳥海涼子HPはこちら
ブログ・各種SNSも上記リンクからご覧いただけます
探偵:川野誠一
娘:片岡わかな
女:宇江山ゆみこ
男:岩崎孝次
老人:俵一
〇アンサンブル〇
いち花
荒木結心
迫睦
公演ホームページに各キャストらの経歴やコメントを掲載しています。ぜひご覧ください♪
https://taiju5.wixsite.com/popcorn2024/blank-1
〇スタッフ〇
照明:篠木一吉 (創光房)
オペ:はらなつみ
舞台監督:佐藤大幸
舞台装置:Atelier mako
宣伝美術:Tama-chang
劇中歌曲:永野浩資
制作:㈱HERO
共催:星みずく・独騎の会
製作総指揮:川野誠一
正直なところ、 現在予算(約200万円)に対して見込まれる収益が30~50万円(観客動員数による)ほど不足している状態です。
上記予算は、舞台装置や小道具はほとんど手作り、スタッフの皆様、劇場様にもかなり融通を利かせていただき、無駄を省き切った上での予算です。
「お客様に見に来ていただきやすい価格」でライブをご提供することが、劇団大樹のポリシーです。
コロナ後の経営難からチケット代が5000円を超える小劇場公演が続出しておりますが、劇団大樹は何とか4000円台以下を保ちたい、という思いがあります。
本公演では、学生料金を当初の設定の3500円から見直し、2500円にすることを決めました。劇団大樹の演劇に興味を持ってくれているすべての方に本公演がお届けできるように、チーム一同考え続けています。
しかしその販売金額では目標予算に届かないところが現実です。
キャストに支払える報酬も、拘束時間で算出すると最低賃金にも満たない金額となります。本番を見ていただけましたらお分かりになるかと思いますが、劇団大樹の公演に参加してくださるキャスト、スタッフの皆さまは、とても力量のある、そして熱い思いを持った方々ばかりです。
そんなキャスト・スタッフの皆様に、仕事に見合う対価をお支払いしたい。
目標金額の30万円は、キャスト・スタッフへのギャランティーとして大切に使わせていただくことをお約束します。
良質な作品に尽力してくださる皆様へ少しでも多く還元することができるよう、重ねてのご支援をお願いいたします。もし目標金額を超えた場合は、来年の30周年記念公演に向けた資金として役立ててまいります。
劇団大樹は来年30周年を迎えます。
30周年公演は、これまでの集大成となる大きく美しいものを制作したい。今回の『ポプコーンの降る街』の成功が、その足掛かり・助走となるように。劇団大樹が今後も存続していくために。小さな劇団と思えるかもしれませんが、その存続が、小劇場演劇・ライブ、そしてすべての舞台芸術の存続、発展に繋がっていくと信じています。
◎1000円・・・★お礼メッセージ(主宰川野から1通をデータでお送りします)※準備ができ次第順次送付
◎2000円・・・★お礼メッセージ(主宰川野から1通と、キャストまたは演出家(ランダムで1名)より1通をデータでお送りします)※準備ができ次第順次送付
◎3000円・・・★2000円までのリターン全て+★キャスト集合写真(1枚)(クラウドファンディング限定、本作品を象徴するようなカットをお送りします)※ゲネプロ終了後より順次データで送付
◎5000円・・・★3000円までのリターン全て+★当日パンフレットにお名前または企業名の掲載(1名または1団体、10文字程度まで)
◎8000円・・・★5000円までのリターン全て+★公演DVD(1枚)+★み群杏子『夜の言箱』(1冊)※DVDと『夜の言箱』はDVD納品後一緒に梱包してお送りします
◎10000円・・・★5000円までのリターン全て+★お好きな日時の観劇チケット(1枚)+★み群杏子『夜の言箱』(1冊) ※ご希望の観劇日時をお伺いいたします。チケット、書籍は原則当日劇場にてお渡しします
現在、12月4日からの公演に向け、み群杏子作品の試演会、各スタッフたちとの打ち合わせ等を行い準備を進めております。今回はプロダクションファンディング(All inの実行確約型のプロジェクト)での挑戦になりますので、もし目標金額未達の場合でも、不足する資金は劇団で補填し、劇団大樹第16回公演『ポプコーンの降る街』を実現します。
リターンも必ずお届けいたしますので、ご安心ください。
ここまでお読みくださった皆様は、きっともう、劇団大樹について、そして今回の公演『ポプコーンの降る街』についてもかなり詳しくなっていただけたのではないかと思います。
以下本公演、そして劇団大樹の活動、更には演劇に懸ける想いを、主宰・川野誠一の言葉で掲載いたします。
「花と音楽で彩るみ群杏子の世界」というスタイルでの上演を続ける中で、「アナログ」という感覚が、僕の中で「人肌」という言葉に変換されて行きました。
僕はどこまでも演劇に対して、この「人肌」という感覚を持ち続けたいと思っています。
僕も色んな演劇を観に行きますが、やはり心を動かされるのはこの「人肌」を感じた時です。
首都圏に住む80%を超える人が孤独を感じていると、何かのニュースで見たことがあります。現代社会は急速なデジタル化によって人と人のコミュニケーションが奪われています。人は、人との触れ合いの欠如を情報量で埋め合わせるようになりました。
ですが情報は情報であり、本物ではありません。そしてそこに《質感》はありません。どんなに機械化が進み、世の中が便利になっても、そこに住んでいるのは昔と変わらぬ人間なのです。
自分の気持ちを心から理解し、喜びや悲しみを共に分かち合ってくれる人がいない生活は、例えどんなに豊かであろうと孤独から開放されることはないのだと僕は思います。
そんな社会の中にあって、僕が取り組んで行きたい演劇が《人肌》です。
やっぱり人間っていいな、人間って温かいなって演劇を通して感じてもらいたい。
「物語より世界を」
これが、僕がずっとこだわって来た演劇です。 今回の『ポプコーンの降る街2024』では、劇団史上初の可動式のパネル舞台と花美術を組み合わせる予定です。そして音楽はアコーディオン。シャンソン的な物悲しさとフランス的退廃・・そんなイメージを物語に重ねて行きたいと思っています。
きっときっと素敵な作品に仕上げますので、何卒、応援よろしくお願い致します。
劇団大樹 川野誠一
1000 円
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残り16枚
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